デンマーク家具の魅力。デザイン史を彩るデザイナーと作品たち。

by twistdesign
デンマーク家具

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日本では北欧インテリア・北欧家具が定番の人気となっていますが、北欧インテリアの中でもデンマーク家具は最も選ばれているのではないでしょうか。デンマークに根付く“Hygge(ヒュッゲ)”という言葉は「居心地が良い、心が安らぐ」という意味で、デンマークの人々の暮らしやインテリアへのこだわりを象徴しています。そんなデンマークの芸術文化・産業を代表するのが、デザイン・機能性ともに優れた「居心地が良い」デンマーク家具たち。今回はその歴史や特徴、代表するデザイナーや作品をご紹介します。

●デンマーク家具とは

1900年代初頭の北欧では、貴族向けの重くて大きな家具が主流でした。しかし、1940年代に生活協同組合がデンマーク国民を豊かにする目的で、「高い質、買いやすい価格、高い機能やデザインを」と掲げた家具製造したところから、現在のようなシンプルデザインが発達したと言われています。気候的にも寒く、昼間の日照時間が短い為に家の中で過ごす時間が長い国ですが、そんな生活者の事情に応えるかのようにデザイナーとメーカーが協力をして、日常の中に美しいデザインが根付いていきました。

デンマーク家具の特徴

長く寒い冬を快適に過ごすために、機能的で暖かみのあるシンプルなデザインが特徴です。また、物を大切に長く使う文化が浸透しており、経年変化を楽しめる木肌を生かした家具が多いのも特徴の一つです。

有名なデザイナー

デンマーク家具について知りたいなら、有名なデザイナーをまず抑えましょう。

・コーア・クリント

コーア・クリントは、「デンマーク近代家具デザインの父」とまで呼ばれたデザイナーです。建築家の父の元に生まれ、家具の分野で多くの功績を残す“デンマーク家具界の礎”ともいうべきデザイナーへと成長しました。デンマーク王立芸術アカデミーの建築科に家具コースを作ることに尽力し、クリントが初代教授を務めた家具デザイン科ではその後のデンマーク家具を牽引したデザイナーを多く輩出しました。代表的な作品としては、ファーボー美術館用に作られた「ファーボー・チェア」や折り畳みが可能な「サファリチェア」、「デッキチェア」など、クラシック家具の影響を受けた作品が挙げられます。

・ハンス・J・ウェグナー

ハンス・J・ウェグナーはデンマークを代表する家具デザイナーで、椅子の巨匠として知られ、500脚以上の椅子をデザインしています。ペーパーコード張りの座面で座り心地抜群の「Yチェア」や、低い座面で背もたれの高い「ピーコックチェア」が超ロングセラーとなった、デンマーク家具黄金時代を代表するデザイナーです。

・アルネ・ヤコブセン

アルネ・ヤコブセンはコペンハーゲン出身の建築家・デザイナーで、シンプルで研ぎ澄まされたデザインが魅力です。建築作品も多く残っていますが、やはり有名なのは椅子のデザイン。誰もが見たことがあるであろう「セブンチェア」や「アントチェア」、包まれているような感覚の「エッグチェア」や「スワンチェア」が有名です。

・フィン・ユール

フィン・ユールはコペンハーゲン出身の建築家・家具デザイナーで、建築や彫刻から影響を受けた美しいデザインが特徴です。彫刻家のヘンリー・ムーアやジャン・アルプの作品に傾倒しており、その影響からか、ユールの生み出す家具は彫刻作品を思わせる美しい曲線が魅力です。「No.53 Easy Chair」や「ペリカンチェア」、世界で最も美しいアームのイスと言われる「No.45」などが有名です。

・カイ・クリスチャンセン

カイ・クリスチャンセンはデンマークで生まれ、伝統的な家具の形態と職人技からインスピレーションを受けつつも、人間工学を考慮したデザインを多く残しています。すっきりとしたシルエットと座りやすさが特徴の「ネイルチェア」やシャープなアームの仕立てが美しい「No42ペーパーナイフチェア」が有名です。

・ボーエ・モーエンセン

ボーエ・モーエンセンはコーア・クリントに師事し彼の助手としてデザインを学びました。同い年で親友のウェグナーとは時に協力して商品をつくるなど、公私ともに非常に親交が深かったそうです。「庶民の味方」や「国民のデザイナー」、「家具の修道士」などという異名を持つモーエンセンの作品は、簡素さと美しさが共鳴する質実剛健なデザインが魅力です。代表作としては、アメリカのシェイカー家具の影響を受けた「シェイカーチェア J39」や、スペインの貴族の椅子から着想したという「スパニッシュチェア」などがあります。

デンマーク家具の人気ブランド・メーカー

北欧椅子をブランドやメーカーごとにチェックすれば、椅子だけでなく部屋全体のインテリア・コーディネートの参考にもなります。以下で紹介するブランドではデザイナー作品の正規品を販売しており、部屋全体のインテリアの参考にもなります。

・フリッツハンセン(Fritz Hansen)

フリッツ・ハンセンは、国際的な高級デザインブランドです。時代に左右されることなく、世界的にも有名なクラシックラインからコンテンポラリーラインまで、家具、照明、アクセサリー小物をひとつの世界観をもって表現しています。1872年にデンマークで創業し、長年に渡り一流の国際的デザイナーと協力し、時代を先取りした彼らのコンセプトに命を吹き込んできました。アルネ・ヤコブセンの「エッグチェア」、「スワンチェア」、「セブンチェア」、ポール・ケアホルムの「PK22チェア」や「PK80デイベッド」がコレクションに含まれています。コンテンポラリー・コレクションには、現代のデザイナーたちによる新しいデザインの家具やアクセサリー小物も揃っています。

フリッツハンセン(Fritz Hansen)

出典:フリッツ・ハンセン

・カール・ハンセン&サン(Carl Hansen & Son)

1908年、家具職人のカール・ハンセンによってデンマークのオーデンセに設立された家具メーカーです。1920年代後半からデザイナーとタッグを組んだ商品開発をはじめ、1949年よりスタートしたハンス・J・ウェグナーとのパートナーシップで数々の名作を発表。中でも1950年に発表された「Yチェア」は、世界で最も愛され続けている椅子と言える不朽の名作です。カール・ハンセン&サンの高い技術力が、デザインの具現化と世界中への供給を可能にしています。デンマークだけにとどまらず、北欧を、そして世界を代表するトップ家具ブランドの1つです。

カール・ハンセン&サン

出典:カール・ハンセン&サン

・ゲタマ(GETAMA)

1899年、デンマークの海に近い街・ギズステズ(Gedsted)で設立した家具メーカーです。当時はマットレス(Mattres)専門メーカーで、詰め物に海藻(Tang)を使っていたことから、それぞれの頭文字を取って「GETAMA」と名付けられました。現在は、マットレスからソファやテーブルへ、また詰め物も海藻からスプリング、ウレタンフォームへと拡大し、北欧を代表する家具メーカーになっています。ハンス・J・ウェグナーとの共同開発を契機に、彼の高い要求に革新的な技術開発で応え続け、1950年代初頭から数々の名作を世に生み出し続けています。デイベッド「GE258」「GE259」や、ソファシリーズ「GE290」は、ウェグナーの代表作にして世界のベストセラーです。

ゲタマ(GETAMA)

出典:デニッシュインテリアス

・ムート(Muuto)

ムートは2006年、デンマークにて設立された比較的新しい家具ブランドです。北欧家具ブランドらしいシンプルでミニマムなデザインを継承しつつ、北欧諸国から探し出した若手気鋭デザイナーらとのコラボレーションで次々と新鮮なプロダクトを輩出しています。ラインナップするプロダクトは、家具から照明、インテリア小物、日用品と多岐におよび、日本国内でも有力インテリアショップで数多く展開されています。北欧デザイン界を牽引する力を持った、ニュースタンダードというべき北欧ライフスタイルブランドです。

ムート(Muuto)

出典:ムート

●デンマーク家具を生かしたインテリア

デンマークのインテリアはシンプルモダンながら温かみのある印象にまとめられていることが特徴です。日照時間が短く冬が長いデンマークでは少しでも部屋を明るく見せる為、
フローリングはホワイト系の明るい色で、白い壁でまとめられている部屋が多い印象です。また家具は長く使うものと考え、生活スタイルに合わせてヴィンテージを売買する習慣もあるので、経年で味わいがでる木肌が美しい作品が多いのも特徴です。明るいお部屋にシンプルでデザイン性の高いデンマークの北欧家具が加わることで、デンマークインテリア特有の温かみのあるシンプルモダンなインテリアが出来上がるのです。

デンマーク家具を買うならまずは椅子から

<アントチェア/アルネ・ヤコブセン>

アルネ・ヤコブセンによりデザインされたアントチェアは、フリッツ・ハンセン社を代表するベストセラーであると同時に、家具の歴史におけるアイコン的存在の椅子でもあります。成形合板でできたなめらかなフォルムのチェアは同じくヤコブセンの「セブンチェア」と並んで人気の作品です。

アントチェア

出典:フリッツ・ハンセン

<CH24 Yチェア/ハンスJ.ウェグナー>

「Y チェア」はデニッシュ・モダンの代名詞とも言える、ハンスJ.ウェグナーの最も有名な作品です。アームと背もたれを一体にするという、それまでの椅子デザインに見られなかった斬新なデザインで、曲木製のアームからくる安定性と心地よい使用感・Y字形の背もたれが特徴です。座面にはペーパーコードが貼られており、耐久性と独特の安定感を生み出しています。椅子に求められる機能性と見た目の美しさを兼ね備えたこのチェアなくして、デンマーク家具は語れないでしょう。

CH24 Yチェア

出典:カール・ハンセン&サン

<No45/フィン・ユール>

「世界でも最も美しい肘を持つ椅子」といわれるフィン・ユールの名作です。まるで彫刻作品のような3次元の美しいフォルムは世界の人々を虜にします。座面がフレームから浮いて見えるようなフィン・ユールらしい特徴はこの作品から始まりました。

No45

出典:北欧家具.com

ソファで楽しむデンマーク家具

<スワンソファ/アルネ・ヤコブセン>

スワンソファは 1958 年に、コペンハーゲンのSASロイヤルホテル内のスイートルームやラウンジ、パノラマレストラン向けにデザインされたソファです。スワンソファの特徴ある立体的なフォルムは、 エッグチェアやスワンチェアと同様に直線を持たず曲線のみで構成されており、ヤコブセンらしい特徴的なデザインです。

スワンソファ

出典:フリッツ・ハンセン

<CH72 ソファ/ハンス J. ウェグナー>

ハンス J. ウェグナーのCH72 ソファは、張地加工をはじめとする、高い職人技巧を基盤に1952年に発表されました。コンパクトなフォルムで、スペースが限られた住空間での使用を考慮したデザインです。張地をあしらったオーガニック感溢れるフォルムは空間のどの位置に配しても、美しい存在感を放つデザイン。半世紀が過ぎた今日も人々を魅了する、流れるような優美なフォルムが美しいデザインです。

CH72 ソファ

出典:フリッツ・ハンセン

チェストデンマーク家具

<2段チェスト/カイ・クリスチャンセン>

カイ・クリスチャンセンデザインのチークの2段チェストです。 持ち手のデザインがアクセントとなった人気のアイテムです。小さいけれど存在感があり、お気に入りのものをディスプレイすることでお部屋のインテリアがランクアップしそうです。

2段チェスト

出典:ハミングジョー

<CH825 | CREDENZA/ハンス J. ウェグナー>

「CH825 クレデンサ」は、ハンス J. ウェグナーによる1959年のデザインです。シンプルなモダンさが映える、洗練された機能を多数搭載した存在感のあるサイドボードでリビングスペースのチェストとしても使えそう。このサイドボードは、オークションでここ数年高い人気を誇っていましたが、カール・ハンセン&サンではウェグナーの生誕100周年を記念し復刻しています。可動式の棚板、そしてオーク材の引き出しが付いた内部には、かなりの収納が可能です。

CH825

出典:カール・ハンセン&サン

ダイニングテーブルで豊かな食卓を演出

<BM1160 | HUNTING TABLE/ボーエ・モーエンセン>

見事なクラフトマンシップと機能の共演、ボーエ・モーエンセンのBM1160 ハンティングテーブル。その名は、「ハンティングロッジ」をテーマに開催されたコペンハーゲン家具職人ギルド展で発表されたことと、野性味あふれる木材のイメージから来ています。
天板は、他のテーブルに比べて細身で。空間に限りある場所にも適しています。誰にもでも手の届く家具を追求したモーエンセンのデザイン哲学の表れた作品といえます。テーブルに安定性を与えている真鍮製の2本の支柱が印象的で、職人技が映えるコントラストをつけた木製のくさびなど脚部の美しさがテーブルの優雅さを強調しています。

BM1160

出典:カール・ハンセン&サン

<CH002 | DINING TABLE/ハンス J. ウェグナー>

ダイニングテーブル 「CH002」は、ハンス J. ウェグナーが1982年に発表したテーブルシリーズの一つ。都会の限りある住空間に求められるニーズにウェグナーが応えたテーブルです。両端の伸長板で限られた空間をフレキシブルに使用することが可能で、スペースの限られた部屋でも活躍してくれそうです。

CH002

出典:カール・ハンセン&サン

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