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デザイン家具

デザイン家具インテリアデザイン

モダンインテリアとは?特徴やポイントをご紹介

by twistdesign 2020年10月15日

世界中で大人気のモダンインテリア。ミニマムで、機能的、かつ清潔感のあるスタイルは、ホテルやオフィスのような公共の場だけでなく、昨今は一般家庭のインテリアとしても人気があります。ネットショッピングが普及し、SNS等で様々な情報が溢れている時代となり、便利になった一方で、自分にとって必要なのか、見失ってしまいそうになる人も多い現代。だからこそ、本当に大切なものだけを選び、余分ものを手放すモダンスタイルにすることで、部屋だけでなく心の整頓もできるのでしょう。部屋をごちゃごちゃと飾りつけたりするのとは対照的なのがモダンインテリアスタイルですので、最近の断捨離やミニマリストのブームもあり、大変人気が高まっています。今回はモダンインテリアの特徴やポイントを、実例を挙げてご紹介します。

【モダンインテリアとは?】

「modern」を英和辞書で調べると「現代式の」「近代的な」「最新の」などと出てきます。もともとモダンスタイルとは、ガラスや金属などの素材を使った、現代的な無機質かつ直線的なインテリアをコーディネートし、都会的な洗練された雰囲気を演出するスタイルを指していたようです。それが、時代を経て、余計な装飾を削ぎ落としたシンプルで上品、さらにホテルのような清潔感があり、シャープな印象のスタイルへと進化していきました。さらに「シンプルモダン」「和モダン」など好きなテイストでありつつシンプルなモダンインテリアをコーディネートする達人も増えています。

【モダンインテリアの基本ポイント】

モダンインテリアをコーディネートするうえで大切な基本ポイントは3つ。重要なのは色、そして素材・デザインとスペースです。それぞれの特徴をご紹介します。

モダンインテリアの基本ポイント① カラー

出典:Pinterest

モダンインテリアのメインカラーとして使われる色は、モノトーン(白、黒、グレー)です。特に、白を基調にするとホテルのような清潔感溢れるイメージになります。黒を基調にする場合は、引き締まったクールな印象です。また、グレーやシルバーもモダンインテリアのコーディネートに便利なカラーです。メインカラーを決める時は部屋のベースカラーである床、壁、天井の色を考慮することがとても大切です。配色の割合は、ベースカラー70%、メインカラー20%、アクセントカラー10%で決めるのが基本です。モダンインテリアのアクセントカラーとしてよく用いられるのが三原色(赤、青、黄)です。モノトーンの部屋では、かなり目立つ色なので、絵やファブリック系のアイテムなどを用いて10%以下に抑えることで、部屋を引き立て、シャープな印象になるでしょう。ただし、三原色の使い過ぎは、ごちゃごちゃしたイメージになり、モダンインテリアとは逆の方向になってしまうので気を付けてください。

モダンインテリアの基本ポイント② 素材・デザイン

出典:Pinterest

テーブルや椅子などの家具は、部屋の雰囲気作りには欠かせないアイテムです。モダンインテリアに合う家具は、素材や形がポイント。まず素材としては、ガラス、クロムメッキ、アクリル、スチール、ステンレスなどの無機質で光沢のある素材が、近代的なイメージが強く、モノクロのメインカラーによく映えます。また、鏡面仕上げの家具もモダンな印象を作り上げてくれるアイテムです。デザインは、あいまいな輪郭や装飾ではないことがポイントです。定規で引いたかのようなカクカクした直線や、円や楕円などのすっきりとした曲線のフォルム、さらにフォルムが大きなのも、モダンインテリアの部屋に合う家具の特徴です。また、脚部が細かったり、床からの高さがあったりと、ある程度のスペースを感じさせる家具を選ぶのもモダンインテリアのポイントです。

モダンインテリアの基本ポイント③ スペース

出典:Pinterest

モダンインテリアのイメージは、生活感があまり感じられないようなすっきりとした清潔感のある部屋です。物がたくさんあって、家具がぎっしり置かれた部屋とは対照的ですね。そんなモダンインテリアに近づけるために重要なのは、開放的なスペース。ミニマリズムのようなテイストを部屋に取り入れる場合には、ある程度のスペースが必要となります。部屋が狭く感じる場合には、家具や装飾品を減らし、解放感のあるスペースを作りましょう。また、家具を選ぶ際は、圧迫感を感じさせないものがベスト。ミニマルライフを意識して、ゆったりしたスペースでモダンインテリアをコーディネートしてください。

【モダンインテリアの種類】

近年、モダンインテリアには「和モダン」「フレンチモダン」など派生した独自のスタイルができていて、モダンインテリアの基本は押さえつつ、それぞれ印象が異なるコーディネートになっています。人気のある5種類の特徴などをご紹介します。

モダンインテリアの種類① 和モダン

出典:Pinterest

戦前、日本の住宅のほとんどは、木や土などの自然材で作られた和風木造住宅で、自然色以外に色がなく、家具や装飾も少ないシンプルな空間でした。戦後は、生活様式がどんどん洋風化し、洋風建築はステイタスのシンボルになっていきました。古くから親しまれて来た和室は、洋風のデザインの家具や照明などのアイテムに合わないと敬遠されがちですが、もともと余計な装飾がなく、真っすぐなラインが美しい和室は、実はモダンインテリアと相性がぴったりなのです。

和室と現代の家具を組み合わせる「和モダンインテリア」は、近年海外での評価がとても高く、人気があります。自宅に和室があるけれども、なかなか上手く使いこなせないという方は、モダンインテリアを取り入れてみてはいかがでしょうか。2つのインテリアスタイルの個性を活かしつつ、インテリアのセンスがワンランクアップする和モダンは、今の時代にこそ新鮮なスタイルです。

モダンインテリアの種類② ナチュラルモダン

出典:Pinterest

温もりのあるナチュラル感とモダンなスタイリッシュさをミックスした、近年人気の「ナチュラルモダン」。モノトーンカラーや、直線や曲線のフォルムなどモダンインテリアの印象は残しつつ、木や植物などを取り入れたナチュラルインテリアの特徴も併せ持ったスタイルです。無機質で光沢のある素材と、ナチュラル感強めテイストがミックスされた、緊張感と温もりの甘辛バランスは、シンプルなのにお洒落で、お客様がきても居心地よくくつろげそうな空間を作りあげます。モダンインテリアとナチュラルインテリアは、一見すると反対のスタイルに思えますが、家具に用いるフォルムはどちらもシンプルで、余分な装飾がないのは同じです。ナチュラルモダンは自然の温かみを失わずに、ミニマルなコーディネートを目指す方におすすめのスタイルです。

モダンインテリアの種類③ 北欧モダン

出典:Pinterest

インテリアスタイルで、定番の地位を確立している「北欧スタイル」。世界中に北欧インテリアや雑貨を紹介するインスタグラマーやブロガーいて、その人気は衰えるところを知りません。ナチュラルでスタイリッシュな雰囲気の北欧インテリアは、日本でもすっかり定着しています。北欧デザインの特徴は、「シンプル」「モダン」「ナチュラル」「機能的」「実用的」などです。聞くだけで、モダンインテリアとの相性はバッチリですね。ただし、北欧雑貨は、マリメッコのように、鮮やかな色調や、パッと目を惹くオリジナリティあふれる柄なども有名ですので、モダンインテリアと組み合わせる際は、カラーリングに注意が必要です。あまりにたくさんの色を使うと、モダンインテリアのクールなイメージから離れてしまいます。北欧スタイルの幾何学模様などをアクセントにして、インテリアに取り入れるのがお勧めです。

モダンインテリアの種類④ シンプルモダン

出典:Pinterest

無駄なものを無くし、選び抜かれた上質なものを使うということは、モダンインテリアの基本となる発想です。しかし、モダンインテリアだと無機質で冷たい雰囲気が寂しいと言われる方もいます。アイテムの質感やカラーリングに変化を付けて、ミニマルに近いけれども優しい雰囲気のある「シンプルモダンインテリア」の人気が最近高まっています。全てをスタイリッシュなイメージが強調されるモノトーンカラーだけにせず、淡い色彩を取り込むことで、部屋にあたたかみと潤いをプラスします。現代的でありつつも、エレガントで心が落ち着きそうなインテリアは、今後のモダンインテリアの代表になっていくかもしれません。

モダンインテリアの種類⑤ フレンチモダン

出典:Pinterest

エレガントで上品なフレンチテイストに、モダンで大人っぽい印象を取り入れた「フレンチモダンインテリア」。白い漆喰の壁にモールディングの装飾などを取り入れるクラッシックフレンチの要素に、モダンなデザインの家具を組み合わせたテイスト。デコラティブさとシンプルさのバランスが取れると、エレガントかつスタイリッシュな空間を作ることができます。壁が装飾的なので、アクセントカラーをあまり入れず、モダンインテリアのモノトーンカラーでまとめることで、モダンですっきりした印象になります。

【モダンインテリアに合うアイテム】

お部屋の色合いやスタイルが決まったら、次に家具や雑貨などのアイテムが必要になります。もちろんモダンインテリアはシンプル・イズ・ザベストなので、あまり色々なものを置いたり飾ってしまっては意味がありません。「これぞ!」というアイテムを吟味して選ぶことが重要です。モダンインテリアにぴったりなアイテムを4つご紹介します。ご自分らしいモダンインテリアの部屋作りに生かして下さい。

モダンインテリアに合うアイテム① 観葉植物

出典:Pinterest

ハードルがあまり高くないアイテムが「観葉植物」。直線が多いモダンインテリアの中に、ナチュラルなラインの植物を置けば、簡単に部屋に個性を与えてくれます。また、葉の形状やフォルム、植物を入れる鉢の形や素材も重要なポイントです。育った時の大きさや形も知っておくのがいいでしょう。メインカラーとの兼ね合いに注意して選べば、無機質なモダンインテリアの美しいアクセントカラーになること間違いなしです。

モダンインテリアに合うアイテム② 絵画

出典:Pinterest

モダンインテリアでミニマルなライフスタイルにしたいものの、個性もしっかり出したいなら自分の好きなアートを選んでみましょう。モノトーン系が基本のモダンインテリアに原色系のアクセントカラーを入れるなら、絵画は大変お勧めです。モダンインテリアにはアート系の写真を飾るのが定番ですが、どこにでもある写真を飾るより、一点物の絵画を飾ることで、部屋がアートギャラリーのようになり、ワンランク上のインテリアになります。大きめの絵を一つ飾れば、ごちゃごちゃした雰囲気にならず、モダンインテリアを維持したままオリジナルな部屋を演出してくれます。

モダンインテリアに合うアイテム③ ペンダントライト

出典:Pinterest

モダンインテリアは、スタイリッシュなペンダントライトを組み合わせると、より一層おしゃれな空間を作り上げてくれます。ダイニングテーブルの上にシンプルで現代的なペンダントライト下げると、アーティスティックでクールな雰囲気を演出してくれます。部屋の雰囲気作りに欠かせない照明は、ダウンライトとペンダントライトの異なるタイプを上手に組み合わせると、インテリアのグレードアップに繋がります。

モダンインテリアに合うアイテム④ デザイナーズチェア

出典:Pinterest

世界中で今もなお愛され続けている巨匠デザイナーのチェアは、モダンインテリアでコーディネートされた部屋にふさわしい家具と言えるでしょう。デザイナーズチェアは、近年意匠権が切れリプロダクト家具として非常に手に入りやすくなっているものも増えています。デンマークの巨匠ヴェルナー・パントンによる名作パントンチェアは、もともと、その時代ごとに最も優れた素材を用いるというパントンのアイデアのもと、今でも新しい素材をもって生まれ変わり続けている名作家具ですので、現在でも製造販売されています。形、素材、色、すべてがモダンインテリアにぴったりのアイテムです。

【おわりに】

モダンインテリアの特徴とポイントなどをご紹介させていただきました。いかがでしたでしょうか。モダンインテリアにも様々な種類ありますが、共通しているのは生活感のない無機的なスタイリッシュさです。モダンインテリアに共通したポイントをおさえたうえで、ナチュラル感、温かみ、ビビットカラーなど、ご自分の好みを加えて、お気に入りのおしゃれなモダンインテリアをコーディネートしてみてください。

2020年10月15日
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デザイン家具

デンマーク名作家具10選!特徴や歴史とともにご紹介

by twistdesign 2020年10月12日

【デンマーク家具の特徴と歴史】

一般にデンマーク家具と聞いて思い浮かべる家具は、1940年代から60年代の約30年という限られた期間にデザインされたものがほとんどです。特徴としては、「シンプル」「モダン」「ナチュラル」「機能的」「実用的」などがあげられます。デンマークでは1900年代以前はオリジナルと言える家具デザインは存在していませんでした。1900年代初頭から工業的な大量生産を前提としたバウハウスに影響を受け、それが独自の進化を遂げ、木材の材質を重視し、伝統的なクラフトマンシップを維持しながら、一般市民にも手が届きやすく使いやすい家具を作ることにいたりました。

日本で紹介される北欧家具で、代表的なものはデンマークのデザイナーによるものです。デンマークの家具デザインで一番重視されていることは機能性や実用性。十分な機能や性能があることが確認されてから美しさを追求します。昔から引き継がれている高い技術と感性が、今でも世界中から高い評価を受けている理由でしょう。現代でも、その技術やデザインを受け継ぐデザイナーが輩出されています。

【デンマークの名作家具】

そんなデンマークで巨匠と呼ばれるデザイナー達によってデザインされ、今もなお愛され続けている名作家具があります。シンプルなデザインで、機能性があり、実用的な名作家具10選をデザイナーと共にご紹介させていただきます。

デンマークの名作家具10選①②
アントチェア&エッグテーブル/アルネ・ヤコブセン

出典:Pinterest

アルネ・ヤコブセンがデザインした、ミッドセンチュリーの象徴的なデンマークのチーク材を使用した、アントチェアとエッグテーブル。

アントチェアは、1951年にデンマークのノボノルディスク社の社員食堂用の椅子としてデザインされた世界初の量産型椅子です。座面、背板を1枚の3次元成型合板という高度な技術で作られた椅子は、当時の木製家具の世界に新しい風を吹き込んだデンマークの名作家具です。そのフォルムが蟻を連想させることから、「アント(蟻)チェア」の愛称を持ち、日本ではアリンコチェアとも呼ばれています。

アリンコチェアに合わせて、天板が卵形のエッグテーブルもデザインされました。このテーブルは小ぶりながらも大胆なデザインで、アリンコチェアとマッチするように3本脚です。フリッツ・ハンセン社より発売され、1952年から1960年までの8年間だけ製造されました。現在はリプロダクト版がお手頃な値段で販売されています。

デンマークの名作家具10選③
セブンチェア/アルネ・ヤコブセン

出典:Pinterest

アルネ・ヤコブセンがデザインしたアントチェアの後継として1955年に発表されて以来、現在までに全世界で700万台以上販売されており、また、世界で一番売れているスタッキングチェアとして知られる「セブンチェア」。日本にでも、オフィス、図書館や美術館などの公共施設などでもよく使われているデンマークの名作家具です。

デンマークの名作家具10選④
スワンチェア

出典:Pinterest

スワンチェアは、1958年にデンマーク、コペンハーゲンにあるSASロイヤルのロビーおよびレセプションエリアのために、エッグチェアと共にアルネ・ヤコブセンによってデザインされました。スワン(白鳥)が羽を広げようとするイメージで、直線がなく、曲線のみの貝殻形状は圧迫感がない優しいデザインの名作家具です。

アルネ・ヤコブセン (Arne Emil Jacobsen) 1902〜1971

世界で最も有名な北欧デザイナーと言っても過言ではないアルネ・ヤコブセン。ヤコブセンは、北欧デンマークのモダニズムをリードした建築家兼家具デザイナーです。1920年代から70年代にかけて多くの有名建築をデザインしました。また、上記で紹介した「アントチェア」「エッグテーブル」「セブンチェア」「スワンチェア」など、今でも人々に愛される機能的で、デザインも美しい、北欧を代表する家具を生み出したデザイナーです。

デンマークの名作家具10選⑤
Yチェア/ハンス・J・ウェグナー

出典:Pinterest

ハンス・J・ウェグナーによる名作Yチェア。1950年の発表以来、これまでに世界中で70万脚以上が出荷されていて、数多くあるウェグナーの椅子の中で最も売れたと言われる椅子です。ゆったりとした奥行きのある座面と背から肘まで緩やかに回り込むようなラインの肘掛けが特徴で、ダイニングでもくつろげるチェアとして愛され続けています。中国の明朝時代の椅子をヒントにデザインされ、細部を更に突き詰めることで誕生したチェアで、機械生産がしやすい形状のため、工業デザインとしても優れています。背板の合板がY字型なので、Yチェアと呼ばれています。

デンマークの名作家具10選⑥
CH339 ダイニングテーブル/ハンス・J・ウェグナー

出典:Pinterest

1962年にデザインされたハンス J. ウェグナーの代表作の一つ、ダイニングテーブルCH339。天板に伸長板を挿入することで、伸長することもできる実用的なテーブルです。楕円の曲線美とシンプルな構造が、これぞデンマーク家具というデザインです。デザイン性だけではなく機能性、耐久性にも大変優れていて、長年同じコンディションのまま使い続けることができるデンマークの名作家具です。

ハンス・J・ウェグナー (Hans Jørgensen Wegner) 1914〜2007

ハンス・J・ウェグナーは、13歳から家具職人の下で修行を始め、17歳の時には指物師のマイスターの資格を取得しました。20歳のまで家具職人の下で修行しながら、国立産業研究所で木材についての研究もしていたという努力家。23歳の時デンマークのコペンハーゲン美術工芸学校に入学し家具設計を学びました。妥協のない品質へのこだわり溢れる多くの家具を創り出したウェグナーは、生涯で500種類以上ものチェアをデザインした20世紀の北欧を代表するデザイナーの一人です。彼のデザインした家具は今でも生産され、日本でも多くの人々に愛され続けています。

デンマークの名作家具10選⑦
J39 シェーカーチェア/ボーエ・モーエンセン

出典:Pinterest

デンマークで「庶民のデザイナー」として知られるボーエ・モーエンセンによる、素材を生かしたシンプルなデザインが特徴の「J39 シェーカーチェア」。モーエンセンは、人々の住宅事情や消費意識などに合わせた家具を追求し、一般庶民が購入できる価格でありながら、質の高い家具を創ることを使命としていました。「J39 シェーカーチェア」の背もたれには、大きく湾曲させた幅広の板を使い、すっきりしたデザインの上、生産性の高い椅子です。デンマークでは「庶民の椅子」と呼ばれ、現在でも国民的な椅子として親しまれている名作家具です。

デンマークの名作家具10選⑧
C18 シェーカーダイニングテーブル/ボーエ・モーエンセン

出典:Pinterest

1947年、ボーエ・モーエンセンがFDBモブラーの家具部門責任者だったころにデザインしたC18ダイニングテーブル。伝統的なシェーカー様式のテーブルから着想を得たH型の脚で、 脚が角に無いので、どの位置にも椅子を置くことができ、大人数で囲むのに適しています。 また椅子に座る際に脚が邪魔にならないため出入りがしやすく、車椅子の納まりも良いため、ユニバーサルデザイン性の高さにも注目が集まっているデンマークの名作家具です。

ボーエ・モーエンセン(Børge Mogensen)1914~1972

デンマークで「庶民のデザイナー」として知られるボーエ・モーエンセンは、16歳で木工職人に弟子入りし、20歳で木工マイスターの資格を得ました。22歳でコペンハーゲン美術工芸学校に入学し、本格的に家具デザインを学びます。その頃学校で仲が良くなり長年交流を持つのが次に紹介するハンスJ.ウェグナーです。また、美術工芸学校を卒後したのち進学した、デンマーク王立アカデミー家具科では、コーア・クリントに師事し、様々な家具の応用や数学的アプローチに基づく家具デザインの方法論を学びます。1942年には、28歳にしてFDBモブラー家具デザイン室の責任者に抜擢されました。

デンマークの名作家具10選⑨
パントンチェア/ヴェルナー・パントン

出典:Pinterest

現在ではミッドセンチュリーデザインの象徴ともいわれるヴェルナー・パントンによる名作パントンチェア。 パントン自身の名を冠したパントンチェアの、 安く生産できるパリエステル樹脂の一体成型という画期的なアイデアと、可塑性の素材でなければ成しえない、流れるような究極のフォルムは、発表されるやいなや世界中で大絶賛を受けました。そして、その時代ごとに、最も優れた素材を用いるという彼のアイデアのもと、今でも新しい素材をもって生まれ変わり続けているデンマークの名作家具です。

ヴェルナー・パントン(Verner Panton) 1926~1998

デンマーク近代家具デザインの「異端児」ヴェルナー・パントン。独特の色彩構成と近未来的な空間形成は1960~1970年代のデザイン界に大きな影響を与えました。21歳からコペンハーゲンのデンマーク王立芸術アカデミー建築を専攻した後、当時の北欧デザイン界のトップであったアルネ・ヤコブセンの建築事務所で働き腕を磨きます。2年で退所した後は、3年間ほどヨーロッパ各地を放浪し、その後、1955年に若干29歳という若さで自身の建築デザイン事務所を設立します。パントンは家具の概念を覆す斬新な家具やインテリアを次々と発表しました。

デンマークの名作家具10選⑩
ダイニングテーブルPK54/ポール・ケアホルム

出典:Pinterest

円形のダイニングテーブルPK54は、ポール・ケアホルムの代表的なダイニングテーブルです。ケアホルム夫人であるハンナ・ケアホルムが自邸のダイニングで使うためにデザインしたダイニングチェアのPK9と合わせて1963年に作られました。天板は正円、脚は4つの正方形を組み合わせたもので、とてもシンプルな構造です。また、天板は石、ベースはスチールで、対照的な形と素材が組み合わさり、現代的な印象を与えます。さらに、このテーブルの大きな特徴として、テーブルの大きさを拡張させる木製のパーツがあります。大理石と木の組み合わせは、新しい表情を生み、大人数で使用することを可能にします。

ポール・ケアホルム(Poul Kjaerholm)1929~1980

シャープで直線的な作品で知られるポール・ケアホルムは、家具職人としての修業した後、コペンハーゲン工芸学校で家具デザインを学びました。ケアホルムは、当時から建築素材に強い関心を持っており、家具の素材としてはまだ一般的ではなかったスチール素材も、木などと同様、芸術的な繊細さをもつ天然素材であると考えていました。卒業後はフリッツ・ハンセン社に約1年間勤め、その間に重要な椅子のプロトタイプを数多くデザインしました。1955年より家具メーカーのアイヴィン・コル・クリステンセン社との共働し、その協力は1980年にケアホルムが51歳の若さで亡くなるまで続きました。

【おわりに】

ご紹介した椅子やテーブル以外にも、まだ数多くの名作家具があります。もし「デンマークの名作家具」に興味を持っていただけましたなら、是非ともご自分でさらに調べてみてください。ご自分が好きな、シンプルかつ美しいデンマークの名作家具がきっと見つかることでしょう。

2020年10月12日
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デザイン家具インテリアデザインオフィスデザイン北欧デザイン

深く洗練された、おしゃれなデンマークのテーブル10選!

by twistdesign 2020年10月11日

・家具の王道デンマークより

北欧家具の中でも、スウェーデンと並んで王道なデンマーク。ナチュラルでのどかながら、どこか古風で厳粛なデザインが、生活に知的な刺激を与えてくれそうな感じがします。デンマークといえば、シェークスピアの四大悲劇のひとつである『ハムレット』の舞台。かの傑作の王宮の中にあるような典雅で、孤高な雰囲気のものもあります。

一言でいえば、デンマーク家具には独特の深さがあります。今回はそんなデンマークに国をしぼって、テーブルを10点ばかり紹介させていただきます。これからインテリアを変えたいと思っている人には、デンマーク家具という選択肢はとてもいいものだと納得できるはずです。それでは、確かな品質と高度な思索性を感じるデンマークのテーブルの世界へ。

 

・10万以下の商品

デンマークのテーブル①:アルネ・ヤコブセン氏デザイン エッグテーブル

出典:楽天市場

アルネ・ヤコブセン氏によってデザインされたテーブル。卵形で、その丸みが非常に優しい感じを演出しています。コンパクトであるので持ち運びにも便利。ウォールナットの雰囲気が大人っぽくて高級感があるが、値段はそれほど高くはないので、デンマークテーブルを試してみたい方におすすめです。

 

デンマークのテーブル②:カールハンセン&サン CH337

ハンス・J・ウェグナー氏によりデザインされたダイニングテーブル。かなり北欧っぽい一品。オーク材の細かな質感が、静かに空間に浸透していきます。丸みがあり、2人くらいの少ない人数から8人程度の人数まで、使用しても無理のない万能なテーブル。このテーブルで、おしゃれで大人っぽいディナーを演出してみるのもなかなかいいかもしれません。

出典:楽天市場

 

デンマークのテーブル③: ダブルデイ デニッシュコーヒーテーブル

出典:楽天市場

クラシックで中世風なコーヒーテーブル。ジャズ喫茶やアングラなバーなんかにも使えそうなどこか孤独なテイストもただよっています。ソファの前にこの机を置いて、少しビートニクスな書物をゆっくりと読書するのもいいかもしれません。

 

デンマークのテーブル④: HAY コペンハーグ ラウンドテーブル

出典:楽天市場

シンプルかつ研ぎ澄まされた存在感をほこるHAYのラウンドテーブル。一人暮らしにもおすすめですし、4人~6人くらいの家族でしたら、共同生活用のテーブルとしても十分に機能します。オーク材のナチュラルな雰囲気が、コーヒーや紅茶の風味をより甘美に感じさせてくれそうですね。コペンハーグシリーズのテーブルはほかにもあり、どれもみなシンプルで感性が豊かです。

 

・10万以上の商品

デンマークのテーブルまとめ⑤:ダブルデイ タイルトップテーブル

出典:楽天市場

アンティークな空気がじっとりとにじみ出ている深みのあるテーブル。タイルの雰囲気が、まさしくハムレットのいた時代を連想させます。写真のように植物を活けておくのも、なかなか趣がありおすすめです。伝統と文化を秘めながらも、そこにいてくれるテーブル。

 

デンマークのテーブルまとめ⑥:ダブルデイ デニッシュドレッシングテーブル

出典:楽天市場

デンマーク製のドレッサー。上品で古風、少し貴族的な空気が漂ってます。化粧台の前に長く座る女性の方におすすめ。サイズもコンパクトで使い勝手がいいです。木材の知的な雰囲気、深みのある孤高な感じ、なんだかエレガントな人間になれそうですね。

 

デンマークのテーブルまとめ⑦: HAY CPH30 ダイニングテーブル

出典:楽天市場

新進気鋭のデザイナーであるロナン&エルワン・ブルレック兄弟によって作られたテーブル。こちらはアジア用の比較的コンパクトなサイズであり、われわれ日本人の住居や部屋などのあまり面積が広くない空間に置いても、ゆったりとスペースが確保できます。リノリウムのトップがどこか冷静でスマートな印象を与えてくれます。

 

デンマークのテーブルまとめ⑧:カールハンセン&サン エクステンションテーブル CH002

出典:楽天市場

両端の部分が折りたたみ可能になっていて、テーブルの大きさを変えることができる特色のあるテーブル。また、その折りたたみ部分自体が非常におしゃれであり、スマートな印象を与えてくれます。ビーチやオーク材など、テーブル自体のバリエーションも豊富であり、自分らしい選択ができます。

 

デンマークのテーブルまとめ⑨:スパイス ダイニングテーブル

出典:楽天市場

コペンハーゲンのレストランやカフェなどで置かれているような雰囲気の、素朴でシックなデザインのテーブル。チーク材の温かい感覚が、スローライフな人生を現前させてくれそうです。ナチュラルで静寂な、暖色の生活を作ってくれそうですね。

 

デンマークのテーブルまとめ⑩:カールハンセン&サン ハンティングテーブル BW1160

出典:楽天市場

高名なデザイナーであるハンス・J・ウェグナー氏によるデザインである、マスターピースのひとつ。調和的な曲線が、気配りや優しさを伝えてくれます。値段は高いですが、丹念に計算されたデザイン、品質など、確かな価値がそこにはあります。

 

 

・デンマーク家具の世界は、どうでしたか?

確かな品質と個の感性の光るデザイン、しかし調和を意識した穏やかな理性。それゆえに値段もそこそこしますが、それだけの価値はあります。

デンマーク家具の中からあふれ出ている深み、思索性の高さは、もしかしたらデンマークという土壌と密接につながっているのかもしれません。家具も無論ひとつの芸術作品であり、詩や音楽のように、その場所特有の空気、情感、思考といったものを持っています。そういえば、かの哲学者キルケゴールはデンマークの哲学者でした。彼の中にある内向的な深み、完結性、徹底性というものも、上記の家具たちに感じられるポイントでもあります。

自分の内面に深く入りこみ新しい世界を発見したい人には、デンマークテーブルを部屋にそっと置いておくと、いつもと違う世界が待っているかもしれません。

2020年10月11日
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デザイン家具インテリアデザイン北欧デザイン

テレワークに最適な北欧スタイルの椅子20選!おしゃれで機能性の高いものを中心に

by twistdesign 2020年10月2日

・新しい働き方のためには新しい環境づくり?

現在世界中で猛威をふるうコロナ。そして、それと同時に飛躍的に進んでいく情報化社会。いまやパソコン一台がお家にあれば、もう会社や学校に行かなくてもいい時代になりつつあります。

そうした状況の中、私たちは家庭で過ごすことが多くなりつつあります。それならば、普段のインテリアとしてもリラックスができ、仕事や勉強用のインテリアとしてもシックで落ち着いた北欧スタイルの椅子を使ってみるのも、人生を豊かにするひとつの方法かもしれません。

毎日座る椅子が変わるだけで、ぐっと自分の存在に新しい深みが生まれたりするものです。今回は、きっといいアイデアが生まれそうな、テレワークに適した北欧家具20選(椅子編)を紹介していきたいと思います。

暮らしを支えるダイニングチェアを前半、仕事や勉強を助けてくれるワークチェアを後半に、10点ずつ紹介させていただきます。

 

・ダイニングチェア編

1.ケイシー ダイニングチェア ホワイトオーク

出典:楽天市場

値段は楽天で18,700円。シンプルなデザインでオーク材が綺麗なケイシーのダイニングチェア。ホワイトとブラウンの二色から選べて、どちらも落ち着いた雰囲気で、ゆったりとした時間を感じられそうです。優しい雰囲気の中でコーヒーを飲んでみると、きっと仕事にも活力が出るはず。

 

2.シティ ダイニングチェア

出典:楽天市場

値段は楽天で29,741円。シティのダイニングチェア。渋みがあり、和室にも似合いそうな椅子です。ビターで大人っぽい雰囲気なので、お酒を飲むのも似合うかもしれません。

 

3.プライウッドチェア Folica

出典:楽天市場

値段は楽天で15,684円。見た目からしてすでにデザイン性が高く、奇抜なデザインであるにも関わらず、若者から大人まで汎用性の高い椅子です。バーにいるような気分になったり、コペンハーゲンのカフェにいるような気分になったり、その日によって色合いが違う椅子。カラーも六色あり、どれもおしゃれ。

 

4.エーロ・アールニオデザイン デザイナーズチェア

出典:楽天市場

値段は楽天で89,800円。なんとも不思議な異空間からやってきたような椅子。値段は高いがもはや芸術の域に達していて、生活の次元を一段あげてくれそうです。デザイナーエーロ・アールニオの感性が光っている珠玉の椅子。

 

5.トッポ ダイニングチェア

出典:楽天市場

値段は楽天で39,600円。座り心地がばつぐんな計算しつくされた椅子。やわらかいクッション部分は素材とカラーを計36種類の中から選ぶことができ、背もたれ部分と座面部分でも別々のものに変えることができます。自分好みの椅子を作ることができ、デザイン自体がシンプルなので、いろいろな部屋に置いてもよさそうです。

 

6.Altrobene ダイニングチェア

出典:Amazon

値段はAmazonで14,999円。金色の脚がなんとも特徴的なこちらのダイニングチェア。非常に北欧らしいモダンかつシンプル、あるいは鷹揚な雰囲気と、高貴でエレガンスな空気が混ざっていて、独特の椅子になっていますね。デザイン自体がものすごくシンプルであるだけに、どんな部屋においても大丈夫ですし、ものもしっかりしていて耐久性があります。

 

7.モダンデコ デザイナーズチェア

出典:Amazon

値段はAmazonで9,989円。明らかに一風変わったこちらの椅子は、デンマークのデザイナーによって作られた非常にアート性の高い椅子となっています。とはいえ、意外と汎用性も高く、部屋に置くとすんなりと調和する不思議なシンプルさを兼ね備えているのが特徴です。カラーバリエーションも豊富で、色合いを変えるだけでがらっと空気感が変わるし、値段も安いのでいくつか揃えて買いたい商品ですね。

 

8.バースツール バーチェア

出典:Amazon

値段はAmazonで20,000円。この端的なシンプルさ、しかしどこかゴシック芸術のような非常に深い神秘性を感じさせるものになっています。色合いもブラックのほか、グレー、ホワイトがあり、ちょっとシックなバーやレストランに似合う雰囲気になっています。

 

9.イッセイキ ダイニングベンチ

出典:Amazon

値段はAmazonで9,000円。非常にリーズナブルな値段設定ですね。今度はチェアというよりもベンチです。淡くも静謐な空気感が、さながら北欧の湖畔にたたずんでいるときのような、そんな情感がありますね。見た目もシンプルすぎるほどにシンプルなので、家の中でも外でも、また、和風の家でも洋風の家でも、どんな場所に置くこともできそうです。自然との優しい調和、まさに北欧らしい一品です。

 

10.椅子の工場 ダイニングチェア

出典:Amazon

値段はAmazonで18,800円。写真はナチュラルカラーとなっていますが、ほかにもダークブラウンがあります。こちらの椅子は回転式になっています。また、背もたれに細かな曲線状の工夫がなされていて、非常にリラックスできるように注意深くデザインされています。見た目も、とても優しい感じで好印象です。

 

 

・ワークチェア編

1.GODO デスクチェア

出典:楽天市場

値段は楽天で12,800円。座り心地のよいデスクチェア。色もブラック、ブラウン、ネイビーから選ぶことができて、いずれも上品で落ち着いています。定番のキャスターもついていて移動に便利。ゆったりと自分のペースで仕事や勉強ができそうですね。

 

2.アルテック ライバルチェア

出典:楽天市場

値段は楽天で102,300円。値段は高いが、異世界からやってきたかのような未来的なワークチェア。ドイツ出身のデザイナーコンスタンチン・グルチッチによって作られた。ブラックやホワイトなどのカラーバリエーションもそこそこあり、どのカラーでも雰囲気は圧倒的に洗練されている。ポストモダンな雰囲気漂うこの椅子で思索するのもいいかもしれません。

 

3.TOREVO オフィスチェア

出典:楽天市場

値段は楽天で9,800円。見た目のわりに非常にリーズナブルな値段設定です。レザーの部分がなかなか座り心地がよく、長い時間座ってゆっくり作業することにも向いています。疲れたときに、コーヒー片手にぼんやり休息するのもいいかもしれません。カラーは二色あり、それぞれ雰囲気が違います。

 

4.ヴィンセント デスクチェア

出典:楽天市場

値段は楽天で34.980円。非常に西洋的な雰囲気があり、どこか耽美的・芸術的ですらあります。花が似合いそうな美しい椅子。この椅子はふっくらしていて、着席時に包容力があります。リラックスした時間の中、芸術家的なクリエイティブな作業などするのに向いているかもしれません。植物的な曲線が、なんとも言えず優雅ですね。

 

5.ラボリオ オフィスチェア キャスター付き

出典:楽天市場

値段は楽天で20,980円。ストライプ柄や色違いなど、全部で五つのバリエーションがあります。キャスターなど細かいところにも芸があり、新しくもどこか古風な、不思議な椅子。全体的にはシンプルで機能性が高く、仕事や勉強だけでなく、日常のあらゆる場面でも違和感なく使えそうな椅子。

 

6.トウマ グラム ワークチェア

出典:Amazon

値段はAmazonで13,880円。おしゃれで機能的な北欧スタイルあるいはミッドセンチュリー風のワークチェアです。キャスターがついていて移動がらくちんであり、また回転することができるので座ったまま様々な作業ができますね。座り心地もよく、カラーもホワイトのものがあり、そちらもとてもおしゃれです。オフィスにも、喫茶店にも使えるすぐれものですね。

 

7.ガルト デスクチェア

出典:Amazon

値段はAmazonで12,571円。シックでシンプル、そして知性的なキャスター付きのこちらのオフィスチェア。黒いレザーの雰囲気が、とても大人っぽくて、仕事がはかどりそうです。また、ガス圧の昇降システムなど、椅子として持っている機能をほぼ備えているので、機能的にも間違いない一品です。

 

8.qwertyuio 折り畳み式オフィスミーティングチェア

出典:Amazon

今度は意外と使うことの多い、折り畳み式の椅子です。学校やオフィスなどでも、たとえば会議を開く際や、臨時のミーティングの際など、結構よく使われるこういったタイプの椅子。そんな椅子も、この椅子のようにおしゃれかつモダンだったら、なんだかミーティングも楽しくなる気もしませんか? そしていいアイデアが生まれそうですね。北欧らしいシンプルさ、どこかミッドセンチュリーの童心が、混ざった素敵な椅子。

 

9.ZXHY ボスチェア

出典:Amazon

値段はAmazonで121,863円。豪華で、非常に重厚感のあるこちらの椅子。まさしく北欧の貴族や資産家が仕事のときに座っているような、そのような印象を受ける椅子ですね。もちろん高価なだけあって機能的にも十全であり、人間工学に基づいたクッション性など、ハイクオリティーな品質を誇ります。

 

10.TFJJSQA ファブリックオフィスチェア

出典:Amazon

値段はAmazonで54,682円。ファブリックにこだわり、座り心地、クッション性というものを追求した唯一無二の椅子になります。色合いの優しい情感、シンプルでどこにでも合うのにモダンで洗練された空気、と北欧家具の流れを受け継ぎながらも、さらに未来的なデザインへと移行しているのが感じ取れます。カラーバリエーションも豊富で、自分に気に入ったものを選ぶことができます。

 

 

今回は以上、計20点の北欧椅子を紹介させていただきました。気にいった椅子は見つかったでしょうか?落ち着いて仕事をするのなら、家具にこだわり、インテリアを自分好みに仕上げてからやってみると、思わぬ成果がでるかもしれません。空間というものの力は、非常に大切なものです。一流の経営者の中には、まず部屋を整理し、美しくして、仕事に取りかかる人も多いようです。

豊かな感性と安楽な心境が、この社会に大きな影響を与えるアイデアをこっそり運んでくれるのかもしれません。投資先に迷っているのなら、新しい美的な生活へと投資してみるのも、成功や幸福への道かもしれません。

2020年10月2日
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デザイン家具北欧デザイン

北欧バスケット24選!伝統からモダンまで幅広くご紹介!!

by twistdesign 2020年10月1日

【北欧インテリアに欠かせないバスケット】

北欧と言えば、インテリア、家具、雑貨を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。北欧は夏が短くほとんどが冬で雪の期間が長いため、室内で過ごす時間がとても多いです。そのため北欧に暮らす人々には家で暮らす時間を充実させるためのアイテムにこだわりがあります。北欧インテリアや家具の特徴は実用的で、デザインはシンプルで洗練されています。

そして、北欧インテリアの中でも、人気の収納アイテムの一つに「バスケット(かご)」があります。暮らしの中で自然と生まれたバスケットは、お部屋の雰囲気づくりには欠かせません。特にスウェーデンとフィンランドの白樺やパイン、もみの木を薄くシートのようにそぎ、それを編み合わせて丁寧に作った伝統的なバスケットは今でも人気が高く、ヴィンテージ物も高値で出回っています。また、デンマークは、手の届きやすい値段のバスケットや、現代的なデザインで機能的なバスケットを展開しているブランドがあります。今回は、そんな北欧生まれのお勧めの様々なバスケット15選をご紹介させていただきます。

北欧バスケット24選①

versoDESIGN(ヴェルソデザイン)白樺バスケット M・革取手


出典:楽天市場

北欧フィンランド・ヘルシンキ発のブランド、ヴェルソデザインの定番デザイン「スクエアバスケット」は、ヨーロッパやアメリカでも注目されています。採取できる時期が限られている大変貴重な白樺を薄く削り出し、柔らかくなめした後、2層に重ねて編みこむという、北欧に伝わる伝統の技法で作られたバスケット。持ち手の部分は革製で、優しい色合いのバスケットのアクセントになっています。大きめですが棚に収まりやすい四角形なので、飲料水のストック入れなどに便利です。また、インテリアを邪魔しないので、リビングのソファー横に置いて雑誌やハーフケットを入れたり、子供部屋のおもちゃ入れにしたり、玄関のスリッパ入れにしたりと、さまざまな場所でいろいろなものをおしゃれに収納できます。北欧スタイルのナチュラルでシンプルなインテリアに合わせるのにおすすめです。

フィンランドのヘルシンキを拠点として活動しているヴェルソデザインは、インテリアデザイナーのキルシッカ・サボネンと二人の娘、トゥット・シーランバー、トゥーリ・バーマンにより1997年に設立され、フェルト製品からスタートしたライフスタイルグッズのブランドです。フィンランドの自然からインスピレーションを受け、自然素材にこだわった高品質で美しい雑貨は、伝統的なデザインを引き継ぎながらもモダンで、機能的なものばかり。最近ではイッタラとのコラボ商品を発表するなど活躍の場をひろげている注目のブランドです。

北欧バスケット24選②

ferm LIVING(ファームリビング) Half Moonバスケット


出典:楽天市場

北欧テンマーク生まれのインテリアブラント、ファームリビングのかわいいバスケット。不揃いでモノクロの半月が整列している「ハーフムーン」柄の、おしゃれなバスケットです。Lサイズは深さが約62cmもある大容量タイプで、ランドリーバスケットとして使うのに便利。また、リビングに置いて細々したものを入れたり、 子供のおもちゃ箱にしたりと使い道は色々です。木綿のバスケットなので、未使用時は畳むことができ、コンパクトになるのでおすすめです。

デンマークのオーフスを拠点としたファームリビングはインテリアデザイナーのトゥリーネ・アンデルセンにより2005年に立ちあげられたインテリア雑貨ブランドです。壁紙、キッチン用品、バス用品、リビング雑貨、オフィス用品など沢山のコレクションがあり、オーガニックコットンや木材、磁気、金属など様々な材質にこだわった製品を展開しています。北欧インテリアらしい優しく温かみのあるデザインは親しみやすく、世界中に多くのファンがいます。ロゴの鳥はデンマークの伝統を守って生きたいという思いが込められているそうです。

北欧バスケット24選③

Hemslojden(ヘムスロイデン)白樺 ハンドルバスケット


出典:楽天市場

北欧スウェーデンの工芸品メーカー、ヘムスロイデン社の職人が上質な白樺の皮を編み上げ、丁寧に作りこまれたハンドメイドならではの温もり溢れるバスケット。一年のうち限られた時期にしか手に入らない白樺樹皮を、時間をかけて下処理した後、2~3cmのテープ状に加工し、2層に重ねて編んでいきます。 スウェーデンの熟練の職人の手で生みだされる、柔らかく、温もりのあるバスケットです。持ち手の部分は、編み込みではなく数枚の樹脂を重ねた固いタイプです。色や木目、さらには編み手によって、一点一点が少しずつ異なります。使い込むほどに光沢を帯びた飴色に変化していくのも、ハンドメイドバスケットの魅力の一つです。

工芸品の製造販売で長い歴史を持つヘムスロイデン社は、北欧で数ある工房の中でも、特に職人気質が強いといわれています。熟練した職人が製品の一つ一つを伝統にのっとり作成しています。特に、白樺樹皮や柳樹皮など「本物の素材」を使用した、バスケットやカゴが有名です。

北欧バスケット24選④

Skandinavisk Hemslojd (スカンジナビスク・ヘムスロイド)
パイン材バスケット M


出典:楽天市場

スカンジナビアの木工職人たちによる、完全ハンドメイドの木製アイテムを販売している北欧スウェーデンのスカンジナビスク・ヘムスロイド社のパイン材のバスケット。北欧のパイン材は、寒い環境で育っているため、美しい年輪が特徴的で、ログハウスの材料としても有名です。パイン材の木を薄いシートのようにそぎ、それを編み合わせて丁寧に作られたバスケットです。2重構造でしっかりとした作りなので、安心して使い込むことができます。サイズはS、M、Lの3種類あり、写真のMサイズは、来客用のスリッパ入れや、アウトドアやピクニックにぴったりのバスケットです。

スウェーデンの首都ストックホルムの郊外に位置するスカンジナビアン・ヘムスロイド社は、フィンランド系スウェーデン人のウッラと、その娘アンナの二人が1995年に始めた会社です。素材、製造工程、品質にこだわった北欧中の伝統的な手工芸商品を扱っています。素材には北欧に育つ天然木を使い、一つ一つ丁寧に手作りされた美しい工芸品。オイルを塗りこみ、使い込むことでどんどん風合いを増す、長年使えるアイテムを販売しています。

北欧バスケット24選⑤

ムート(Muuto)リストア・ストレージバスケット


出典:楽天市場

北欧デンマークで設立された現代の北欧スタイルを代表するムートの、フェルト素材を使用した多機能収納バスケット。ベースには硬い芯が使用されていて、硬くしっかりとした作りで耐久性に優れているため、重い物を入れても型崩れなどしません。かわいい丸みあるフォルムのバスケットはインテリアにしっくりとなじみやすいです。リビングでブランケット入れにしたり、寝室でパジャマを入れたり、いくつか別の色を揃えて子供部屋においても可愛いですね。フェルトなので床を傷つけないのも魅力的です。

ムートは、ピーター・ボーネンとクリスチャン・ビエにより2006年にデンマークに設立され、またたく間に国際的な高い評価を得るブランドへと成長した、新しいモダンな北欧デザインを世界に発信するファニチャーブランドです。北欧各国の最前線で活躍するデサイナーを積極的に採用し、家具、照明、食器やインテリア雑貨などのライフスタイルを提案する商品をデザイン、展開しています。

北欧バスケット24選⑥

Kaija Karri(カイヤ・カッリ)白樺バスケット L


出典:楽天市場

北欧フィンランドで生まれ育った、カイヤ・カッリにより手作りされた伝統的な白樺のカゴ。白樺の樹皮集めができる真夏の1ヶ月間は、カイヤ・カッリの家族が総出で手伝うそうです。まるで、その温かさがにじみ出ているようです。動物の革を思わせる、しっとりとして滑らかな手触りです。食卓で、フルーツやパンなどを入れると素敵です。ささくれがほとんど無いので、キッチンクロスやハンカチやなどの布ものを入れてもいいですね。

白樺かご職人カイヤ・カッリは、白樺工芸が盛んなフィンランド東部、北カレリアのケサラハティに育ちました。子供の頃から白樺細工を作ることが好きで、家族や地元の職人から作り方を学びました。 現在では、かご作りの製作を続けながら、北欧の伝統工芸を後世に残すべく、ワークショップや講座などの活動も積極的に行っています。カイヤ・カッリの作品の裏面には全て、サインである「K.K」が記されています。

北欧バスケット24選⑦

KORBO(コルボ)ステンレス・スチール ワイヤーバスケット クラシック24


出典:楽天市場

北欧スウェーデン発コルボのスチールワイヤーを編みこんで作られる北欧の伝統的なバスケットは、つなぎ目がなく、過酷な環境でも耐えられるため、当初は漁師や農家が使用するために製造されていました。職人たちにより、1920年代創業当時とまったく同じ技術を用いて、ひとつひとつ丁寧に手織りで製作されています。屋内での使用だけでなく、アウトドアやガーデニングなど屋外での使用にも大変便利なバスケットです。

1922年代にスウェーデンで創業したコルボは、スウェーデンのワイヤー製バスケットのブランドです。コルボのバスケットは、一か所も溶接することなく、一本のワイヤーで手編みするという独特の方法で作成されており、環境に左右されない非常に高い耐久性と、長く続く輝きが特徴です。

北欧バスケット24選⑧

aveva(アベバ)フェルトバスケット M


出典:楽天市場

北欧スウェーデン発アベバのフェルトバスケット。100%ハンドメイド製の、モダン、シンプル、ナチュラルなデザインが北欧らしい、収納アイテムです。落ち着いた色合いのボディに鮮やかな色の持ち手がポイント。普通に置いて使うこともできますし、ポール等に掛けることもできるので、場所をとりません。主張しすぎない色合いなのでインテリアに合わせやすいのも魅力的です。

2011年に設立された、スウェーデンの北欧雑貨ブランド「アベバ」。フェルトやレザーなどのソフトな素材に、木やコルクなどのハードな素材を融合させたデザインが特徴です。また、それらの素材は可能な限り北欧の物を使っているそうです。ちょっとポップで、遊び心のある斬新なアイディアのデザインは、見ているだけで楽しい気持ちになるインテリアアイテムです。

北欧バスケット24選⑨

HAY(ヘイ)ランドリーバスケット


出典:楽天市場

現在のデンマークを代表するインテリア、ブランド「ヘイ」のスタイリッシュなランドリーバスケット。BIG-GAME(ビッグーゲーム)デザインスタジオによってデザインされたモダンな北欧デザインのバスケットです。基本洗濯カゴ用として販売されていますが、子供部屋のおもちゃを整理するための収納バスケットなどとしても便利です。

ヘイはデンマークで2002年に設立した、家具、インテリアアクセサリーからデコレーションアイテム、ステーショナリーなど、様々なインテリア雑貨を幅広く展開しているインテリアプロダクトブランドです。50年代~60年代のデンマーク家具デザインに現代的な要素を取り入れた商品を開発しています。

BIG-GAME(ビッグーゲーム)デザインスタジオは、スイスのローザンヌを拠点とする、アウグスティン スコット デ マルティンヴィル(フランス)、エルリックプチ(ベルギー)、およびグレゴワール・ジャンモノド(スイス)によって2004年に設立されたデザインスタジオです。2006年と2010年にはスイスデザイン賞を受賞していて、日本でも注目されているブランドです。

北欧バスケット24選⑩

ZONE(ゾーン) バスルーム/バスケット


出典:楽天市場

北欧デンマークのブランド「ゾーン」のフェルト生地バスケット。生地はフェルトですが、北欧の伝統的な、かごバスケット風のハンドメイド 編み込みのため、とても可愛い見た目で、その上しっかりした作りなので、かなり重いものを保持できます。防水性、保温性、緩衝機能があるフェルト製のバスケットはファッショナブルかつ実用的です。

ゾーンは、1995年にデンマークで創業された、北欧デザインにフォーカスしたバス&キッチンアクセサリーのブランドです。デンマーク国内のトップデザイナーを起用し、シンプルでモダン、そして実用的で機能的な、北欧らしいデザインを展開しています。

北欧バスケット24選⑪

menu(メニュー)ワイヤービン コッパー バスケット


出典:楽天市場

北欧デンマーク発のブランド、メニューの実用性とデザインを兼ね備えたワイヤービンは、日用品を見せながら、すっきり収納するラウンド型のワイヤーバスケット。ゆるやかな曲線が、ゆったりとしたシルエットをつくりだす、北欧らしいシンプルですっきりと洗練されたデザインは、置く場所のイメージを崩さず、様々な用途やシーンで使いやすいバスケットです。付属の布を取り付ければ、見せたくない物を隠したり、ゴミ箱として使うこともできます。

1979年にデンマークで設立されたブランド、メニューは、実用的かつ洗練されたデザインのテーブルウェアやギフトウェアを、北欧デザインの伝統に基づき開発し続けています。クリスタル、ステンレススチール、ゴムなど異なる素材を組み合わせたすっきりしたデザインの小物は、伝統とモダンの融合です。また、デンマーク王室との関わりが深く皇太子のウェディングパレードや王子の誕生日には刻印入りの製品を納品しました。国内だけでなく、様々な国でデザイン賞に選ばれており、世界中で高い評価を得ています。

北欧バスケット24選⑫

Bloomingville(ブルーミングヴィル)折りたたみシーグラスバスケット


出典:Amazon

北欧デンマーク発のブランド、ブルーミングヴィルのシーグラス・バスケット。天然の海藻で編まれたデコラティブなハンドル付き収納バスケット。ナチュラルな北欧のイメージ、または、さわやかな海を感じるビーチスタイルと、自由で心地よい雰囲気のボヘミアンスタイルをミックスしたボヘミアンビーチスタイルとも言えます。折り畳み式なので、使わない時はたたんでしまっておけます。とても多用途で、観葉植物ホルダーとして使用してもグリーンにマッチして素敵です。

ブルーミングヴィルは2000年にデンマークで創業した、品質、デザイン性、機能性、実用性にこだわる手頃な価格のホームプロダクツブランドです。素材の持ち味と北欧感を融合させた、独特のスタイルを作り出しています。木製玩具、食器、布製品など、上品な色合いと気分がほっこりするデザインが世界中で大人気の北欧ブランドです。

北欧バスケット24選⑬

Rice (ライス) バスケット レザーハンドル付き


出典:楽天市場

北欧デンマークのライフスタイルブランドRiceのラフィア製収納バスケット。ラフィアとはラフィア椰子という植物からとったラフィア繊維のことです。ハンドメイド製のカラフルで遊び心のあるデザインのバスケットです。カラーは10種類もあり、並べて置いても可愛いですし、一つあるだけでもインテリアのアクセントになります。本や雑誌を収納したり、子供部屋でおもちゃ入れにしたり、バスルームではタオル類を入れたりと多用途な北欧バスケットです。

1998年にデンマークで、デザイナーのシャーロットとその夫フィリップが、「Rice(=米)のように人に必要にされ大切にしてもらえる存在になること」ことをテーマに設立された北欧の雑貨ブランドRice。見ているだけでハッピーな気分になる、カラフルで、ポップで、キュートなデザイン。インターネットショッピングでは「Rice」で検索しても上位にお米や、お米に関する商品が出てしまうので、「Rice デンマーク」などと入力することをお勧めします。

北欧バスケット24選⑭

almedahls(アルメダールス)テキスタイルバスケット トムテニッセ


出典:楽天市場

北欧スウェーデンのテキスタイルメーカー、アルメダールスのバスケット。クリスマス限定の模様です。トムテニッセとは、北欧でサンタクロースの助手の小人たちの呼び名です。トムテニッセに良いことをすると、家に良いことが訪れ、トムテニッセに意地悪をしたら、家に災いをもたらすと言われています。布製のバスケットなので、柔軟性があるため、様々な使い方ができそうです。冬のお部屋を楽し気に飾ってくれる北欧バスケットです。

アルメダールスは150年以上の歴史を持つ北欧インテリア雑貨で有名なスウェーデンのテキスタイルメーカーです。もともとはテキスタイル(布地・織物など)のみを製造販売する会社でしたが、現在はそのクラシックなデザインのキッチンアイテムが女性に大変人気があり、またラグやカーペットにも力を入れ評判を高めています。アルメダールスのデザインは北欧の雰囲気たっぷりの、人、動物、植物、食卓といった生活に根付いたデザインが特徴です。アルメダールスの雑貨がお家に1アイテムあるだけで雰囲気が華やぎます。

北欧バスケット24選⑮

ELDVARM(エルデバーム)ウッドバスケット エマ


出典:楽天市場

北欧スウェーデンを中心に暖炉アクセサリーを専門に手掛けるエルデバームによる、深みがある上品な色合いの槇入れウッドバスケット。メインボディの塗装は、環境への影響を最小限へに抑えるためにパウダーコーティングを採用したマットな質感です。ボディに巻かれたレザーは、スウェーデンの老舗革工房Tärnsjöで製造されたオーガニックレザーを使用しています。植物由来の材料でなめされた本革は、使い込むほどに味わいが増す、天然の風合いです。薪を入れるために作られたバスケットですが、他の用途で使っても、ディスプレイにしても素敵です。

エルデバームは、2015年にスウェーデンのルイーズ・バリーによって設立された、地球に優しい製品に特に重点を置く、高級暖炉アクセサリーを製造販売する会社です。製品は全てスウェーデンのデザイナー、エマ・オルバースによってデザインされています。エマ・オルバースは、2014年にスウェーデンのヤングデザイナーオブザイヤーを受賞した、生産プロセスのあらゆる工程で環境に配慮した製品づくりを行う家具デザイナーです。

北欧バスケット24選⑯

IB Laursen(イブ ラウルセン) ウバスケット・レクタングル


出典:楽天市場

北欧デンマークのインテリア雑貨ブランド、イブ ラウルセンの職人の手により1つ1つ丁寧に編み上げられたバスケット。天然素材の柳で作られたバスケットは強くしなやか。編み目が美しくシンプルで飽きのこないデザインなので、リビングなどの見える場所にぴったりです。片付けに便利な大きいサイズで、雑誌やおもちゃなどたっぷり収納できますが、ハンドルが付いているので、気軽に持ち運ぶことが可能です。手作りの素朴さと絶妙な色出しがアンティークのようで、使い込むとさらに雰囲気が増します。どんなタイプのインテリアにも馴染むシックな北欧バスケットです。

イブ ラウルセンは、デンマークのノスタルジックでモダンなインテリア雑貨ブランドです。 デンマーク最古の街と言われるリーベの小さな雑貨屋さんから始まり、今では北欧のインテリアトレンドを牽引するブランドの1つになっています。 オリジナルデザインから、世界中から北欧ならではの心地よく温もりのあるセレクト商品まで、洗練された雑貨で人気の北欧ブランドです。

北欧バスケット24選⑰

broste COPENHAGEN(ブロスト コペンハーゲン) ラウンドバスケット


出典:楽天市場

北欧デンマークの50年以上の歴史があるインテリアブランド、ブロスト コペンハーゲンのバスケット。金属のバケツと編んだカゴをセットで使うバスケット。プランター用に作られたバスケットではありますが、見た目がお洒落なので、雑貨、雑誌入れなどとして使用するのもお勧めの北欧バスケットです。

ブロスト コペンハーゲンは、デンマーク・コペンハーゲンを拠点に1995年に創業した、北欧の主要インテリアブランドの1つです。北欧の伝統と変化する流行とのバランスを取ることで、現代的な魅力と古典的な持続力をブレンドしたダイナミックでクリエイティブな製品は、幅広い人々に愛され続けています。

北欧バスケット24選⑱

Finlayson(フィンレイソン)キャンバス バスケット


出典:楽天市場

2014年春より日本で展開をしているフィンレイソンの国内ライセンス商品は、年を追うごとに日本人のファンが増加しています。特に、象をモチーフにしたエレファンティは大変な人気で、北欧好きの女性たちの間では、北欧デザインの代表格として捉えられています。このエレファンティバスケット。容量がかなり大きいので、様々な使い方が可能。ブランケット入れ、洗濯カゴ、おもちゃ入れなど、たっぷり収納がでるうえ、取手が付いていて簡単に持ち運べます。

フィンレイソンは、1820年に創業した北欧フィンランドで最も歴史あるテキスタイルメーカー。どの家庭にも必ずフィンレンソンがあるといわれているそうです。200年近くにわたり、寝装品、ホームテキスタイル、インテリアファブリックを中心に、心地よい北欧インテリアを創出しています。可愛いくて、洗練されたデザインは、日本でも人気が高いです。

北欧バスケット24選⑲

marimekko(マリメッコ)丸型バスケット


出典:楽天市場

北欧フィンランド発マリメッコの、このウニッコ柄はマリメッコの代表的なデザインで、遠くから見てもマリメッコのアイテムだとわかる強いインパクトがあります。小さめのバスケットで、小物入れやインテリアとしても活躍してくれそうです。

1951年に北欧フィンランドで誕生したマリメッコは、独創的なプリントと色づかいに加え、時代に流されない、機能的で分かりやすいデザインで、世界中で永く愛されてきた北欧ライフスタイルブランドです。1つあるだけでお部屋を華やかに演出してくれる定番ブランドです。

北欧バスケット24選⑳

STUDIO HILLA(スタジオヒッラ)ヘデルマプー帆布カバー付きワイヤーバスケット


出典:楽天市場

北欧フィンランド発スタジオヒッラの付け外し可能な帆布カバー付きバスケット。デルマプーとはフィンランド語で果樹という意味で、こんもりと茂った葉に赤い実の柄が可愛らしいです。内側は樹脂コーティングされているから水回りに使っても大丈夫です。

スタジオヒッラは北欧フィンランドを拠点に活動するデザイナーの北欧雑貨ブランドです。6人のデザイナーによるテキスタイルはそれぞれに個性的かつ、北欧らしい温もりを感じさせるものばかりです。フィンランドの花や木がモチーフになっていたり、素敵な物語が背景にあったりします。

北欧バスケット24選㉑

PINUMU PASAULE(ピヌムパサウレ)マッシュルームバスケット


出典:楽天市場

北欧バルト三国の1つラトビアの首都リガにある工房で作られるピヌムパサウレの「マッシュルームバスケット」。ゴッズアイとよばれる持ち手とかごの美しい伝統的な模様が特徴の「マッシュルームバスケット」は、もともとキノコ狩りに使うために作られたそうです。天然のヤナギの栽培から加工・編む工程まですべて人の手で行われています。職人技と温かみが感じられるこの北欧バスケットは、たっぷり収納できるうえに、お部屋に北欧の温かみを与えてくれます。

ピヌムパサウレは、北欧ラトビアの首都リガにある1985年創業のバスケット製造会社です。創業者のPeterius Tutans氏は、ラトビアの伝統手工芸品「かご編み」を家族から学び、個人でバスケットを作っていました。次第に彼の作るバスケットの美しさが評判となり、工房になりました。ピヌムパサウレの工房では、かご編みのみならず、柳の栽培から、編む前の柳の下準備などもすべて熟練の職人さんたちが手作業で行っています。現在ではラトビアを牽引するかご編み工房として国内外に職人技の美しいバスケットを提供しています。

北欧バスケット24選㉒

エストニア製 パイン材バスケット3個セット


出典:楽天市場

北欧エストニアの伝統職人によって一つ一つ丁寧に手作りされている天然パイン材のかご。使っていくうちにパイン材の色が少しずつ飴色になっていくので経年変化を楽しめて、長くにわたって使い続けることができます。果物入れなどのキッチンの収納かごとしてや、財布、携帯、眼鏡、鍵などの小物入れなどに使いやすい3つのバスケットのセットです。お部屋に北欧の温かみと香りをもたらします。

北欧バルト三国の1つエストニアでは、古くからパイン材を使ったバスケットが伝統的手工芸品として作られています。松の木を薄く割いて毛糸を編むように組まれた、とても繊細で軽いバスケットです。どの家庭でも、なくてはならない生活必需品として大活躍しています。

北欧バスケット24選㉓

Pluto Produkter(プルート・プロダクト)バスケット 小枝


出典:楽天市場

北欧スウェーデン発、北欧雑貨を代表するデザインメーカー、プルート・プロダクトの、木がテーブルから生えているような可愛くて個性的なメタルバスケット。果物やパンなどを入れて置けば、ダイニングテーブルを華やかにしてくれます。存在感のある今風の北欧バスケットは、アイデア次第で色々な使い方ができそうです。何気なく置いてあるだけでも、お部屋柄をお洒落な雰囲気にします。

プルート・プロダクトは、1996年に北欧スウェーデンで創業した、今スウェーデンで最も勢いのあるデザインメーカーです。斬新でナチュラル、それでいてシックな、北欧らしい実用性のあるすぐれたデザインの数々は、国内外問わず大変高い評価を受けています。「ムーミン」を独自の解釈でデザインしたアイテムは日本でも人気が高く、精緻な細工をほどこしたメタルの製のインテリアなど、ハイセンスなラインアップを提供しています。

北欧バスケット24選㉔

AFFARI OF SWEDEN(アファリ オブ スウェーデン)コレクトバスケット


出典:楽天市場

北欧スウェーデンのアファリが提供するシーグラスを編みこんで作られたバスケット。柔らかく、しなりがあり、とても軽いので、畳やフローリングに置いても傷つく心配がありません。たっぷり入るのでランドリーバスケットとしてや、ブランケットなどを入れておくのに便利です。上半分を折り返すことで、浅いバスケットのようにもできて、スリッパ入れや、荷物置きとしても使えます。

スウェーデンで地元の生産者の手作りのキャンドルを販売することから始まったアファリは、1998年に創業しました。現在はキャンドルだけではなく、 ポット、ランタン、キャンドルホルダーなどのキャンドルのアクセサリーをはじめ、様々なインテリア製品を販売しています。

 

【おわりに】

北欧で作られる伝統的なバスケットから現代的なバスケットまで24選ご紹介させていただきました。どれをとってもシンプルで北欧らしい温かみのあるデザインの上、機能的で実用的な物が多いですよね。是非こちら「北欧バスケット24選」を参考に、ご自宅のインテリアに合わせてお好みの北欧バスケットを見つけていただければ幸いです。

 

2020年10月1日
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デザイン家具

デンマーク家具の特徴を知っていますか?人気の秘密とは?

by twistdesign 2020年9月22日

【魅力的な国デンマーク】

デンマークは、国連が2012年から発表している「幸福度調査」で2013年、2014年、2016年に1位を獲得しています。その理由としては、学力、勤務時間の少なさ、そして仕事の労働生産性が、世界上位。消費税は25%と大変高いものの、医療費、学費が無料なうえ、年金制度もしっかりしています。その「世界一幸せな国」とも言われるデンマークでは昔から「ヒュッゲ」という言葉が大切にされています。「ヒュッゲ」とは、英語ですらも直訳できる単語がない独特なニュアンスがありますが、イメージとしては「幸福」や「心地よさ」を表す言葉です。昨今ではこの「ヒュッゲ」が欧米でも注目を集めており、日本でも雑誌やテレビ番組などで特集されるようになってきました。

【デンマーク人の家具へのこだわり】

デンマークでは 長く使い続けられたヴィンテージ家具のある家がとても多いです。デンマーク人は家具を選ぶのが上手で、選び抜いた家具を、愛着を持って長く使うのです。もし使わなくなることがあれば、子供たちに譲ったり、フリーマーケットで売ったりします。資源の少ないデンマークでは家具は使い捨てではなく、使い続けてシェアすることが一般的なのです。デンマークでは、家具を大切に長く使う社会の仕組みが定着しており「家具は我が家の財産」だと考えて購入している人がほとんどなのです。

【デンマーク家具の特徴と歴史】

歴史的に見て、デンマーク家具を代表するものは、1940年代から60年代の約30年という限られた期間にデザインされたものがほとんどです。デンマークでは1900年代以前はオリジナルと言える家具デザインは存在していませんでした。1900年代初頭から工業的な大量生産を前提としたバウハウスに影響を受け、それが独自の進化を遂げ、木材の材質を重視し、伝統的なクラフトマンシップを維持しながら、一般市民にも手が届きやすく使いやすい家具を作ることにいたりました。

【デンマーク家具の特徴と人気の秘密】

近年、北欧インテリア・家具・雑貨は人気の衰えを知りません。そして、日本で紹介される北欧家具で、代表的なものはデンマークのデザイナーによる家具が数多くあります。デンマークは、「ヒュッゲ」に則り、集中して質の高い仕事をした後は残業などせず、空いた時間は家族や友人と家で食事をしたり、ゆっくり一緒に過ごしたりします。そのため、そのようなライフスタイルを豊かにする為に、デンマーク人は家具や食器、日用品 デザインにとことんこだわるのです。そんなデンマークで作られてきた家具だからこそ、世界中の人々が魅力を感じているのです。

デンマーク家具の特徴と、それによる人気の秘密を紐解いてみましょう。

デンマーク家具の特徴と人気の秘密① 機能性の高さ

デンマーク家具製作で一番重視されていることは機能性です。十分な機能や性能を追い求めてから、美しさを追求します。重ねやすい形だったり、折りたたんでコンパクトにできたり、人の身体にフィットするフォルムを追求したりと、ユーザーにとって気持ちの良い家具であることへの強い信念が人気の秘密の一つでしょう。

Yチェア

出典:ピンタレスト

機能性の高さで特に人気が高いのが、デンマークの巨匠ハンス・J・ウェグナーがデザインした「Yチェア」です。1950年の発表以来、これまでに世界中で70万脚以上が出荷されていて、数多くあるウェグナーの椅子の中で最も売れたと言われる椅子です。ゆったりとした奥行きのある座面と背から肘まで緩やかに回り込むようなラインの肘掛けが特徴で、ダイニングでもくつろげるチェアとして愛され続けています。中国の明朝時代の椅子をヒントにデザインされ、細部を更に突き詰めることで誕生したチェアで、機械生産がしやすい形状のため、工業デザインとしても優れています。背板の合板がY字型なので、「Yチェア」と呼ばれています。

デンマーク家具の特徴と人気の秘密② 実用性の高さ

デンマークは大柄な人が多いにもかかわらず、家の面積はそれほど広くないため、効率的に空間を使う方法を想定して家具がつくられているそうです。そのように無駄を省いた実用的なデザインは、特に1950年前後のミッドセンチュリーの家具に多くみられます。現代まで、さまざまな時代のあらゆるニーズにも対応してきたこともデンマーク家具の人気の秘密でしょう。

アントチェア

出典:楽天市場

デンマーク家具で機能性が高いものの代表と言えば、世界で最も有名な北欧デザイナーと言っても過言ではないアルネ・ヤコブセンが、1951年にデンマークのノボノルディスク社の社員食堂用の椅子としてデザインした世界初の量産型椅子です。座面、背板を1枚の3次元成型合板という高度な技術で作られた椅子は、当時の木製家具の世界に新しい風を吹き込みました。そのフォルムが蟻を連想させることから、「アント(蟻)チェア」の愛称を持ち、日本ではアリンコチェアとも呼ばれています。

デンマーク家具の特徴と人気の秘密③ デザインのシンプルさ

デンマーク家具製作で一番重視されていることは機能性や実用性。十分な機能や性能を追い求めてから、美しさを追求します。だからと言ってデザインが手抜きであるわけではありません。デンマーク家具は北欧の中でも特にシンプルでモダンなものが多いです。良いものを長く使うデンマークでは、部屋のイメージを決定づける家具は、飽きのこないシンプルなデザインが好まれるのでしょう。シンプルな線や曲線で、模様は極めて少ない家具がほとんどです。また、デンマーク家具は、色使いのシンプルさもポイントで、多種類の色を使用しない傾向があり、1色または数色のみでシンプルにデザインされているものが多いです。全てにおいてシンプルに構成することが大きなポイントとなっています。空間を選ばずどんなインテリアにもしっくり馴染むシンプルなデザインのデンマーク家具は、世界的に人気がある理由の1つと言えるでしょう。

J39 シェーカーチェア

出典:ピンタレスト

デンマークで「庶民のデザイナー」として知られるボーエ・モーエンセンによる、素材を生かしたシンプルなデザインが特徴の「J39 シェーカーチェア」。モーエンセンは、人々の住宅事情や消費意識などに合わせた家具を追求し、一般庶民が購入できる価格でありながら、質の高い家具を創ることを使命としていました。「J39 シェーカーチェア」の背もたれには、大きく湾曲させた幅広の板を使い、すっきりしたデザインの上、生産性の高い椅子です。デンマークでは「庶民の椅子」と呼ばれ、現在でも国民的な椅子として親しまれています。

デンマーク家具の特徴と人気の秘密④ 木材

木の風合いを活かしたナチュラルで温かみのあるデザインもデンマーク家具の人気の秘密です。北欧家具の多くは高級木材として知られるチーク材が使われており、その美しい褐色の木肌と繊細な木目が、あたたかくやわらかな雰囲気を醸し出しています。また、資材が豊富だった時代に作られたデンマークのヴィンテージ家具にはまれにローズウッドやマホガニーのような、現在では伐採が規制され、なかなか手に入れることのできない高級素材が使われた家具があります。

イージーチェア No.45

出典:ピンタレスト

「家具の彫刻家」と称されるフィン・ユールによる「イージーチェア No.45」は、「世界で最も美しいアームを持つチェア」と呼ばれる傑作。フィン・ユールは、当時加工が非常に困難だったチーク材をデンマーク家具の主要木材として確立したと言われる人でもあります。

デンマーク家具の特徴と人気の秘密⑤ 木以外の素材

当時、木材に力がそそがれていた一方で、金属やプラスチックといった大量生産に向く素材も巧みに取り入れられていました。特に、木材以外の素材を好んで使っていたのは、金属製の家具を得意としたポール・ケアホルムと、デンマーク近代家具デザインの「異端児」ヴェルナー・パントンでした。ただ、両者がデザインした家具は、機能的でシンプルなものが多く、デンマーク家具の流れに沿っていることに変わりはありません。素材が高価すぎたり、北欧以外で手に入れることが難しかったりすることを考慮すると、木材以外の物がリプロダクト版として製作しやすく、手に入りやすいため、人気があるのも納得できます。

パントンチェア

出典:ピンタレスト

現在ではミッドセンチュリーデザインの象徴ともいわれるヴェルナー・パントンによる名作「パントンチェア」。 パントン自身の名を冠した「パントンチェア」の、 安く生産できるパリエステル樹脂の一体成型という画期的なアイデアと、可塑性の素材でなければ成しえない、流れるような究極のフォルムは、発表されるやいなや世界中で大絶賛を受けました。そして、その時代ごとに、最も優れた素材を用いるという彼のアイデアのもと、今でも新しい素材をもって生まれ変わり続けています。

【まとめ】

いかがでしたでしょうか?デンマーク家具の特徴と人気の秘密は、デ機能性、実用性、ザイン、素材の全てにおいてバランスが良く、長年使い続けることができることにありました。日本は大流行したものが、ブームが終わると忘れ去られてしまいがちな国ではありますが、北欧ブランドの人気は、単なる流行ではないようです。デンマーク家具は、大変価値のあるものですので、一過性のブームでは終わらず、長く定着するものになるのではないでしょうか?

2020年9月22日
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デザイン家具

デンマーク家具はなぜ魅力的なのか?人気の理由は木材!?

by twistdesign 2020年9月11日

【魅力的なデンマーク家具】

近年、北欧インテリア・家具は人気の衰えを知りません。そして、日本で紹介される北欧家具で、代表的なものはデンマークのデザイナーによるものです。デンマークでは昔から「ヒュッゲ」という言葉が大切にされています。「ヒュッゲ」とは、英語ですらも直訳できる単語がない独特なニュアンスがありますが、イメージとしては「幸福」や「心地よさ」を表す言葉です。昨今ではこの「ヒュッゲ」が欧米でも注目を集めており、日本でも雑誌やテレビ番組などで特集されるようになってきました。デンマークは、その「ヒュッゲ」に則り、集中して質の高い仕事をした後は残業などせず、空いた時間は家族や友人と家で食事をしたりゆっくり一緒に過ごすのです。そのため、そのようなライフスタイルを豊かにする為に、デンマーク人は家具や食器、日用品 デザインにとことんこだわるのです。そんなデンマークで作られてきた家具だからこそ、世界中の人々が魅力を感じているのです。

デンマーク家具製作で一番重視されていることは機能性や実用性。十分な機能や性能を追い求めてから、美しさを追求します。だからと言ってデザインが手抜きなわけではありません。デンマーク家具と言えば、なめらかな曲線を活かした美しいフォルムが特徴的であり、大きな魅力のひとつでもあります。徹底的に完成度を高めた無駄のないデザインながら、決してつまらないデザインにならないデンマーク家具のデザインは、そのディティールの完成度の高さからきています。

【デンマーク家具の魅力の1つは木材】

木の風合いを活かしたナチュラルで温かみのあるデザインもデンマーク家具の大きな魅力です。北欧家具の多くは高級木材として知られるチーク材が使われており、その美しい褐色の木肌と繊細な木目が、あたたかくやわらかな雰囲気を醸し出しています。また、資材が豊富だった時代に作られたデンマークのヴィンテージ家具にはまれにローズウッドやマホガニーのような、現在では伐採が規制され、なかなか手に入れることのできない高級素材が使われた家具があります。

デンマークの家具というと1940年代から60年代の約30年にデザインされたものの印象がとても大きく、木材を研究し、駆使したのもその時代です。特に、ハンス J. ウェグナーとボーエ・モーエンセンは木材に対するこだわりが強いデザイナーでした。ハンス J. ウェグナーとボーエ・モーエンセンが木材を使用しデザイナーでしたデンマーク家具を見てみましょう。

デンマーク家具の魅力①:ラウンジチェア CH22(1950)


出典:Pinterest

ハンス J. ウェグナーがカール・ハンセン&サンに初めてデザインした椅子コレクションの一つで、美しいオーク材を使用した完全オリジナル版。 デンマークモダン家具の名作としてヴィンテージ市場で高騰を続けるアイコン的な存在の1つです。有機的な曲線を描くアームと、対角線を描くような模様が施されたペーパーコードシートが特徴で、フィンガージョイントや木製クサビなど、随所にクラフトマンシップが見られる椅子です。

ハンス J. ウェグナー(Hans Jørgensen Wegner)1914~2007

日本でもよく知られているハンス・J・ウェグナー。14歳から家具職人の下で修行を始め、17歳の時には木工マイスターの資格を取得しました。20歳のまで家具職人の下で修行しながら、国立産業研究所で木材についての研究もしていたという努力家。23歳の時コペンハーゲン美術工芸学校に入学し家具設計を学び、コーア・クリントのデザイン方法論を学びました。1938年~1942年の間アルネ・ヤコブセンと建築家エリック・モラーの建築事務所に勤め、フィン島東端に位置する都市ニューボの図書館で使用する家具、オーフス市庁舎で使用する家具などをデザインしました。1943年には自身の建築事務所を設立。1946年にはボーゲモーエンセンと合作したインテリアデザインを、コペンハーゲン高級家具師展に出品するなどして活躍の幅を広げて行きました。

その後ヨハネスハンセン、フリッツハンセン社などの家具デザインを多数手掛けます。1940年代、ウェグナーが注目したのは「曲げ木」の技術でした。ウェグナーはこの時期、何枚も曲げ木技術を使ったデザイン画を書いています。しかし、量産することのできないモデルであったため、価格が非常に高く、またデザインが斬新すぎたため、全く売れませんでした。そんな中、カール・ハンセン&サンから機械加工で量産できる家具のデザインの依頼が舞い込みました。ウェグナーが5つのデザインしたCH22、CH23、CH24、CH25、CH26のうち、4つに曲げ木技術が使われています。

素材、特に木材へのこだわりを持ち、家具を創り出したハンス・J・ウェグナーは、生涯で500種類以上ものチェアをデザインした20世紀のデンマーク及び北欧を代表するデザイナーの一人です。1959年にはロンドン王立美術協会から王立産業デザイナー名誉会員の称号が贈られました。彼のデザインした家具は今でも生産され、世界中で多くの人々に愛され続けています。

デンマーク家具の魅力②:Model-157 ダイニングチェア(1952)


出典:Pinterest

ボーエ・モーエンセンが1950年代にデザインしたコレクションの一つのヴィンテージ椅子。フレームにはチーク無垢材を使用し、オーガニックな木目が特徴的です。背もたれも曲げたチーク材でできており、シートはペーパーコードで覆われています。そのシルエットと座り心地にはモーエンセンのデザイン特有のミニマルさと質の高さが見て取れます。また、モダンなエッセンスが確かに感じられ、半世紀を過ぎた今でも高いクオリティを感じることの出来る椅子です。

ボーエ・モーエンセン(Børge Mogensen)1914~1972

ボーエ・モーエンセンは16歳で木工職人に弟子入りし、20歳で木工マイスターの資格を得ました。22歳でコペンハーゲン美術工芸学校に入学し、本格的に家具デザインを学びます。その頃学校で仲が良くなり長年交流を持つのが上に紹介したハンス J. ウェグナーです。また、美術工芸学校を卒後したのち進学した、デンマーク王立アカデミー家具科では、コーア・クリントに師事し、様々な家具の応用や数学的アプローチに基づく家具デザインの方法論を学びます。1942年には、28歳にしてFDBモブラー家具デザイン室の責任者に抜擢されました。

「庶民のデザイナー」として知られるボーエ・モーエンセンは、人々の住宅事情や消費意識などに合わせた家具を追求し、一般庶民が購入できる価格でありながら、質の高い家具を創ることを使命としていました。モーエンセンが数々の試行錯誤を重ねた結果、1947年には、19世紀にアメリカで生まれたシェーカー教団の椅子「シェーカーチェア」をリデザインした、J39 シェーカーチェアを完成させました。背もたれには、大きく湾曲させた幅広の板を使い、すっきりしたデザインの上、生産性の高い椅子です。しかし当時はまだ、一般庶民には受け入れられず、モーエンセンがデザインした椅子が大ヒットしたのは、モーエンセンがFDBモブラーを去ったあとの1950年代になってからでした。その後デンマークでは「庶民の椅子」と呼ばれ、現在でも国民的な椅子として親しまれています。

【現代へと引き継がれるデザイン・デンマーク家具】

1990年に入るとデンマークモダン家具が再び注目を集めだしました。また、デンマークは、新しい方向性として安価な家具より価格帯はやや高くても、品質やデザイン性に優れているうえに、一般庶民にも手が届く家具という方向性を見出します。1999年にはノーマン・コペンハーゲン、2002年にはヘイ、2006年にはムートなど、若手デザイナーを起用した新しくコスパの良い家具をプロデュースするブランドが設立されます。

デンマーク家具の魅力③:ソフトチェア(2019)


出典:Pinterest

トマス・ベンゼンは現在のデンマーク家具デザインを代表するデザイナーで、先ほど記載した新しいブランドのムートでデザイン責任者もしていました。2019年にベンゼンが発表した「ソフトチェア」は、ボーエ・モーエンセンが1947年に発表したJ39 チェアを彷彿とさせるデザインです。無垢のアッシュ材による両サイドのフレームと2本の貫、成形合板のシートと背もたれで作られた椅子です。

このように、1940年代から60年代に世界中で注目されていたデンマークモダン家具は、当時の面影を残しつつ、新しくなり引き継がれていくのです。

【おわりに】

今回は、デンマーク家具の魅力を、特に木材に焦点を当てて紹介させていただきました。楽しんでいただけましたでしょうか?デンマーク家具に一層興味を持っていただければ幸いです。「素晴らしい」だけでは言い表しきれない魅力を秘めたデンマーク家具。いつもと違う視点から見てみると、さらに興味が深まりそうですね。

2020年9月11日
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デザイン家具北欧デザイン

デンマーク家具の歴史!デンマーク出身のデザイナーと共に

by twistdesign 2020年9月7日

【デンマークという国】

デンマークは、首都コペンハーゲンがあるシェラン島、ドイツとの国境を有するユトランド半島、そのユトランド半島の東に位置しデンマークの中央部にあるフュン島と、400以上の島々からなる、日本で言うと九州ほどの広さに、たった580万人ほどが暮らす小さな国です。日本より大分北に位置しているので、夏は快適で昼間も長いのですが、冬は暗くて長い夜が続きます。ただ、気温はそれほど低すぎず、氷点下になる時期は短く、雪もあまり降りません。この気候がデンマークの生活や文化に大きな影響を及ぼしていて、特に長い冬の間室内で過ごす時間が多いため、快適な住空間が発達したようです。機能的でデザイン性の高い家具が数多く作り出されたのも、そのためと言えるでしょう。

またデンマークは、世界幸福度ランキングで常に上位にランクされています。税金はかなり高いのですが、教育費、医療費、出産費がかからないため、様々なことを心配せず生活ができます。さらにデンマークは、職業による収入格差が少なく、公務員と弁護士とバスの運転手の収入が概ね同等なうえ、福利厚生や有給休暇も手厚いということです。個々の能力に合う職業につき、デンマーク社会に貢献できる人材になるために勉強をするため、学歴で評価されることもほぼないのです。このような協働の意識が、世界で最も幸福な国の一つを作っているのですね。

【デンマーク家具の特徴と歴史】

一般にデンマーク家具と聞いて思い浮かべる家具は、1940年代から60年代の約30年という限られた期間にデザインされたものがほとんどです。特徴としては、「シンプル」「モダン」「ナチュラル」「機能的」「実用的」などがあげられます。デンマークでは1900年代以前はオリジナルと言える家具デザインは存在していませんでした。1900年代初頭から工業的な大量生産を前提としたバウハウスに影響を受け、それが独自の進化を遂げ、木材の材質を重視し、伝統的なクラフトマンシップを維持しながら、一般市民にも手が届きやすく使いやすい家具を作ることにいたりました。

【歴史に沿ったデンマーク出身のデザイナー】

先にも述べた通り、デンマークの家具というと1940年代から60年代の約30年にデザインされたものを指します。その30年と前後の巨匠と言われるデンマーク家具のデザイナー達は約18名です。その中でも特に名が知られていて今でも人気のある家具のデザイナーを年代の古い順から紹介していきます。

【デンマーク出身のデザイナー①】
1888〜1954 コーア・クリント(Kaare Klint)

まず、「デンマーク家具の歴史」として外すことができないのがコーア・クリントです。コーア・クリントは「デンマーク近代家具デザインの父」とも呼ばれ、後のデンマーク家具デザインに大きな影響を与えたデザイナーです。デンマーク王立芸術アカデミーに家具科を設立し、初代教授を務め、オーレ・ヴァンシャーやボーエ・モーエンセンなど北欧デンマーク家具デザインを代表する多くのデザイナーを育てました。

レッドチェア(1927)


出典:ピンタレスト

コーア・クリントは、伝統家具の合理性や美しさを調査し、分析し、再認識して、伝統家具に伝統美と機能性の両面を持たせ、現代的に「リデザイン(再設計)」する事を説きました。特にイギリスで18世紀に流行した家具の研究を行っており、1927年に、イギリスを代表するトーマス・チッペンデールの椅子をリデザインした「レッドチェア」を発表しました。また、コーア・クリントは人体と家具の相関関係や収納家具の基本寸法などについても研究し、数学的なアプローチを家具デザインに導入していました。

サファリチェア(1933)


出典:ピンタレスト

1943年には自身でレ・クリント(LE KLINT)を創業し、折りたたみの式のスツール「プロペラスツール」や世界初とも言える組立式椅子「サファリチェア」、紙を規則的に折り上げて作る、手づくりのランプシェードなど機能性もデザイン性も優れた作品を残しました。

306ランプ(1945)


出典:ピンタレスト

【デンマーク出身のデザイナー②】
1902~1971 アルネ・ヤコブセン(Arne Emil Jacobsen)

世界で最も有名な北欧デザイナーと言っても過言ではないアルネ・ヤコブセン。ヤコブセンは、北欧デンマークのモダニズムをリードした建築家兼家具デザイナーです。1927年に王立芸術アカデミーを卒業してから70年代にかけて、多くの有名建築をデザインしました。その建築デザインは、ベルビュービーチの総合リゾート開発、オーフス市庁舎、ベラヴィスタ集合住宅内のタウンハウス、SASロイヤルホテル、オックスフォード大学の新キャンパスなど、今でも残っている建物が多数あります。ヤコブセンのデザインの特徴は、ランドスケープから建築、家具さらにはカトラリーまで、トータルにデザインに携わったことです。

セブンチェア(1955)


出典:ピンタレスト

アルネ・ヤコブセンは「アントチェア」「スワンチェア」「セブンチェア」など、今でも人々に愛される機能的で座りやすく、デザインも美しい、北欧インテリアデザインを代表する椅子を生み出しました。特に世界で一番売れているスタッキングチェアとして知られる「セブンチェア」は、日本にでも、オフィス、図書館や美術館などの公共施設などでもよく使われているので、目にしたことがある人は多いでしょう。

新しいタイプの建築と、それに不可欠なインテリアエレメントを主張し続けたことで、当時は市民に反対されたこともありましたが、現在ではデンマークの一部となり、人々に愛され続けています。

【デンマーク出身のデザイナー③】
1903~1985 オーレ・ヴァンシャー(Ole Wanscher)

コーア・クリントの愛弟子の一人。コーア・クリントがデンマーク王立芸術アカデミーに設立した家具科で学び、クリントのいる事務所に勤めた時期もあり、さらにクリントの死後は、家具科の教授に選ばれました。家具デザイナーとしてだけではなく、家具研究の著書も多く、後進の教育にも務めた、アカデミックなデザイナーです。クリントの愛弟子だけに、オーレ・ヴァンシャーがデザインする家具は伝統家具のリデザインで、イギリスだけでなく、ギリシャ、エジプト、中国など、様々な国の家具に影響を受けています。

コロニアルチェア(1949)


出典:ピンタレスト

オーレ・ヴァンシャーの家具は繊細でエレガントなものが多く、また、高級木材を使用したものが多かったため、モダンとはいえ、まだ庶民には手の届きにくい家具でした。しかし、量産用の一般家庭向けの家具もいくつか残しており、現在中古家具などではその種類が多いです。特に、1949年に発表されたコロニアルチェアは、ヴァンシャーの家具らしいエレガントな雰囲気でありつつも、効率よく各部材を加工できるようにデザインされた椅子です。

【デンマーク出身のデザイナー④】
1912~1989 フィン・ユール(Finn Juhl)

フィン・ユールは、当時主流であったコーア・クリントのメソッドを重んじる形式から抜け出し、独自のデザインを確立したデザイナーとして知られています。18歳でデンマーク王立芸術アカデミーの建築科に入学し、在学中から、当時デンマーク建築界を牽引していた建築家ヴィルヘルム・ラウリッツェンの事務所に入ります。その事務所にいた10年間で、コペンハーゲンの「カストラップ空港新ターミナル」や、デンマーク国営ラジオの本部「ラジオハウス」など多くの設計に携わりました。ユールは、木工マイスターの資格を持っていなかったので、家具職人のニールス・ヴォッダーと長年タッグを組み、彫刻的で有機的なフォルムの家具を次々とデザインします。1940年代、デンマークでユールの奇抜なデザインの家具はあまり評価が高くありませんでした。しかし、ニューヨークの国連の議場を設計したり、ニューヨーク近代美術館のキュレーター、カウフマンJr.の後押しを受けたりしたことで、デンマークよりアメリカで高く評価され、国際的に活躍したことで、デンマークでも次第に評価が高くなりました。

イージーチェア No.45(1945)


出典:ピンタレスト

「世界で最も美しいアームを持つチェア」とまで言われているフィン・ユールのNo.45 イージーチェアは、ユールがヴィルヘルム・ラオリッツェンから独立後に最初にデザインしたチェアで、まさに巨匠フィン・ユールの出発点であり、一番の代表作です。シートとフレームが分離する構造のためアームや脚の部分に隙間があるので、まるで宙に浮いているようなデザインで、彫刻的な美しさを強調する事が出来ています。

【デンマーク出身のデザイナー⑤】
1914~1972 ボーエ・モーエンセン(Børge Mogensen)

ボーエ・モーエンセンは16歳で木工職人に弟子入りし、20歳で木工マイスターの資格を得ました。22歳でコペンハーゲン美術工芸学校に入学し、本格的に家具デザインを学びます。その頃学校で仲が良くなり長年交流を持つのが次に紹介するハンスJ.ウェグナーです。また、美術工芸学校を卒後したのち進学した、デンマーク王立アカデミー家具科では、コーア・クリントに師事し、様々な家具の応用や数学的アプローチに基づく家具デザインの方法論を学びます。1942年には、28歳にしてFDBモブラー家具デザイン室の責任者に抜擢されました。

J39 シェーカーチェア(1947)


出典:ピンタレスト

「庶民のデザイナー」として知られるボーエ・モーエンセンは、人々の住宅事情や消費意識などに合わせた家具を追求し、一般庶民が購入できる価格でありながら、質の高い家具を創ることを使命としていました。モーエンセンが数々の試行錯誤を重ねた結果、1947年には、19世紀にアメリカで生まれたシェーカー教団の椅子「シェーカーチェア」をリデザインした、J39 シェーカーチェアを完成させました。背もたれには、大きく湾曲させた幅広の板を使い、すっきりしたデザインの上、生産性の高い椅子です。しかし当時はまだ、一般庶民には受け入れられず、モーエンセンがデザインした椅子が大ヒットしたのは、モーエンセンがFDBモブラーを去ったあとの1950年代になってからでした。その後デンマークでは「庶民の椅子」と呼ばれ、現在でも国民的な椅子として親しまれています。

モーエンセンは、1950年に自分のデザイン事務所を構え、新たな方向性を示したハンティングチェアやスパニッシュチェアを発表し、多くのメーカーからの依頼で、1960年代後半まで工場で量産できる家具を次々とデザインしました。デンマークの庶民の生活スタイルを変えるというデンマーク家具の歴史に大きな功績を残したのです。

【デンマーク出身のデザイナー⑥】
1914~2007 ハンス J. ウェグナー(Hans Jørgensen Wegner)

日本でもよく知られているハンス・J・ウェグナー。14歳から家具職人の下で修行を始め、17歳の時には木工マイスターの資格を取得しました。20歳のまで家具職人の下で修行しながら、国立産業研究所で木材についての研究もしていたという努力家。23歳の時コペンハーゲン美術工芸学校に入学し家具設計を学び、コーア・クリントのデザイン方法論を学びました。1938年~1942年の間②で紹介したアルネ・ヤコブセンと建築家エリック・モラーの建築事務所に勤め、フィン島東端に位置する都市ニューボの図書館で使用する家具、オーフス市庁舎で使用する家具などをデザインしました。1943年には自身の建築事務所を設立。1946年にはボーゲモーエンセンと合作したインテリアデザインを、コペンハーゲン高級家具師展に出品するなどし、活躍の幅を広げて行きました。その後ヨハネスハンセン、フリッツ・ハンセン社などの家具デザインを多数手掛けます。

Yチェア(1949)


出典:ピンタレスト

1950年の発表以来、これまでに世界中で70万脚以上が出荷されていて、数多くあるウェグナーの椅子の中で最も売れたと言われる椅子です。ゆったりとした奥行きのある座面と背から肘まで緩やかに回り込むようなラインの肘掛けが特徴で、ダイニングでもくつろげるチェアとして愛され続けています。中国の明朝時代の椅子をヒントにデザインされ、細部を更に突き詰めることで誕生したチェアで、機械生産がしやすい形状のため、工業デザインとしても優れています。背板の合板がY字型なので、Yチェアと呼ばれています。

妥協のない品質へのこだわり溢れる多くの家具を創り出したハンス・J・ウェグナーは、生涯で500種類以上ものチェアをデザインした20世紀のデンマーク及び北欧を代表するデザイナーの一人です。1959年にはロンドン王立美術協会から王立産業デザイナー名誉会員の称号が贈られました。彼のデザインした家具は今でも生産され、世界中で多くの人々に愛され続けています。

【デンマーク出身のデザイナー⑦】
1923~2005 ナンナ・ディッツェル(Nanna Ditzel)

当時、男性の家具デザイナーがほとんどでしたが、その中で活躍した数少ない女性家具デザイナーの代表がナンナ・ディッツェルです。家具以外にもアクセサリーやテキスタイルのデザインも手掛け、色彩にこだわりを持ったデザイナーでした。19歳から家具職人養成学校で修業し、翌年はコペンハーゲン美術工芸学校に入学し家具デザインを勉強しました。その時知り合い結婚したヨルゲン・ディッツェルと共同でデザイン事務所を立ち上げ、一緒にデザインした家具や、テキスタイル、ガラス、陶器、金属アクセサリーなどが数々の名誉ある賞を受賞し「コンペ荒らし」として有名になりました。2人でデザインした家具で特に有名なのは、籐編みのハンギングチェアです。しかし、夫ヨルゲンは40歳の若さで他界してしまいました。

TRISSEN(1962~63)


出典:ピンタレスト

一人になってからもデザイナーとして活躍を続け、我が子の成長に合わせて、さまざまな子供向け家具を生み出しました。特に遊び心のあるトリッセンシリーズのスツールは、今でも変わらぬ人気のある作品。もともとは子供用のスツールとしてデザインされましたが、転がして遊ぶこともできますし、コンパクトなサイズと使い勝手の良い形状から大人がサイドテーブルとしても使うこともできます。はなやかな色のバリエーションが多く、スツール。オーク材、ビーチ材などの無垢材で作られているので子供が使っても非常に安心なしっかりとした作りです。デンマーク家具特有の機能性とデザイン性が融合した作品です。

1968年にはロンドンで家具ショップを経営する人と再婚し、拠点をロンドンへ移し、ロンドンでも活躍しましたが、またもや再婚相手が他界し、1986年に再度デンマークに移り住むことになります。ロンドンでの活躍により、デンマークでも歓迎され、82歳で他界するまで、精力的にデザイン活動を続けました。74歳の時にデザインしたシティベンチは、今でもコペンハーゲンの公園などに置かれ、街にしっくりなじんでいます。

【デンマーク出身のデザイナー⑧】
1926~1998 ヴェルナー・パントン(Verner Panton)

デンマーク近代家具デザインの「異端児」ヴェルナー・パントン。独特の色彩構成と近未来的な空間形成は1960~1970年代のデザイン界に大きな影響を与えました。21歳からコペンハーゲンのデンマーク王立芸術アカデミー建築を専攻した後、当時の北欧デザイン界のトップであったアルネ・ヤコブセンの建築事務所で働き腕を磨きます。2年で退所した後は、3年間ほどヨーロッパ各地を放浪し、その後、1955年に若干29歳という若さで自身の建築デザイン事務所を設立します。パントンは家具の概念を覆す斬新な家具やインテリアを次々と発表しました。

パントンチェア(1967)


出典:ピンタレスト

現在ではミッドセンチュリーデザインの象徴ともいわれる名作パントンチェア。 パントン自身の名を冠した「パントンチェア」の、 安く生産できるパリエステル樹脂の一体成型という画期的なアイディアと、可塑性の素材でなければ成しえない、流れるような究極のフォルムは、発表されるやいなや世界中で大絶賛を受けました。そして、その時代ごとに、最も優れた素材を用いるという彼のアイディアのもと、今でも新しい素材をもって生まれ変わり続けています。

木を使った北欧の伝統的な技法を嫌い、奇抜な色使いと斬新なアイディアから特異な存在であったパントンの家具ですが、今でも多くの人を魅了して止まず、北欧のモダンデザイン史の中で代表的な地位を確立しています。

【デンマーク出身のデザイナー⑨】
1929~1980 ポール・ケアホルム(Poul Kjaerholm)

ポール・ケアホルムは、一切の妥協を許さず、極限まで洗練されたフォルムを追求する、徹底した美意識を有するデザイナーでした。家具職人としての修業した後、コペンハーゲン工芸学校で家具デザインを学びました。ケアホルムは、当時から建築素材に強い関心を持っており、家具の素材としてはまだ一般的ではなかったスチール素材も、木などと同様、芸術的な繊細さをもつ天然素材であると考えていました。卒業後はフリッツ・ハンセン社に約1年間勤め、その間に重要な椅子のプロトタイプを数多くデザインしました。

PK-22


出典:ピンタレスト

1955年より家具メーカーのアイヴィン・コル・クリステンセン社と共働し、ダイニングチェアPK-1を皮切りに、様々なPKシリーズを発表します。1956年に発表されたPK-22は、1957年のミラノトリエンナーレにてグランプリを受賞した彼の代表作です。ケアホルムのクラフトマンシップを大切にする姿勢が伝わります。金属のフレームを使用し、一見すると直線的で硬派な印象を受けるが、体が直接触れる部分には高品質な革を使い、左右に渡したステンレスバーが圧力を保ち支えるというシンプルな構造で、人が座ると座面と背面が人の重みで沈みこみ、包まれるような座り心地です。

アイヴィン・コル・クリステンセン社との協力は1980年にケアホルムが51歳の若さで亡くなるまで続きました。ケアホルムは、クリント派でありながら、他の家具デザイナーが木製家具を中心にデザインしたのとは異なり、金属製の家具のデザインを得意としていました。美と緊張感が融合したケアホルムの家具は、空間を引き締める要素として、今でもインテリアデザイナーから重宝されています。

【現在に至るデンマーク家具の歴史】

1970年代に入ると、ポップカルチャーが流行し、デンマークモダン家具の人気は急落しました。さらに、マイスター制度が衰退したことで家具職人が減少し、家具工房の大半は廃業してしまいました。1980年代からは第二世代のデザイナーが難しい時代を乗り越えようと頑張りますが、世界の注目はすでにイタリアの家具に移ってしまっていました。デンマーク家具やインテリア界は長く厳しい時代が続きましたが、1990年に入るとデンマークモダン家具が再び注目を集めだします。1990年代半ばにスウェーデンにて格安で総合家具を製造販売するイケアが登場し、世界中に旋風を巻き起こします。窮地に立たされたデンマークは、安価な家具より価格帯はやや高くても、品質やデザイン性に優れているうえに、一般庶民にも手が届く家具という方向性を見出します。1999年にはノーマン・コペンハーゲン、2002年にはヘイ、2006年にはムートなど、若手デザイナーを起用した新しくコスパの良い家具をプロデュースするブランドが設立されます。また、もう一つの傾向は、復刻生産です。デンマーク国内のみならず、国外の家具メーカーが製造ライセンスを取得して、復刻生産を行っており、近年増加傾向にあります。

【おわりに】

デンマークでは昔から「ヒュッゲ」という言葉が大切にされています。「ヒュッゲ」とは、英語ですらも直訳できる単語がない独特なニュアンスがありますが、イメージとしては「幸福」や「心地よさ」を表す言葉で、シンプルであることの豊かさや、ミニマムの美しさを追求しています。昨今ではこの「ヒュッゲ」が欧米でも注目を集めており、日本でも徐々に浸透しつつあります。この「ヒュッゲ」が根底にあるデンマークで作られる家具は、今の時代の家での過ごし方にしっくりくるもので溢れています。そんなデンマーク家具を理解するためには、デンマーク家具の歴史を知ることも重要だと考えます。デンマーク家具とそのデザイナーたちの歴史を簡単に説明させていただきました。興味を持った方はさらに詳しく書かれた本などを読んでみることをお勧めします。

2020年9月7日
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デザイン家具

デンマーク家具ダイニングテーブル10選!人気のデザイナーの紹介と共に

by twistdesign 2020年8月27日

【デンマークについて】

デンマークは、国連が2012年から発表している「幸福度調査」で2013年、2014年、2016年に1位を獲得しています。その理由としては、学力、勤務時間の少なさ、そして仕事の労働生産性が、世界上位。消費税は25%と大変高いものの、医療費、学費が無料なうえ、年金制度もしっかりしています。その「世界一幸せな国」とも言われるデンマークに根ずくヒュッゲ(Hygge)が近年世界中で注目を集めいています。ヒュッゲは「幸福」「心地よさ」を表す言葉で、シンプルであることの豊かさや、ミニマムの美しさを追求しています。

【デンマーク人の家具へのこだわり】

デンマーク人は家具を選ぶのが上手で、選び抜いた家具を、愛着を持って長年使用するのです。もし使わなくなることがあれば、子供たちに譲ったり、フリーマーケットで売ったりします。資源の少ないデンマークでは家具は使い捨てではなく、使い続けてシェアすることが一般的なのです。デンマークでは、家具を大切に長く使う社会の仕組みが定着しており「家具は我が家の財産」だと考えて購入している人がほとんどなのです。

【デンマーク家具が優れている理由】

北欧家具が現在のようにシンプルで機能的になりはじめたのは1940年代です。それまでは、貴族向けの重くて大きな家具が主流でした。1940年代にデンマークの生活協同組合が、国民の豊かな生活のために、高い質で、安価なうえ、機能性やデザイン性の高い家具製造し始めたことから、現在のようなデンマーク家具の産業が発達しました。

デンマークの冬は、日本よりもずっと寒くて長く、昼間の日照時間が短いので、デンマーク人は、家の中で過ごす時間が多く、室内での暮らしをとても大切にしています。現在では巨匠と呼ばれるデザイナー達とメーカーが協力をして、デンマーク人の需要を突き詰めたところ、様々な面において世界中で称賛される家具を作る国になったのです。

【デンマーク家具デザイナーによるダイニングテーブル】

デンマークは家具デザインの巨匠と呼ばれる偉大なデザイナーを数多く輩出してきました。そんなデザイナーにたちがデザインした家具の人気は衰えるところを知りません。日本でも、デンマークの中古家具を扱っている会社や、デザインを使用したリメイク家具を取り扱う会社が数多くあります。巨匠たちがデザインした家具で一番注目されているのは椅子です。しかし、もちろん家具は椅子だけではなく、様々な家具があります。今回はデンマーク家具デザインの巨匠たちがデザインしたダイニングテーブルをご紹介させていただきます。

デンマーク家具・ダイニングテーブル10選①:ボーエ・モーエンセン/ C18 ダイニングテーブル

 

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Jarl Bruksmann(@bruksmann)がシェアした投稿 – 2020年 8月月20日午前5時39分PDT


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1947年、ボーエ・モーエンセンがFDBモブラーの家具部門責任者だったころにデザインしたC18ダイニングテーブル。伝統的なシェーカー様式のテーブルから着想を得たH型の脚で、 脚が角に無いので、どの位置にも椅子を置くことができ、大人数で囲むのに適しています。 また椅子に座る際に脚が邪魔にならないため出入りがしやすく、車椅子の納まりも良いため、ユニバーサルデザイン性の高さにも注目が集まっています。

ボーエ・モーエンセン(Børge Mogensen)1914~1972

アルネ・ヤコブセン、ハンス・J・ウェグナーと共にデンマークの近代家具デザインにおける代表的な人物。「庶民のデザイナー」として知られるボーエ・モーエンセンは、人々の住宅事情や消費意識などに合わせた家具を追求し、一般庶民が購入できる価格でありながら、質の高い家具を創ることを使命としていました。

デンマーク家具・ダイニングテーブル10選②:ハンス・J・ウェグナー/CH339 ダイニングテーブル

 

 

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The House Of Chester(@thehouseofchester)がシェアした投稿 – 2020年 5月月9日午後3時03分PDT


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1962年にデザインされたハンス J. ウェグナーの代表作の一つ、ダイニングテーブルCH339。天板に伸長板を挿入することで、伸長できて来客時にも便利です。楕円の曲線美とシンプルな構造が、これぞデンマーク家具というデザインです。デザイン性だけではなく機能性、耐久性にも大変優れていて、長年同じコンディションのまま使い続けることができるダイニングテーブルです。

ハンス・J・ウェグナー(Hans Jørgensen Wegner)1914〜2007

ハンス・J・ウェグナーは、13歳から家具職人の下で修行を始め、17歳の時には指物師のマイスターの資格を取得しました。20歳のまで家具職人の下で修行しながら、国立産業研究所で木材についての研究もしていたという努力家。23歳の時コペンハーゲン美術工芸学校に入学し家具設計を学びました。妥協のない品質へのこだわり溢れる多くの家具を創り出したハンス・J・ウェグナーは、生涯で500種類以上ものチェアをデザインした20世紀の北欧を代表するデザイナーの一人です。彼のデザインした家具は今でも生産され、日本でも多くの人々に愛され続けています。

デンマーク家具・ダイニングテーブル10選③:ヨハネス・アンダーセン/エクステンションダイニングテーブル


出典:楽天市場

ヨハネス・アンダーセンによってデザインされたダイニングテーブル。良質なチーク材が使用されており、職人によって丁寧に削りだされた滑らかなデザイン。上の天板を軽く持ち上げて下の板をスライドさせながら引き出し、中板をセットすれば簡単に大きめのテーブルに早変わりします。斜めに角度の付いた脚とすらっとした天板が、シャープな印象のシンプルで美しいダイニングテーブルです。

ヨハネス・アンダーセン(Johannes Andersen)1903~1995

キャビネットメーカーとしてキャリアをスタートさせたヨハネス・アンダーセンは、1930年代に、建築と家具に関する自分のオフィスを開きました。ローズウッドや、チーク材を使用して、有機的な家具を多く生み出し、特にテーブルを数多くデザインしました。

デンマーク家具・ダイニングテーブル10選④:アルネ・ヤコブセン/エッグテーブル


出典:楽天市場

アルネ・ヤコブセンが1952年にアリンコチェアをデザインした年に、アリンコチェアに合わせて、天板が卵形のエッグテーブルもデザインしました。このテーブルは小ぶりながらも大胆なデザインで、アリンコチェアとマッチするように3本脚です。フリッツ・ハンセン社より発売され、1952年から1960年までの8年間だけ製造されました。現在はリプロダクト版がお手頃な値段で販売されています。

アルネ・ヤコブセン(Arne Emil Jacobsen)1902〜1971

世界で最も有名な北欧デザイナーと言っても過言ではないアルネ・ヤコブセン。ヤコブセンは、北欧デンマークのモダニズムをリードした建築家兼家具デザイナーです。1920年代から70年代にかけて多くの有名建築をデザインしました。さらには「アントチェア」「スワンチェア」「セブンチェア」など、今でも人々に愛される機能的で座りやすく、デザインも美しい、北欧インテイリアデザインを代表する椅子を生み出したデザイナーです。

デンマーク家具・ダイニングテーブル10選⑤:カイ・クリスチャンセン/ユニバースダイニングテーブル


出典:楽天市場

カイ・クリスチャンセンデザインによるダイニングテーブル。小口や脚部など、細部にいたるまで美しく仕上げられた雰囲気抜群の丸型テーブルです。2人掛けにちょうど良いコンパクトなサイズで、普段のダイニングテーブル、お洒落なディナーを楽しむダイニングテーブル、リラックスした時間にぴったりのコーヒーテーブルなど、様々な表情を楽しめる素敵なテーブルです。

カイ・クリスチャンセン(Kai Kristiansen)1929~

1950年代以降のヴィンテージ家具の代表的なデザイナー。1949年に王立芸術アカデミーに入学、コーア・クリントに師事し、指物技術工の資格を取得。その後1955年に26歳で自身のスタジオを構えました。伝統的な家具の形態と職人技から影響を受けつつも、人間工学を考慮したデザインを数多く残しています。

デンマーク家具・ダイニングテーブル10選⑥:ハンス・オルセン/ディネッテ・ダイニングテーブル

 

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1960年代に活躍した家具デザイナー、ハンス・オルセンによってデザインされた丸型ダイニングテーブル。贅沢に厚い無垢材を使用していて、素材を生かした丸みのある形が美しいです。天板を左右に開くと格納されているリーフを出せる仕組みで、一人でも手軽に伸長でき、人数が多い来客時などに便利です。このダイニングテーブルにはセットの三角形・三本脚のダイニングチェアがすっぽり収まります。機能性とデザイン性を兼ね備えた名作です。今でも世界中にファンが多く、市場に出るとすぐに売り切れてしまうそうです。

ハンス・オルセン(Hans Olsen)1919~1992

ミッドセンチュリー期に活躍した家具デザイナーです。元々は家具職人で、キャビネットメーカーを転々とした後に、デンマーク王立アカデミーでデンマーク家具デザイン界の巨匠コーア・クリントに師事し、一方で形と素材に重きを置くデンマーク家具デザイナーのグループにも属していました。1953年に独自のスタジオを立ち上げ、機能的かつスタイリッシュなデザインの名作家具を数多く生み出しました。

デンマーク家具・ダイニングテーブル10選⑦:アルネ・ヴォッター/ダイニングテーブル

 

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アルネ・ヴォッダーがデザインし、シバスト工房にて1960年代に作られた珍しいローズウッドのダイニングテーブル。シンプルかつ滑らかな曲線の楕円形で、様々な椅子と相性が良い普遍的なデザインです。拡張機能が付いていて、伸ばすと10人ほど座れます。

アルネ・ヴォッター(Arne Vodder)1926~2009

アルネ・ヴォッターは、フィン・ユールに師事し、以来フィン・ユールは師であり友人であり、ビジネスパートナーでもありました。ローズウッドやチーク材の良さを引き出すためにまとめられたシンプルなフォームとリーフを思わせる作品が特徴で、時にカラフルなパネルでアクセントをつけたデザインで知られています。国内メーカーの依頼によりキャビネット、テーブル、座席など多くの家具をデザインしました。

デンマーク家具・ダイニングテーブル10選⑧:フィン・ユール/シルバーテーブル


出典:ピンタレスト

チーク材とオークを組み合わせた美しい楕円形のダイニングテーブル。もともとは1948年にフィン・ユールによって彼の自宅用にデザインされましたが、1950年代後半に、家具職人のニールスヴォダーによって一般向けに製造が開始されました。このダイニングテーブルは、最後の晩餐から着想を得て、30枚のスターリングシルバーが埋め込まれているため、長年にわたって「ユダ」テーブルと呼ばれていました。(埋め込まれていないタイプもあります。)

フィン・ユール(Finn Juhl)1912~1989

デンマークの近代家具デザインにおける代表的な人物。当時主流であったコーア・クリントのメソッドを重んじる形式から抜け出し、独自のデザインを確立した。動物をモチーフにした彫刻的で有機的なフォルムは家具を超えた芸術的な美しさがある。

デンマーク家具・ダイニングテーブル10選⑨:ポール・ケアホルム/ダイニングテーブルPK54


出典:ピンタレスト

円形のダイニングテーブルPK54は、ポール・ケアホルムの代表的なダイニングテーブルです。ケアホルム夫人であるハンナ・ケアホルムが自邸のダイニングで使うためにデザインしたダイニングチェアのPK9と合わせて1963年に作られました。天板は正円、脚は4つの正方形を組み合わせたもので、とてもシンプルな構造です。また、天板は石、ベースはスチールで、対照的な形と素材が組み合わさり、現代的な印象を与えます。さらに、このテーブルの大きな特徴として、テーブルの大きさを拡張させる木製のパーツがあります。大理石と木の組み合わせは、新しい表情を生み、大人数で使用することを可能にします。

ポール・ケアホルム(Poul Kjaerholm)1929~1980

ポール・ケアホルムは、家具職人としての修業した後、コペンハーゲン工芸学校で家具デザインを学びました。ケアホルムは、当時から建築素材に強い関心を持っており、家具の素材としてはまだ一般的ではなかったスチール素材も、木などと同様、芸術的な繊細さをもつ天然素材であると考えていました。卒業後はフリッツ・ハンセン社に約1年間勤め、その間に重要な椅子のプロトタイプを数多くデザインしました。1955年より家具メーカーのアイヴィン・コル・クリステンセン社との共働し、その協力は1980年にケアホルムが51歳の若さで亡くなるまで続きました。

デンマーク家具・ダイニングテーブル10選⑩:オーレ・ヴァンシャー/ダイニングテーブル


出典:ピンタレスト

20世紀のデンマークを代表する家具デザイナーであり、王立アカデミー家具科の教授でもあったオーレ・ヴァンシャーによるダイニングテーブル。繊細なローズウッドを使用し、美しいラインで人気の高い円型のダイニングテーブル。拡張できるエクステンション機能が付いていて、必要に応じて大きくできる作りです。 外側に金具が出ない作りで、木の良さが十分に感じられます。

オーレ・ヴァンシャー(Ole Wanscher)1903~1985

オーレ・ヴァンシャーは、20世紀中頃に起こったデンマーク発北欧デザインブームの中心的存在でした。Wanscherは1927年に独立するまで師であるコーレ・クリントの元で働きました。また、コーア・クリントの後継者として1973年まで王立芸術アカデミーの主任教授として後進の指導にも当たりました。物資が欠乏していた終戦直後の時代、古典から発想を得たヴァンシャーのシンプルで洗練された家具は広く受け入れられ、北欧の一般家庭強い味方でした。彼の作る家具は大変耐久性に優れているため、今でも中古家具として出回り、いまだに人気が衰えていません。

【おわりに】

近年永らく人気の衰えないインテリア。特に家具は値段が高いため、ご自宅のインテリアに合うようにじっくりと考えて購入したいですよね。デザインや素材だけでなく座り心地や使い勝手が考慮されたデンマーク家具。木の温もりを感じながら使用できるものが多く、くつろぎやすい快適な空間を演出します。ご紹介したデンマークのデザイナーたちによるダイニングテーブルを参考に、ご自身のライフスタイルに合わせ、予算と相談をしながら、本当に自分にあった本物を見つけることをお勧めします。

2020年8月27日
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デザイン家具北欧デザイン

北欧デンマークヴィンテージ家具はなぜ魅力的なのか?

by twistdesign 2020年8月15日

【デンマークについて】

豊かな国 北欧デンマーク

デンマークは、国連が2012年から発表している「幸福度調査」で2013年、2014年、2016年に1位を獲得しています。その理由としては、学力、勤務時間の少なさ、そして仕事の労働生産性が、世界上位。消費税は25%と大変高いものの、医療費、学費が無料なうえ、年金制度もしっかりしています。その「世界一幸せな国」とも言われるデンマークに根付くヒュッゲ(Hygge)が近年世界中で注目を集めいています。ヒュッゲは「幸福」「心地よさ」を表す言葉で、シンプルであることの豊かさや、ミニマムの美しさを追求しています。

デンマーク人の家具へのこだわり

デンマークでは 長く使い続けられたヴィンテージ家具のある家がとても多いです。デンマーク人は家具を選ぶのが上手で、選び抜いた家具を、愛着を持って長く使うのです。もし使わなくなることがあれば、子供たちに譲ったり、フリーマーケットで売ったりします。資源の少ないデンマークでは家具は使い捨てではなく、使い続けてシェアすることが一般的なのです。デンマークでは、家具を大切に長く使う社会の仕組みが定着しており「家具は我が家の財産」だと考えて購入している人がほとんどなのです。

【デンマークヴィンテージ家具の魅力】

デンマーク家具が優れている理由

北欧家具が現在のようにシンプルで機能的になりはじめたのは1940年代です。それまでは、貴族向けの重くて大きな家具が主流でした。1940年代にデンマークの生活協同組合が、国民の豊かな生活のために、高い質で、安価なうえ、機能性やデザイン性の高い家具製造し始めたことから、現在のようなデンマーク家具の産業が発達したそうです。

デンマークの冬は、日本よりもずっと寒くて長く、昼間の日照時間が短いので、デンマーク人は、家の中で過ごす時間が多く、冬の間の時間をとても大切にしています。後に巨匠と呼ばれるデザイナー達とメーカーが協力をして、デンマーク人の需要を突き詰めたところ、様々な面において世界中で称賛される家具を作る国に成長していきました。

デンマーク製のヴィンテージ家具

北欧ヴィンテージ家具といえば「無駄のない機能性」と「シンプルなデザイン」とが特徴です。特にデンマーク製のヴィンテージ家具はその傾向が際立っています。デンマーク家具は北欧の他の国のヴィンテージ家具と比べると、よりミニマル、かつ機能的です。デンマーク製のヴィンテージ家具を探すと、装飾を完全に取り除いた、シンプルで美しいデザインを数多く見つけることができます。

デンマークヴィンテージ家具の歴史

デンマークヴィンテージ家具のルーツは、モダンデザインの草分けともいえる、ドイツのバウハウスと言われています。バウハウスとは、第一次世界大戦後の1919年にドイツ・テューリンゲン州の主要な歴史的文化都市ヴァイマルに設立された、工芸・写真・デザインなどを含む美術と建築に関する総合的な教育を行った学校、または、その流れを汲む合理主義的・機能主義的な芸術のことです。無駄な装飾を無くして合理性を追求するモダニズムの発端となった教育機関であり、現代社会のモダンデザインの基礎を作り上げました。

ドイツと隣接しているデンマークは、早いうちにバウハウスの影響を強く受けた国の一つでした。デンマーク製のヴィンテージ家具にはバウハウスの象徴である「機能性」や「シンプルなデザイン」が色濃く見られます。

ただし、デンマーク家具が現在でも世界中で大変人気がある理由は、バウハウスをただまねしたからではありません。バウハウス価値観をうまく取り入れつつも、そこにデンマークの伝統的なデザインを取り入れた新しい発展を進めてきたことが大きな要因だと思われます。伝統と進化を調和させたデンマーク家具の技術は近隣の北欧諸国にも継承されていきました。さらに、戦後復興で巨大な重要が生まれたアメリカで、フィン・ユールのデザインした椅子が大変人気になったことなどから、デンマーク作品への評価の高まり、やがて北欧全体がモダンデザインの代名詞としての地位を確立していきました。

【デンマークのヴィンテージ家具と暮らす魅力とは】:①コーレ・クリントのヴィンテージ家具と暮らす

ファーボーチェア
もとはファーボー美術館のために設計された椅子。

 

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TATHAM(@tathamstudio)がシェアした投稿 – 2020年 2月月8日午後12時26分PST


出典:instagram.com

コーレ・クリント(Kaare Klint)1888〜1954

コーレ・クリントは「デンマーク近代家具デザインの父」とも呼ばれ、デンマーク王立芸術アカデミーに家具科を設立し、初代教授を務め、オーレ・バンシャーやボーエ・モーエンセンなど北欧デンマーク家具デザインを代表する多くのデザイナーを育てました。伝統家具の合理性や美しさを再認識し、伝統家具に伝統美と機能性の両面を持たせ、現代的にリデザイン(再設計)する事を説きました。自身もレ・クリント(LE KLINT)を創業し、折りたたみの式のスツール「プロペラスツール」や世界初とも言える組立式椅子「サファリチェア」、紙を規則的に折り上げて作る、手づくりのランプシェードなど機能性もデザイン性も優れた作品を残しました。

【デンマークのヴィンテージ家具と暮らす魅力とは】:②ハンス・J・ウェグナーのヴィンテージ家具と暮らす

Yチェア
1950年の発表以来、これまでに世界中で70万脚以上が出荷された椅子。


出典:楽天市場

ハンス・J・ウェグナー(Hans Jørgensen Wegner)1914〜2007

ハンス・J・ウェグナーは、13歳から家具職人の下で修行を始め、17歳の時には指物師のマイスターの資格を取得しました。20歳のまで家具職人の下で修行しながら、国立産業研究所で木材についての研究もしていたという努力家。23歳の時コペンハーゲン美術工芸学校に入学し家具設計を学びました。妥協のない品質へのこだわり溢れる多くの家具を創り出したハンス・J・ウェグナーは、生涯で500種類以上ものチェアをデザインした20世紀の北欧を代表するデザイナーの一人です。彼のデザインした家具は今でも生産され、日本でも多くの人々に愛され続けています。

【デンマークのヴィンテージ家具と暮らす魅力とは】:③デンマーク家具の巨匠たちのヴィンテージ家具と暮らす

デンマーク家具の巨匠:ボーエ・モーエンセン/カイ・クリスチャンセン /アルネ・ヴォッター/ヨハネス・アンダーセンのヴィンテージ家具

 

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ボーエ・モーエンセン(Børge Mogensen)1914~1972

アルネ・ヤコブセン、ハンス・J・ウェグナーと共にデンマークの近代家具デザインにおける代表的な人物。「庶民のデザイナー」として知られるボーエ・モーエンセンは、人々の住宅事情や消費意識などに合わせた家具を追求し、一般庶民が購入できる価格でありながら、質の高い家具を創ることを使命としていました。

カイ・クリスチャンセン(Kai Kristiansen)1929~

1950年代以降のヴィンテージ家具の代表的なデザイナー。1949年に王立芸術アカデミーに入学、コーア・クリントに師事し、指物技術工の資格を取得。その後1955年に26歳で自身のスタジオを構えました。伝統的な家具の形態と職人技から影響を受けつつも、人間工学を考慮したデザインを数多く残しています。

アルネ・ヴォッター(Arne Vodder)1926~2009

アルネ・ヴォッターは、フィン・ユールに師事し、以来フィン・ユールは師であり友人であり、ビジネスパートナーでもありました。ローズウッドやチーク材の良さを引き出すためにまとめられたシンプルなフォームとリーフを思わせる作品が特徴で、時にカラフルなパネルでアクセントをつけたデザインで知られています。国内メーカーの依頼によりキャビネット、テーブル、座席など多くの家具をデザインしました。

ヨハネス・アンダーセン(Johannes Andersen)1903~1995

キャビネットメーカーとしてキャリアをスタートさせたヨハネス・アンダーセンは、1930年代に、建築と家具に関する自分のオフィスを開きました。ローズウッドや、チーク材を使用して、有機的な家具を多く生み出し、特にテーブルを数多くデザインしました。

【デンマークのヴィンテージ家具と暮らす魅力とは】:④フィン・ユールのヴィンテージ家具と暮らす

デンマークの巨匠フィン・ユールがデザインした夢のようなセットアップ

 

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MAXIMINA(@maximina_oficial)がシェアした投稿 – 2020年 8月月12日午後12時21分PDT


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フィン・ユール(Finn Juhl)1912~1989

デンマークの近代家具デザインにおける代表的な人物。当時主流であったコーア・クリントのメソッドを重んじる形式から抜け出し、独自のデザインを確立した。動物をモチーフにした彫刻的で有機的なフォルムは家具を超えた芸術的な美しさがある。

【デンマークのヴィンテージ家具と暮らす魅力とは】:⑤アルネ・ヤコブセンのヴィンテージ家具と暮らす

セブンチェア
現在までに全世界で700万台以上販売されており、また、世界で一番売れているスタッキングチェアとして知られる。

 

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E-comfort Onlineshop(@ecomfortonlineshop)がシェアした投稿 – 2019年10月月10日午後7時30分PDT


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アルネ・ヤコブセン(Arne Emil Jacobsen)1902〜1971

世界で最も有名な北欧デザイナーと言っても過言ではないアルネ・ヤコブセン。ヤコブセンは、北欧デンマークのモダニズムをリードした建築家兼家具デザイナーです。1920年代から70年代にかけて多くの有名建築をデザインしました。さらには「アントチェア」「スワンチェア」「セブンチェア」など、今でも人々に愛される機能的で座りやすく、デザインも美しい、北欧インテイリアデザインを代表する椅子を生み出したデザイナーです。

【おわりに】

北欧ヴィンテージ家具は、製造後、数十年から半世紀以上を経過しているものも多くあり、部屋に配置した途端に空間に馴染むのがヴィンテージ家具の大きな魅力です。長年使われてきたことによる味わい深さは、部屋に落ち着きと素敵な雰囲気を与えてくれます。シンプルで機能的につくられた家具に加え、 独特なデザインが多く、 1つ1つが個性的です。特に、デンマークのヴィンテージ家具は、日本で紹介される北欧家具の中でも、特に人気があります。

北欧スタイルにインスパイアされた家具も多く出回っていますが、デザインが似ていても、やはり価格が低いものは、本物と比べると長年使えるものではありません。ご自身のライフスタイルに合わせ、予算と相談をしながら、本当に自分にあった本物を見つけることをお勧めします。

2020年8月15日
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