北欧食器ブランド37選!おしゃれで意外に知られていないブランドを中心に

by twistdesign

【おしゃれな北欧食器ブランド】

長く厳しい冬の間は、室内で過ごす時間が多い北欧。家の中を居心地の良い空間にするためにデザインされた北欧食器はとても魅力的です。北欧食器にはシンプルな物から彩りが鮮やかなで華やかな物など数多くあります。今回は、そんな北欧食器のおすすめブランドを国ごとに全部で37ブランドご紹介します。これから北欧食器を買い揃えたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

【北欧デザインの魅力】

北欧ブランドのデザインは、彩りが鮮やかでデザインが美しい上に、機能性も兼ね備えています。日本でもファンが多く、贈り物や結婚式の引き出物にも最適です。北欧食器は、高い人気を誇るフィンランドのアラビア、イッタラなど、シンプルかつ、大胆で独創的なデザインが目を引きます。

【フィンランド食器ブランド】

フィンランドと聞くと、森や湖など、自然がおりなす美しい景観が目に浮かびますね。そんな自然豊かなフィンランドは、「北欧デザインのキング」と言っても過言ではありません。マリメッコ、アラビア、イッタラなどはフィンランドや北欧だけでなく、日本でも大変人気があります。

北欧食器ブランド27選①/ARABIA (アラビア)


出典:楽天市場

アラビアは、北欧デザインファンではない方にも、よく知られているブランドです。とくに「パラティッシシリーズ」は人気が高く、ドラマや雑誌などにも頻繁に登場します。特徴的な果物や花のモチーフは、「アラビア」の代名詞でもあります。
アラビアは、北欧スウェーデンのロールストランド社によって1873年にフィンランド、ヘルシンキ郊外のアラビア地区に設立されました。当初は製陶所としてロシア向けの日用食器などを販売していましたが、アラビア独自の技術やデザインを研究し、フィンランドがロシアから独立する1年前(1916年)にロールストランド社から独立を果たします。その後、実用性とデザイン性を兼ね備えた食器を作り続け、フィンランドの国民的なブランドにまで成長。現在では、フィンランドの国民的キャラクターであるムーミンデザインを取り扱うなど、個性豊かな食器を幅広く揃えた北欧ブランドです。

北欧食器ブランド27選②/iittala (イッタラ)


出典:楽天市場

1881年にフィンランドでガラス製品製造ブランドとして誕生したイッタラ。多くのトップデザイナーとともに高品質なガラス器を開発し続けています。イッタラの食器はシンプルで使いやすく、手持ちの食器やカトラリーと組み合わせやすいのが特徴です。電子レンジ、オーブン、食洗機で使えるシリーズも多く、日常使いしやすいことから、もらって嬉しいブランド食器でもあります。また、丈夫で、スタッキング収納しやすいため、キッチンの収納スペースが少ない家庭にもおすすめです。流行に流されないミニマルなデザインは性別や年齢を問わず、多くの人に愛されています。
イッタラの中でも人気が高いのが、「ティーマシリーズ」です。機能性を追求したシンプルな形で、サイズ違いのカップや、ボウルなどが販売されています。カラー展開も豊富で、色を揃えたりあえて違う色を組み合わせたりして楽しめるのがポイントです。シンプルなデザインなので贈り物としても喜ばれます。

北欧食器ブランド37選③/marimekko(マリメッコ)

出典:楽天市場

マリメッコはフィンランドで1951年に設立した北欧を代表するファブリックブランドです。「小さなマリーのためのドレス」という意味を持つブランド名で、日本でも知らない人はいないほど人気があります。インテリアの印象を一気におしゃれに格上げしてくれるデザインは唯一無二です。中でも有名なのが大きな花柄が印象的な「ウニッコシリーズ」。マグカップやプレート、サラダボウルなどバリエーションも豊富に揃います。ポップなレッドや、シックなブラックなどカラーによって印象が大きく変わるため年齢を問わず、贈り物にも最適です。

北欧食器ブランド37選➃/FINLAYSON(フィンレイソン)

出典:楽天市場

フィンランドで最も歴史のあるテキスタイルメーカー「フィンレイソン」は1820年に設立されました。メインコンテンツのホームテキスタイルは上質で、フィンランド国内にとどまらず、世界中に愛されています。その時々のトレンドをおさえた魅力的なデザインを常に展開しており、その背景には北欧の美しい自然や植物など昔ながらの北欧アートが広がります。カジュアルでポップな動植物モチーフの食器は子供へのプレゼントにもおすすめです。

北欧食器ブランド37選⑤elinno(エリーノ)


出典:楽天市場

2008年フィンランドで設立され、高品質のテーブルウェアをデザインしているエリーノ。すべての製品がフィンランドでデザインされ、中国で生産されているのが特徴です。原材料に磁器(ファインボーンチャイナ)を使用し、スカンジナビアの伝統デザインと中国技術を組み合わせて高品質な製品を生産しています。陶器には釉薬がかけられていて、耐久性があり、色あせに強く、食品と接触しても安全なため、世代を受け継いで使える食器です。食洗器や電子レンジ使用にも対応しているため、普段使いにも適しています。
エリーノのRUNAWAY RIBBONS(ラナウェイリボンズ)コレクションは、白地に伝統的な装飾の青いリボンが食器の上を走るイメージがエレガントなデザイン。シンプルかつ上品な印象で、食器として使うだけでなく、見せる収納をしてインテリアのポイントにするのもおすすめです。

北欧食器ブランド37選⑥ Riihimaen Lasi(リーヒマエン・ラシ)


出典:楽天市場

リーヒマエン・ラシはフィンランドで、1910年から1990年まで家庭用のガラス製品から高品質なガラスやクリスタルの装飾品などの生産を幅広く行っていたブランドです。1976年までは手吹きのガラス製品とカラフルな装飾ガラスを、1977年まではクリスタルを生産し、その後1990年に閉鎖するまでは、ガラスとプラスチック製のパッケージの生産が続けられていました。近年ではリーヒマエン・ラシの多くのアイテムにはビンテージとしての高い価値があり、北欧ブランドの愛好家から多くの支持を得ています。特に色鮮やかな美しいデザインの花瓶はレアなアイテムとして有名です。

【スウェーデン食器ブランド】

世界一美しいと言われる街ストックホルムが首都のスウェーデン。日本で大人気の「IKEA」もスウェーデン発で、北欧といえばスウェーデンを連想する方も多いでしょう。昔ながらの伝統的な食器ブランドも数多くあります。今回はその中でももらって嬉しいブランドを紹介させていただきます。

北欧食器ブランド37選⑦/Gustavsberg(グスタフスベリ)


出典:楽天市場

スウェーデンのストックホルムで1825年に創業したグスタフスベリ。ウィルヘルム・コーゲ、スティグ・リンドベリ、リサ・ラーソンをはじめとする、スウェーデン屈指のデザイナーたちが、グスタフスベリにて数多くの個性豊かな傑作を生み出しました。現在も当時の設備を活用しながら、手作りに近い製法で作られているのも特徴です。そのため、クスタフスベリの陶器は大量生産とは違い、ひとつひとつ表情の違う独特の製品に仕上がっています。グスタフスベリの製品のなかでも、緑の葉っぱの模様の「ベルサ」シリーズはブランドのアイコン的存在です。スティグ・リンドベリの代表作であり、今でも絶大な人気があります。

北欧食器ブランド37選⑧/Rorstrand(ロールストランド)


出典:楽天市場

1726年にスウェーデン王室御用達窯として創立されたロールストランドは、スウェーデンでは最も古く、最も知られた陶器ブランドです。装飾性に富んだ高品質な製品で18世紀に高い評価を受け、19世紀後半になると国際的な賞をいくつも受賞するようになりました。「ノーベル賞」の授賞式後の晩餐会でロールストランドの食器が利用されているのも有名です。2001年にフィンランドのイッタラの傘下となりましたが、その後もロールストランドブランドを存続し、芸術性の高いデザインが長年多くの人々から愛されています。

北欧食器ブランド37選⑨/House of Rym(ハウス オブ リュム)


出典:楽天市場

アフリカのチュニジアのハンドクラフトと、現代の北欧デザインが融合したスウェーデンのブランド、ハウス・オブ・リュム。チュニジア人夫婦がスウェーデンを訪れた際に北欧のデザインに魅せられ、夫婦の母国チュニジアで、北欧ブランドであるハウス・オブ・リュムが設立されました。デザインはすべて北欧のデザイナーによる物で、スウェーデンのブランド「ファインリトルデイ」を手掛けるエリザベス・ダンカーをはじめとする才能あるデザイナーが起用されました。北欧デザインとチュニジアのハンドクラフトのマッチングが新鮮で、今大注目のブランドです。ポップな色使いと、なんとなく懐かしい気持ちにさせてくれるレトロな印象のデザインが素敵です。
中でも2015年に発表された「Lucky Clover」のシリーズは、幸運を意味する四つ葉のクローバーがかわいいパターン。ひとつでも十分テーブルコーディネートのポイントになってくれます。

北欧食器ブランド37選⑩/Månses Design(モンセスデザイン)

出典:楽天市場

スウェーデンで2007年に創業したモンセスデザイン。北欧諸国のみならず、ドイツやフランスなどでも人気の北欧食器ブランドです。モンセスデザインの製品作りのコンセプトは「食卓を皆で囲み、楽しく有意義な時間を過ごすこと」。シンプルなデザインと温かみのあるフォルムで、日常使いにぴったりの食器を提案しています。
モンセスデザインを代表する、「オーバノーケルシリーズ」は、陶器のような自然な風合いの下地に、ハンドペイントで色付けされた縁が特徴です。レトロモダンを感じさせるデザインは、素朴さの中にも品があります。モンセスデザインの商品の中でも人気があるボウルは、朝食でシリアル、ヨーグルト、フルーツなどをいただくのにぴったり。 他にも小鉢として使ったり、スープを入れたり、汎用性が高いのも魅力です。

北欧食器ブランド37選⑪/Design House Stockholm(デザインハウス・ストックホルム)

出典:楽天市場

1992年にスウェーデン・ストックホルムに設立された「デザインハウス・ストックホルム」は、北欧を代表する著名なデザイナーとのコラボを実現し、その洗練されたデザインをお手頃な価格で数多く商品化しています。北欧デザインに再ブームを巻き起こしたブランドのひとつと言っても過言ではなく、デザインショップの先駆け的存在。人気デザイナーのハッリ・コスキネンによるブロックランプなど、ベストセラー商品も多数生み出している、世界的に注目度の高い北欧ブランドです。スウェーデンの絵本作家エルサ・ベスコフシリーズの食器は、北欧らしい自然をテーマに扱った物が多く、淡くやさしいタッチの美しい絵が特徴で、日本でも人気があります。

北欧食器ブランド37選⑫/Upsala Ekeby/Gefle(ウプサラエクビー/ゲフレ)

出典:楽天市場

ウプサラエグビーは1885年にセラミック・タイルの製造会社として創業されました。一方、ゲフレは1910年にスウェーデンで創業した、良質なテーブルウェアを製造するメーカーでした。ゲフレは1935年にウプサラエグビーに買収された後も、1979年までゲフレ・ブランドの陶磁器を製造販売しています。現在、ゲフレの製品は製造されておらず、北欧コレクターの間では希少なビンテージ商品として有名です。ゲフレを代表する「アグネッタシリーズ」は、ブラウンのラインと花柄がシックで落ち着いた雰囲気。インテリアとして壁に飾ったり、普段使いしたり、様々な楽しみ方ができるデザインです。

北欧食器ブランド37選⑬ KOSTABOTA(コスタ・ボダ)


出典:楽天市場

コスタ・ボダは、1742年にスウェーデン南部に設立されたガラス工場「コスタ」からはじまったガラスウエアメーカーです。ヨーロッパの現存するガラス工場の中で一番古い歴史があります。その後「ボダ」社と合併し、1771年に社名を「コスタ・ボダ」とブランド名を統一しました。芸術性において類を見ない北欧的なカラー、デザインが特徴的なブランドで、スウェーデン王室の晩餐会で使用されていることでも有名です。コスタ・ボダ社の人気シリーズ「MINE」は、豊富な色展開にぽってりした質感が特徴的。飲み物を注いでグラスとして使用するだけでなく、ペンを立てたり、花を活けたり、アレンジするのもおすすめです。

北欧食器ブランド37選⑭ LOTTA KUHLHORN(ロッタ・キュールホルン)


出典:楽天市場

スウェーデンで活躍するロッタ・キュールホルンは、ストックホルム在住の人気イラストレーターです。ロッタ・キュールホルンのデザインをセルビアの「メタラッツ社」がホーロー製品に仕上げたアイテムは、北欧レトロなデザインが人気。北欧らしい大胆なカラーを使った色鮮やかなキッチンアイテムで、日本でも多くのファンを獲得しています。

北欧食器ブランド37選⑮ SAGAFORM(サガフォルム)


出典:楽天市場

スウェーデンで1994年に創業したサガフォルムは、スウェーデンの最先端を走る新進気鋭のデザイナー達を集結し、革新的なデザインのキッチン、テーブルウェアなどの生活用品を提案するブランドです。家の中を明るく飾りたい、という北欧ならではのニーズに応え、カラフルでポップなアイテムが多くそろいます。「自分へのご褒美」がコンセプトのサガフォルムのアイテムは、自宅用としてはもちろん、贈り物にも最適です。北欧デザインを担う期待のブランドで、最近、日本での人気も高まっています。

北欧食器ブランド37選⑯ /MATEUS(マテュース)

出典:楽天市場

かつてファッションモデルとして活躍していたスウェーデン女性テレサのデザインと、ポルトガルの職人技術がコラボレーションして生まれた新感覚のテーブルウェアブランド「マテュース」。食器やグラス、カップなどを洋服のようにコーディネートして、毎日の生活を楽しみたいという願いが込められています。ひとつひとつハンドメイドされていて、塗りムラなどもデザインの一部として楽しめる食器です。シンプルながら上品で、日常使いにも来客やパーティーなど特別なイベントにも使えるオールマイティーに活躍してくれます。

【デンマーク食器ブランド】

世界一幸せな国、と言われているデンマーク。生活の質を大事にしているデンマークの人達は、毎日使う食器もこだわりを持って選んでいます。北欧モダンなイメージのあるデンマーク食器ですが、歴史のある物や、今はヴィンテージでしか入手できない貴重な食器もたくさんあります。

北欧食器ブランド37選⑰/ROYAL COPENHAGEN(ロイヤルコペンハーゲン)


出典:楽天市場

1775年にデンマーク王室御用達として創設された陶磁器ブランドであるロイヤルコペンハーゲン。日本でもおなじみの高級ブランドです。ブランドロゴには王室ゆかりの王冠が配置されているのが特徴。「世界一豪華なディナーセット」として名高い「フローラ・ダニカ」は今も王室晩餐会で使用されています。高度な手描きによる独特の絵柄や、日本でも人気の高い「コペンハーゲンブルー」と呼ばれる独特なカラーなどが、 伝統と誇りを守るクラフトマンシップにより受け継がれています。白地にコバルトの鮮やかな「ブルーフルーテッド」シリーズは、日本でも結婚祝いなどギフトの定番として人気です。

北欧食器ブランド37選⑱/ROSENDAHL(ローゼンダール)


出典:楽天市場

ローゼンダールは、元は貿易商社としてエリック・ローゼンダールにより1984年に設立された後、フィンランドのブランド、イッタラのガラス製品の輸入商社として活動を開始しました。1992年からローゼンダールのオリジナルブランドの製造に着手し、以降デザイン性と機能性を兼ね備えた高品質の製品を作り続けています。世界中で愛されている北欧食器ブランドですが、日本で特に人気が高いのはブランデーグラスやビアグラスなどのガラス製品。ローゼンダールのグラスは大きさや形が持ちやすいデザインで、グラス越しのブランデーの色が鮮やかに映えることで有名です。

北欧食器ブランド37選⑲/Kronjyden(クロニーデン)


出典:楽天市場

クロニーデンは、1937年に植木鉢製造会社としてデンマークのユトランド島に設立されました。1958年にデンマークのデザイナーであるイェンス・クイストゴーがデザインした「レリーフシリーズ」が大人気となり、食器ブランドとして広く知られることとなります。1977年にはビング・オー・グレンダールに買収された後も、クイストゴーがデザインした人気シリーズは引き続き生産されていました。1980年代に安価な海外製品に需要が移ったことで閉業を余儀なくされ、今手に入れることができるのはほとんどがヴィンテージです。近年は当時のデザインの復刻盤が販売され、北欧ファンから注目を浴びています。北欧デザインでありながら、和食器のような風合いがあり、日本の食卓にもぴったりです。

北欧食器ブランド37選⑳/DANSK (ダンスク)

出典:楽天市場

デンマーク風という意味から名付けられた1954年設立のデザイン会社「ダンスク」。北欧を中心とした各国のデザイナー達による製品は現代的なデザインが多く、シンプルで機能性が高いのが特徴です。キッチンからテーブルウェアまで幅広く人気があり、北欧のトータルライフスタイルブランドと言えます。北欧インテリア雑貨の中でも格調が高く、デンマーク王室でも愛用されていることでも有名です。ルーブル美術館、モダンアート美術館などのコレクションにも並んでいます。ダンスクの中でも特に人気が高い「アラベスクシリーズ」は、熟練の職人が一筆一筆丁寧に描きあげているため、ひとつひとつ表情が違うのが魅力的。また、個性的な魚型の「スモールフィッシュプラター」は、存在感があり、パーティー料理に最適です。

北欧食器ブランド37選㉑/bodum(ボダム)

出典:楽天市場

「ボダム」は、1944年にデンマーク、コペンハーゲンに設立されました。設立当初は家庭雑貨の卸がメインでしたが、1950年代から始めたデザインを重視したオリジナル商品開発によって誕生したサイフォン式のコーヒーメーカー、「サントス」が好評を博し、ヨーロッパに知られるようになります。現在は世界55ヶ国で販売され、優れたデザインと機能性をもつ製品として、長年に渡り数々のデザイン賞を受賞しています。ボダムのアイテムは独自の二重構造が特徴で、保温、保冷に優れているのが特徴です。また、電子レンジ、食洗器の使用だけでなくオーブンも使用可能で、実用性にも富んでいます。

北欧食器ブランド37選㉒/Kahler(ケーラー)

出典:楽天市場

ケーラーは陶芸家のハーマン・J・ケーラーが1839年に創業した北欧を代表するデンマークの陶磁器ブランドです。息子のハーマン・A・ケーラーが工房を引き継ぎ、世界中の展覧会や美術館で展示され、高い評価を得たことをきっかけに、芸術性の高い世界的な陶磁器メーカーになりました。デンマークの代表的なアーティストや陶芸家が手がけたデザインが多く、陶磁器はひとつひとつ熟練した職人の手によって作られています。ケーラーの「マノカップ」は、個性的なフォルムが特徴の大きめのマグカップです。持ち手がないカップですが、絶妙に手になじむ飽きのこないデザイン。また、近年インスタや雑誌などで「オマジオシリーズ」の花瓶が掲載され、話題になっています。インテリアのポイントケーラーのアイテムを取り入れるのもおすすめです。

北欧食器ブランド37選㉓/RICE(ライス)

出典:楽天市場

1998年にデンマークで、デザイナーのシャーロットとその夫フィリップが、ライス(=米)のように人に必要にされ大切にしてもらえるよう願いを込めて設立された北欧のテーブルウェアブランド「ライス」。見ているだけでハッピーな気分になる、カラフルで、ポップで、キュートなデザインが特徴です。とても軽くて丈夫なメラミン素材の食器は、子供用としてだけでなく、パーティーにも最適。また、アクセサリーなどの小物入れとしても活用できます。シーズンごとに新しいデザインの商品が出るため、チェックするのも楽しいブランドです。

北欧食器ブランド37選㉔Rosti mepal(ロスティメパル)


出典:楽天市場

ロスティメパルは、1944年創業のデンマークブランド「ロスティ」がオランダの「メパル」と合併してできた、キッチンウェアブランドです。メラミン樹脂を使用したキッチン雑貨を多く取り扱っており、シンプルで使い勝手のよいデザインと高い機能性で、世界中で高い人気を誇っています。中でもデンマーク王室から依頼を受けて作られたミキシングボウルは使いやすさが魅力で、発売してから60年以上経つ現在でも世界中で愛用され、ロングセラーです。

北欧食器ブランド37選㉕ aida(アイーダ)


出典:楽天市場

アイーダは、1953年に「ANCHER IVERSEN」の名でデンマークに設立されました。以後50年以上に渡り質の高い職人工芸の伝統を重んじながら、デンマークをはじめ、世界34カ国へ向けてテーブルウェアを作り続けています。アイーダのアイテムは誰もが使いやすい、シンプルで機能的なデザインが特徴です。シンプルで控えめな模様が美しく、洋食、和食など料理のジャンルを問いません。また、手頃な価格設定で北欧の人々の日常生活に欠かせないブランドになっています。

北欧食器ブランド37選㉖ Soholm(スーホルム)


出典:楽天市場

スーホルムは、1835年にデンマークの小さな芸術の島「ボーンホルム島」で創業された陶磁器メーカーです。創業以降1950年代まで、多くのデザイナーが活躍し、多くのモダンビンテージの作品が生み出されました。1996年に閉鎖された後、デンマークのビンテージ人気が高まるにつれ、スーホルムの作品は入手困難となり、現在でも世界中のコレクターの人気を集めています。スーホルムの陶器は、厚みのあるぽってりとした形が特徴です。食器にたっぷりかけられた釉薬が自然に流れるのに任せる手法をとっているため、ひとつひとつ違った個性を楽しめます。

【ノルウェー食器ブランド】

ノルウェーはフィヨルドが有名でで、ヨーロッパの中でも自然豊かな国です。人口は500万人ほどで、非常に穏やかな風土で知られています。その一方で、識字率や就学率が世界的に見ても高いことが特徴です。フィンランド、スウェーデン、デンマークに比べると北欧食器の知名度が低いノルウェーですが、今までその価値を宣伝されてこなかったのが原因のひとつと言われています。近年人気が高まっているノルウェーのビンテージ食器の中から特に人気のあるブランドをご紹介します。

北欧食器ブランド37選㉗/Cathrineholm(キャサリンホルム)


出典:楽天市場

キャサリンホルムは、ノルウェーのアイコン的な北欧デザインブランドです。生産を開始した1907年当時は静鉄製品や農業機器の製造を行っていましたが、時代とともにエナメル製品、とりわけキッチン用品を製造する会社へと進化しました。1972年まで続いたブランドで、今でも世界中で愛され続けています。「北欧デザインの女王」と呼ばれる、デザイナーのグレタ・プリッツ・キッテルセンが中心となり、様々なキッチン用品がデザインされました。中でもハスの花をモチーフにした「ロータスシリーズ」はポップな色使いと上品なデザインで人気が高く、北欧のみならずアメリカや日本にも多くのファンがいます。

北欧食器ブランド37選㉘/Figgjo(フィッギオ)


出典:楽天市場

1941年ノルウェー南西部の街、フィッギオで創業したノルウェーを代表する大手陶器ブランドです。1980年代からは業務用食器に力を入れ、高品質なテーブルウェアブランドとして、レストラン、ホテル用食器を世界中に輸出しています。また、食器の丈夫さが重宝されて、ノルウェーの幼稚園の食器として採用されるなど、ノルウェー国内需要の高いブランドです。60年代は絵本から抜け出したかのような、カラフルでかわいい絵柄をデザインしたシリーズを生み出しています。「ロッテ」、「フォルクロール」、「マーケット」、「サガ」、「アネマリエ」など、数多くの愛らしいデザインシリーズがあり、特にフィッギォの代表的なデザイナーであるチュール・グラムスタッド・オリヴァーが描いた「ロッテ」シリーズは、日本でも高値がつく人気アイテムです。

北欧食器ブランド37選㉙/Porsgrund(ポシュグルン)

出典:楽天市場

1885年創業のポルシュグルンは、ノルウェーに現存する老舗の陶磁器ブランドです。 日本ではあまり見かけませんが、ノルウェーにはポルシュグルン専門のコレクターがいるほど人気があります。絵本のようなかわいらしいデザインだけでなく、ノルウェーらしいニッセやトロール人形のような、ちょっと不細工なキャラクターのデザインも楽しいブランドです。1968年から異なるデザインで毎年発表され続けている、ブルーのイヤープレートは、コレクターのみならず、幅広い人気があります。人とはかぶりたくない、少しマニアックなアイテムが好きな人におすすめの北欧食器です。

北欧食器ブランド37選㉚ Stavangerflint(スタヴァンゲルフリント)


出典:楽天市場

スタヴァンゲルフリントは、1949年にノルウェー西部の港町、スタヴァンゲル地方で創設された陶器メーカーです。スタヴァンゲルフリントは、可愛い絵柄で人気の女性デザイナー、トゥーリ・グラムスタッド・オリヴェル、インゲル・ヴォーゲ、多くの賞を受賞したコーレ・ベルヴェン・フィエルソーなど、数多くの人気デザイナーを輩出しました。1968年にフィッギオ社と合併し、1979年にフィッギオ社に完全に買収されて廃業するまで、スタヴァンゲルフリントは素朴で温かみのあるテーブルウェアを数多く生産しています。

【日本食器ブランド】

日本にも北欧デザインの美しい食器ブランドが多くあります。北欧のおしゃれでハイセンスなデザインを取り込み、和の雰囲気も残した食器は日本の食卓にピッタリです。贈り物にも普段使いにもおすすめできる日本食器ブランドをご紹介します。

北欧食器ブランド37選㉛/西山(ニシヤマ)

出典:楽天市場

波佐見で有名な長崎県の波佐見町に誕生した西山は、日本の伝統技術に新しい風を取り込んだブランドです。波佐見焼の特徴である白磁の美しさと繊細な染付の技術をそのままに、普遍的な北欧デザインを再現した食器は、普段使いに最適。淡く儚げなカラーは、どんな食器とも相性が良く、使いやすいのが特徴です。ひとつひとつ丁寧に手作りされているため、風合いがそれぞれ違うのも魅力的。お祝いにもおすすめのブランドです。

北欧食器ブランド37選㉜/SAKUZAN(さくざん)

出典:楽天市場

岐阜県土岐市の山間に工房を構える美濃焼ブランドのサクザン。料理を際立たせるために作られたサクザンの食器は毎日の食卓に取り入れるのがおすすめです。食器単体よりも料理を乗せることでその機能美が開花します。マットな質感は手に取った時に心地よく、縁は口に馴染む薄さに作られています。北欧の雰囲気がある淡いカラーは美しく、セットで揃えたり、別々のカラーを楽しんだり、自由にコーディネートできるのも特徴です。

北欧食器ブランド37選㉝/ideaco(イデアコ)

出典:楽天市場

1989年に創業したイデア株式会社から発足したオリジナルブランド「イデアコ」は、世界からも注目を集めています。権威あるデザイン賞を受賞しただけでなく、パリやニューヨーク、香港など世界中の有名ホテルでイデアコのアイテムが採用されていることでも有名です。イデアコの食器は多用途に使えるシンプルな物が揃い、日常使いやアウトドアまで幅広く活躍してくれます。また、コンパクトにスタッキングできるため、収納場所も選びません。必要な物を永く愛用するというイデアコの考え方は、北欧のスタイルと共通しています。

北欧食器ブランド37選㉞/mina perhonen(ミナペルホネン)

出典:mina-perhonen公式HP

デザイナーの皆川明が1995年に「ミナペルホネン」の前身「ミナ」を立ち上げたことからスタートしたブランドです。「ミナ」は私、「ペルホネン」は蝶を意味するフィンランド語で、蝶のように美しい図案を軽やかに作りたいという願いが込められています。食器は丁寧に手作業で釉薬をつけているため、ひとつひとつ表情が異なるのが特徴です。繊細な刺繍のようなサークルのパターンはミナペルホネンの代名詞でもある「タンバリン」。料理がより美しく、華やかに見えるプレートは大切な人への贈り物にも最適です。

北欧食器ブランド37選㉟/KINTO(キントー)

出典:KINTO公式HP

1972年、滋賀県彦根市で、食器卸売業をスタートさせた後、オリジナル商品の企画開発を始めた「キントー」。海外への商品展開も順調で、近年大きく飛躍している日本ブランドです。中でも、自然界のカラーをモチーフにした「フォグシリーズ」は、飽きの来ないシンプルなデザインと、耐久性を兼ね備えています。薄造りで口当たりの良さを追求したマグは、指にフィットするハンドルのカーブにもこだわっているのがポイントです。洗練されたデザインの食器は見せる収納にすることで、インテリアの一部としても楽しめます。

北欧食器ブランド37選㊱/KANEAKI SAKAI POTTERY(カネアキサカイポタリー)

出典:KANEAKI SAKAI POTTERY公式HP

「カネアキサカイポタリー」の工房は日本一の陶磁器生産量を誇る岐阜県土岐市にあります。100年以上の歴史がある「金秋酒井製陶所」の女性職人の、自分が欲しいと思える器を届けたいという思いから生まれた工房です。高温焼成による丈夫な作りは、長年業務用食器を製造してきた製陶所ならでは。見た目の美しさはもちろん、日常使いすることでより魅力を開花させる食器です。

北欧食器ブランド37選㊲/TABLEWARE EAST(テーブルウェアイースト)

出典:楽天市場

日常使いする食器はプチプラの方が使いやすい!という人におすすめなのが、「テーブルウェアイースト」の食器です。テーブルウェアイーストがあるのは、日本でトップを争う食器の産地、岐阜県土岐市。美濃焼の窯元から高品質な食器を直接買い付けして販売しているため、テーブルウェアイーストの食器は低価格なのが特徴です。中でも人気の高いスープマグは、あえて素地をたたいた跡を残してあるため、でこぼことした質感が楽しめます。和、洋両方の雰囲気を併せ持つ使いやすい食器が豊富に揃うブランドです。

【北欧デザインの食器で日常をより豊かに】

今回の北欧食器ブランド特集はいかがでしたでしょうか?様々なデザインがあり、使い勝手の良い北欧デザインの食器は魅力にあふれています。歴史のある食器やビンテージ、実用性のある高機能な物まで見れば見るほど欲しくなってしまうアイテムばかりです。ぜひお気に入りの北欧食器を食卓に取り入れてみてください。

あなたへのおすすめ記事