アメリカンスタイルに最適な観葉植物10選!アメリカらしい、多様なインテリアとともに

by ryo.animal

お家時間が増えた今、心を癒やしてくれる観葉植物の人気が高まっています。でも観葉植物はただ癒しをあえてくれるだけではありません。部屋をおしゃれに見せてくれたり、空気を清浄してくれたりなど、置くだけで良いことばかりなんです。

そんな観葉植物を、今回は「アメリカンスタイルのインテリア」にあわせてご紹介します!

「アメリカンスタイルのインテリア」と聞くと、どんな部屋を想像しますか?優しいカントリー風、ポップなダイナー風、クールなミッドセンチュリー風などいろいろありますよね。

世界第3位の巨大な国土に多民族が暮らすアメリカでは、さまざまな文化がはぐくまれてきました。そのためたくさんのインテリアスタイルがあります。それぞれのインテリアスタイルに合わせて、それに最適な観葉植物をセレクトしました。ぜひお部屋のインテリアの参考にしてみてください。

 

アメリカンスタイルに最適な観葉植物①:ダイナースタイル +「シェロチク」

出典:Pinterest

ダイナースタイルとは50~60年代のアメリカンダイナーをイメージした、ポップで賑やかなテイストのインテリアです。昔のアメリカ映画に出てくるような、いかにも”アメリカ”という感じですよね。

定番としては上の写真のように黒白の市松模様の床、赤を効かせた配色にアメリカンレトロなインテリア小物でまとめます。

おすすめの観葉植物:シェロチク

出典:Bouquet Nature

ダイナースタイルはとても賑やかなテイストなので、それに負けない大型で緑が濃いものがよいでしょう。おすすめは「シェロチク」です。

特徴的な細い葉がシェロに似ているため、シェロチクと呼ばれていますが、実際はヤシの仲間です。寒さや日陰にも強いので、観葉植物初心者の方でも安心して育てられます。水を良く吸うので水やりを忘れないことが上手に育てるポイントです。

一年を通して鮮やかな緑色で、部屋に飾ると魔除けにもなるといわれています。別名は「緑の宝石」。花言葉が「成功」と「向上心」なので、プレゼントにもよろこばれます。

 

アメリカンスタイルに最適な観葉植物②:カントリースタイル +「ゴールドクレスト」

出典:Pinterest

カントリースタイルとはアメリカでは「Early American Country Interior(開拓時代のアメリカンカントリーインテリア)」と呼ばれています。素材のぬくもりを活かした、素朴であたたかい雰囲気が特徴です。どっしりとしたパイン材を使った家具、ギンガムチェック柄や、パッチワークキルトなどが使われます。

おすすめの観葉植物:ゴールドクレスト

出典:Hito Hara

素朴であたたかみのあるインテリアには優しい雰囲気の観葉植物が似合います。おすすめは「ゴールドクレスト」です。

明るく柔らかいライムグリーンの葉をもち、モミの木のような姿がとてもかわいらしい観葉植物です。ゴールドクレストは北アメリカ原産のヒノキ科の植物で、寒さと乾燥にとても強く、近年ではガーデニングに使用されることも増えてきました。

しかし、高温多湿には弱いので、夏は風通しを良くするために下の方の枝は刈り込みましょう。また美しい樹形を楽しむ観葉植物なので、定期的な剪定も必要です。

 

アメリカンスタイルに最適な観葉植物③:アーリーアメリカンスタイル +「シュガーバイン」

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アーリーアメリカンスタイルとは小説「赤毛のアン」の世界に見られるような、開拓時代のアメリカをイメージしたインテリアスタイルです。

17~18世紀頃の植民地にイギリスから移入されたもので「コロニアル様式」とも呼ばれています。ログハウスのような質素な空間に、優しい雰囲気のアンティーク家具を合わせたシンプルなスタイル。日本でも昔からとても人気が高いです。

おすすめの観葉植物:シュガーバイン

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優しい雰囲気のアーリーアメリカンスタイルには、爽やかな常緑つる性植物の「シュガーバイン」がおすすめです。星形の葉がとてもかわいらしく、インテリアグリーンとして昔から高い人気があります。

葉の裏に甘い樹液をつけることからsuger(砂糖)vine(つた)と名付けられたそうです。高い位置に飾ると、つるが次第に垂れ下がり、お部屋にナチュラルな雰囲気をあたえてくれます。

 

アメリカンスタイルに最適な観葉植物④:ヴィンテージスタイル +「オーガスタ」

出典:Pinterest
レザーのソファやウォールナットの家具など、重厚な雰囲気のレトロアイテムを使ったアメリカンヴィンテージスタイル。落ち着いた大人のインテリアとして人気です。流行に左右されず、いつの時代でも愛されるスタイルです。

おすすめの観葉植物:オーガスタ

出典:Hito Hara

重厚な雰囲気のヴィンテージスタイルには存在感のある観葉植物が似合います。おすすめは「オーガスタ」です。

オーガスタは学名をストレリチア ニコライといい、ロシア皇帝ニコライ一世から名付けられました。とても優雅でセレブな感じがしますね。

バナナのような大きめの葉で、トロピカルな雰囲気です。蒸散作用が他の植物と比べて大きいので、天然の加湿器の役割もしてくれます。美しい深い緑色の葉はとてもインテリア性が高く、お部屋をおしゃれに演出してくれます。

 

アメリカンスタイルに最適な観葉植物⑤:ミッドセンチュリースタイル +「コルディリネ レッドスター」

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ミッドセンチュリースタイルとは、「ミッドセンチュリー(世紀の半ば)」という言葉のとおり、40~60年代の家具やデザインで装飾したインテリアのことです。

特徴としては、戦後の開放的な時代を象徴するような有機的な曲線、明るいポップカラーなどです。そのレトロモダンなデザインは今でも根強いファンが多くいます。

おすすめの観葉植物:コルディリネ レッドスター

出典:Hito Hara

個性的でスタイリッシュなミッドセンチュリースタイルには、印象的な観葉植物がよく合います。おすすめの「コルディリネ レッドスター」は、つややかで赤みがかった細長い葉が、放射線状に伸びる特徴的な品種。エキゾチックで気品がある雰囲気をもっています。

リュウゼツラン科コルディリネ属の植物で、多肉質の太い地下茎を持っています。光線が弱いと発色が悪くなるので、春と秋はよく日に当てるようにし、夏は明るい日陰で育てて下さい。

 

アメリカンスタイルに最適な観葉植物⑥:インダストリアルスタイル +「ドナセナ グローカル」

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インダストリアルとは「産業の」「工業の」という意味です。1919年にアメリカのジョーゼフ・サイネルが提唱した「インダストリアルデザイン=大量生産できる、機能美にすぐれた工業製品のデザイン」というものがもとになっています。

現在では工業街をイメージさせるような、スチールやコンクリートなどの建築資材がむき出しになっている、無骨でかっこいいインテリアを指します。

おすすめの観葉植物:ドナセナ グローカル

出典:Hito Hara

インダストリアルスタイルのように、資材に木材や金属などを使った男性的なインテリアには、濃緑で葉の形がしっかりしたものが似合います。

おすすめする「ドナセナ グローカル」はダークグリーンの葉が美しく、高級感があるのでインテリアグリーンとして人気がある品種です。

とても丈夫で、耐陰性・耐寒性ともに優れているという育てやすさも人気のひみつ。

「ドナセナ」とは、キジカクシ科・ドラセナ属に分類される常緑樹です。約160種もの種類があり、それぞれ葉っぱの太さや色味などはさまざま。昔日本で流行った『幸福の木』こと「コルジリネ・ターミナリス」の近縁でもあります。

 

アメリカンスタイルに最適な観葉植物⑦:ブルックリンスタイル +「ドナセナ ソング オブ ジャマイカ」

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家賃が高騰したマンハッタンからやってきたアーティストたちが、古い倉庫を改装しブルックリンに住み始め、そのインテリアが注目を浴び、「ブルックリンスタイル」が誕生しました。

レンガやタイル、鉄などが多く使用されている建物や倉庫が多かったため、そうした素材を活かしたインテリアが特徴です。

近年日本でも良く紹介されるようになり、重厚感がただようかっこいい雰囲気から「男前インテリア」とも呼ばれ、人気を博しています。

おすすめの観葉植物:ドナセナ ソング オブ ジャマイカ

出典:Hito Hara

インダストリアルスタイルと同じく、男性的なインテリアのブルックリンスタイルも、濃緑で葉の形がしっかりたものが似合います。

おすすめの「ドナセナ ソング オブ ジャマイカ」は、濃い緑色の葉の内側に黄緑色のストライプが入ったスタイリッシュな観葉植物です。

芸術的な樹形が特徴の「ドナセナ ソング オブ ジャマイカ」は、アーティストが作り上げたというブルックリンスタイルの雰囲気にぴったりです。管理も簡単で、観葉植物初心者にはとてもおすすめ。ただ、寒さには弱いので、できるだけ暖かい場所において下さい。

 

アメリカンスタイルに最適な観葉植物⑧:マンハッタンスタイル +「フィカス ウンベラータ」

出典:Pinterest

マンハッタンスタイルとは、エネルギッシュでスマートなマンハッタンに住む人々のライフスタイルを象徴するようなインテリアです。

白と黒のシンプルなモノトーンカラーに、個性的なデザインやモチーフをアクセントにした、大人っぽい雰囲気が特徴。

「ブルックリンスタイル」と「マンハッタンスタイル」をまとめて『ニューヨークスタイル』とも呼び、「ブルックリンスタイル」がレトロ寄りなのに対し、「マンハッタンスタイル」はモダン寄りです。

おすすめの観葉植物:フィカス ウンベラータ

出典:Hito Hara

ひらひらとした丸みのある葉が安らぎをあたえてくれる「フィカス ウンベラータ」は、カフェやインテリアショップでも良く使われる人気の品種です。

普段仕事で忙しいキャリアウーマンを癒やしてくれる、かわいらしい雰囲気の観葉植物は、マンハッタンスタイルのインテリアにとてもおすすめ。

上へ上へ伸びていく、生命力旺盛な様子も毎日元気がもらえそうですね。繁盛・発展を祈願して、お店や事務所の開店お祝いにも喜ばれる観葉植物です。

 

アメリカンスタイルに最適な観葉植物⑨:西海岸スタイル +「トックリラン」


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西海岸スタイルは、アメリカのカリフォルニア州にあるサンフランシスコ、ロサンゼルス、サンディエゴなどの海岸沿いの街をイメージしたインテリアです。広大な空と海を感じさせる開放感と、アメリカらしいカジュアルな雰囲気が特徴。

カラーは空と海を連想させるブルーが基本です。デニム素材などもよく使われます。それに自然の無垢材、サーフボードなどのインテリア小物で雰囲気を出します。

おすすめの観葉植物:トックリラン

出典:Hito Hara

軽やかに細長い葉が下に垂れさがる「トックリラン」は、カジュアルな西海岸スタイルにぴったりです。株の基部が肥大して徳利(とっくり)のような形状をしたユニークな観葉植物。

丈夫で育てやすい品種ですが、とても日光が好きな植物なので、年間を通して良く日の当たる場所においてください。

 

アメリカンスタイルに最適な観葉植物⑩:サウスウェスタンスタイル +「柱サボテン」

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ネイティブ柄やメキシカンなテイストを織り交ぜてつくるサウスウェスタンスタイル。文字どおり南西部アメリカのスタイルで、サンタフェのような先住民とスペイン、メキシコの文化が融合した地域をイメージしたインテリアです。独特のエキゾチックな雰囲気が魅力的です。

おすすめの観葉植物:柱サボテン

出典:Hito Hara

エキゾチックな雰囲気のサウスウェスタンスタイルにはインパクトの強い柱サボテンがぴったり。

太陽が大好きな植物なので、半日以上は日が当たる場所に置いて下さい。ただし、日差しが強すぎると葉焼けの原因となってしまうので、真夏の直射日光はさけましょう。

 

最後に

人気のアメリカンスタイルのインテリアに最適な観葉植物を紹介しました。大国アメリカらしく、たくさんのインテリアスタイルがありましたね。お気に入りのものは見つかったでしょうか?

観葉植物はフェイクもよく販売されていますが、生きた植物を飾ることで心も癒やされますし、部屋の空気もすがすがしく変わりますよ。ぜひご自宅のインテリアに取り入れてみて下さい。

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