●インテリアにマッチするソファーの選び方
部屋でくつろぐために欠かせないインテリア家具といえば、ソファーではないでしょうか。素材やデザインにこだわったおしゃれなソファーは、お部屋の雰囲気をグンと格上げしてくれる存在です。今回は、インテリアにマッチするおしゃれなソファーの選び方とおすすめの商品について紹介します。
多くの場合、ソファーはリビングに置くことが多いでしょう。リビングは、テレビを見てくつろいだり、家族やゲストが集まったり、仕事や勉強、遊びなど自由に時間を過ごしたりする多機能空間。一日のうちでも滞在時間の長い場所なので、好みのインテリアにマッチしたおしゃれなソファーを選びたいものです。すでにリビングのインテリアスタイルが決まっているのであれば、部屋の雰囲気に馴染むデザインやカラー、素材で揃えていきます。逆に、ソファーを基準にこれからインテリアを作り上げるような場合には、理想の部屋をイメージしながら選んでみましょう。ヴィンテージやナチュラル、モダンなど、好みのインテリアのスタイルを決め、ディテールにこだわって探してみてください。本革ならシックでモダンな雰囲気、あるいはヴィンテージ風のものが見つかるかもしれません。明るいカラーのファブリックソファであれば、北欧テイストにぴったり。武骨なアイアンフレームのものは、インダストリアルでかっこいいインテリアに仕上がるでしょう。LDKスペースに置いてあるテーブルやダイニングチェア、収納家具とのコーディネートを考えながら、好みのタイプのソファーを選んでいきます。
インテリアとの相性のほか、用途に合ったサイズや機能であることも長く愛用できるソファーをチョイスするための重要ポイント。リビングの広さやライフスタイルをよく考えたうえでレイアウトを決めましょう。ソファーのレイアウトの仕方として、まずベーシックなのが直線型です。ソファー、テーブル、テレビ台などのリビング家具が平行に並び、狭い部屋でも家具が配置しやすいのが特徴。また、テレビとソファーを直角に配置する横型レイアウトも、省スペースに役立ちます。いっぽう部屋サイズに余裕がある場合におすすめなのが、足を前に伸ばせるカウチタイプのソファーをコーナーに配置したL型のレイアウト。家族が近い距離でくつろいだり、リラックスしながらテレビ鑑賞をしたりしたいときなどにおすすめです。距離を取って座ることもできるので、さまざまな使い方が可能ですよ。対面型レイアウトは、応接向きの配置です。テーブルをはさんでソファーを2つ向かい合わせに置くことで、相手と向き合って会話ができます。一人掛けソファーやスツールを合わせることでさまざまな用途に対応できますし、組み合わせ次第でオリジナリティが出せるのが嬉しいポイント。座りながらテーブルを使うことを考えて、家具の高さや空間の余裕をチェックしてくださいね。
そのほか、実際に使うシチュエーションを具体的にイメージすることも大切です。あぐらをかいて座りたいときには奥行きのある座面が最適ですし、横向きに寝ころびたい場合にはひじ掛けが低いタイプを選ぶと枕代わりに。自分好みの姿勢で長時間テレビを見たいときなどにはリクライニングタイプが便利でしょう。また、テーブルで作業をしたり食事をとったりする場合には、座面が硬いものがおすすめ。ソファダイニングと呼ばれる、ダイニング兼用のタイプを選んでもよいですね。生地素材やアームの形状、座り心地などそれぞれ個性があるので、特徴をよく理解してお気に入りのソファーを選んでください。
●おすすめのおしゃれなソファー
ストレート
最もベーシックで人気な、まっすぐなタイプのソファー。背にもたれて座ったり、サイズや形状によっては寝そべったりすることもできます。来客時にも使えるうえ、フットスチェアをプラスすればリラックスしたいときにも活躍。さまざまな使い方ができて、インテリアにも合わせやすい、便利なソファーです。
<Basic Sofa 3P/greeniche>
出典:greeniche
硬めの座面と柔らかめの背もたれのバランスが絶妙な、長時間座っても疲れないおしゃれなソファー。座面はややうしろに傾いて奥行きがあるため、体を安定させて広々と座ることができます。あぐらをかきたい人にもおすすめです。アーム部分は木の感触を味わえる無垢材を使用。背もたれとアームの接合部に真鍮を使っているため、年月とともに味わいを増すソファーです。ファブリックはレッド、グリーン、ブルー、イエローなど多彩なラインナップ。お部屋のカラーコーディネートを楽しめます。
カウチ
カウチソファーは、シェーズロングソファーとも呼ばれます。ストレートのソファーに足を伸ばすための座面がついており、深く背にもたれることでまるでベッドのようにリラックスしてくつろげるのが特徴。ストレートのソファーで寝ながらテレビを見る場合だと、テレビに対して横向きになる必要がありますが、カウチソファーであれば真正面を向いたまま画面を見られます。比較的サイズが大きめなので、広いリビング向け。コーナーを使ってソファーを設置したい場合にもおすすめです。
<ソファー カウチ ライト/IDEE>
出典:IDEE SHOP
おしゃれな家具やインテリア雑貨を取り扱うインテリアブランドIDEE(イデー)のソファーは、日本を代表する人気インテリアデザイナーの植木莞爾デザインです。スチール製の細く長い脚がスッキリと美しく、圧迫感が出がちなカウチソファーが軽やかに。フレームは強度をしっかりと保ちながらも薄く、クールでスタイリッシュなフォルムです。
コーナー
部屋の角に置いて使えるソファーで、L字ソファーとも呼ばれます。カウチソファーと同様に大型の家具なので、広めのリビング向けですが、大きいながらもスペースをより有効活用することができます。システムソファーと呼ばれるいくつかのソファパーツを組み合わせれば、フロアにぴったりのコーナーソファーが完成します。
<SURF/Molteni&C Dada>
出典:arflex
波を連想させるなめらかなラインが特徴的なデザインで、インテリアの主役になるソファーです。丸みを帯びたオーガニックなフォルムはモダンな印象ですが、どこか親しみがわくやさしい雰囲気も漂わせます。組み合わせられる種類は、カウチ、アームレスや片アームなど5種類で、自由にコーディネート可能。後ろ姿もおしゃれで美しい商品なので、部屋の壁から離して配置するのもおすすめです。
ソファベッド
背もたれを起こしておけばソファーとして、フラットにすればベッドとして使える便利なソファーです。一人暮らしで、ソファーもベッドも欲しいけど家具を置くスペースが足りないときや、急な来客が多い場合などにおすすめ。ちょっと横になりたい時は簡易ベッドとして使用できるマルチなソファーです。
<HABITAT SOFA BED/journal standard Furniture>
オーク素材のフレームにスチールの脚部が際立つおしゃれなデザインのソファーベッド。シングルサイズの本物のマットレスを使い、ベッドとしてもクオリティが高い点が人気です。ソファーからベッドへと簡単に座面を伸び縮みさせることができ、移動もラク。座面を縮めてコンパクトにソファー使いをしたり、座面を伸ばしたまま座敷のようにゴロゴロしたり、ベッドとして使用したりと、さまざまに場面に対応できる商品です。
ハイバック
背もたれが高く、頭や肩を支えてくれるハイバックソファーは、安定感や安心感のある座り心地。長時間テレビや映画を観たい人におすすめです。存在感があるので、空間の仕切りの役割も果たします。頭や背中が固定されすぎると逆に疲れてしまうため、体が沈み込みすぎない、適度な硬さのものを選びましょう。
<二人掛椅子ロング/karimoku>
出典:カリモク家具
後ろ姿や脚の形もおしゃれなデザインで、部屋の仕切りとしても使いやすいハイバックタイプの商品です。ひじ掛けが低めで弾力があるので、ソファーで横になりたい人におすすめ。人間工学から生まれたウレタンクッションを採用し、優れた体圧分散性と、高い耐久性を実現。使い始めの座り心地がいつまでも続くのが嬉しいポイント。