コーヒーメーカーは朝食やリラックスタイム、仕事の合間などいろいろな場面で活躍してくれる家電ですよね。しかしいざコーヒーメーカーを選ぶとなると様々なタイプがあり、売り場に行けばおすすめ商品だらけで悩んでしまう人も多いのではないでしょうか。そこで今回はコーヒーメーカーを探している方のために、タイプ別の特徴や選び方とおすすめの商品をご紹介します。
●コーヒーメーカーのタイプ別特徴
ドリップ式
ドリップ式とは、コーヒー粉にお湯を少しずつ回しかけてゆっくり蒸らしながらと抽出する方式のコーヒーメーカーです。手動でも小さなドリッパーで淹れることができますが、抽出状況を見ながら少しずつお湯を注ぐので時間がかかります。一方、ドリップ式コーヒーメーカーだとお湯の回しいれを自動でやってくれるので、いちいちお湯を自分で注ぐ手間が省けます。
ドリップ式(ミルなし)タイプ
ミルなしのドリップ式は最もスタンダードなタイプのコーヒーメーカーです。コーヒー粉をフィルターに入れたら自動でお湯を注いでくれるのを待つだけ。シンプルな機能なのでお手頃価格の商品も多くあります。シンプルな機能で手頃な価格の人気商品が多くあります。基本的な機能で十分という方におすすめです。
ドリップ式(ミル付き)タイプ
ミル付きのコーヒーメーカーであれば、淹れる直前に市販のコーヒー豆を粉に挽くことができるので、豆が酸化しにくく挽きたてのフレッシュなドリップコーヒーの香りを楽しむことができます。さっぱりさわやかな味がお好きな方なら粗挽き、ミルクを入れて飲む方なら中細〜細挽きで苦味・コクを強めに調整することもできるのでおすすめです。
全自動タイプ
豆をミルで挽いてからお湯で抽出するところまで全自動でできるコーヒーメーカーです。コーヒー豆と水をセットしておけば、あとは待つだけで挽きたてのコーヒーが飲めます。1〜2万円の価格帯の商品が多く価格は高めですが、香り高い挽きたてコーヒーが簡単に淹れられると人気が高まっています。ペーパーフィルターやステンレス製のものもあり、デロンギやパナソニック、シロカの商品が人気です。
エスプレッソ式
エスプレッソ式とは、挽いた豆に高い圧力をかけて短時間でコーヒーを抽出し、うま味だけを引き出す瞬時に抽出するコーヒーメーカーの方式です。すばやく少量を抽出するのでエグ味や雑味が少なく濃厚な味が特徴です。エスプレッソマシンは、家庭用でエスプレッソだけを抽出するシンプルな機能の商品もあれば、カプチーノなどミルクを使用したメニューが作れる多機能商品もあります。電気を使わず直火で1〜2杯を抽出できる商品もあります。自宅で本格的なコーヒーメニューを楽しみたい方におすすめの商品です。
カプセル式
1杯分のコーヒー粉が入ったカプセルからコーヒーを抽出することで、1杯ずつ淹れられる方式のコーヒーメーカーです。コーヒー粉を真空状態で密封してあるので、豆が酸化せず新鮮な香りをいつでも楽しめます。カプセルと水をマシンにセットしてボタン操作するだけなので、簡単にコーヒーを淹れられます。ネスカフェの<ネスプレッソ>や<ドルチェグスト>が有名ですね。コーヒーだけでなくフレーバーラテやミルクティー、抹茶ラテなど、さまざまなバリエーションを楽しめるマシンもおすすめです。
●選び方のポイント
容量
一般的なドリップコーヒーメーカーだと一回で5杯分程度が淹れられます。一人暮らしなら一杯だけ淹れられる小さいドリップコーヒーメーカーやカートリッジ式も便利でしょう。オフィスや家族が多いご家庭なら、容量の多い8〜12杯サイズもあります。容器がステンレス性で保温機能のあるタイプもあるのでまとめて淹れて時間をかけて沢山飲みたい方にもおすすめです。
フィルター
一般的には紙フィルターを使用するコーヒーメーカーが多くありますが、紙フィルター不要のメッシュフィルターを採用している商品もあります。ペーパーフィルターを使えば丁寧に濾過がされるのでえぐ味のないすっきりとした味わいのコーヒーに仕上がります。メッシュフィルターならペーパーフィルターのゴミが出ることもなく1杯あたりの費用も安く抑えられます。味はフィルターに比べてコーヒーの油分がカップに多く入るので、コクやとろみのある濃厚なコーヒーに仕上がります。ただ毎回洗うのが面倒な方は紙フィルターの方が便利かもしれません。好みに合わせて選んでみてください。
保温機能
保温機能についても、用途別に選ぶとよいでしょう。短時間の保温で良ければ、電気で容器を保温するタイプがおすすめです。一度に多く淹れて時間をかけて飲みたい方や、オフィスで使用するので長時間保温したい方には保温機能の高いステンレスボトルつきのコーヒーメーカーがおすすめです。水筒のように真空断熱構造や二重構造といった加工がなされているので、コーヒーを淹れてから数時間は最適な温度で保ってくれます。容器が密閉式で保温機能のあるタイプなら、香りも温度も淹れたてをキープしやすくおすすめです。サーモスの保温機能つきコーヒーメーカーが人気です。
お手入れが簡単か
お手入れが簡単なことはコーヒーメーカー選びでも重要なポイントです。コーヒーメーカーのお手入れを怠るとコーヒーオイルの酸化臭が付いてしまい、せっかくのコーヒーがおいしく味わえないこともあります。ポイントは給水タンク、フィルターと抽出部分、ミル部分の洗浄がしやすいかどうかです。商品によっては給水タンクが着脱できないものもありますが、水も淹れやすく衛生的に保ちやすい着脱可能なタイプがおすすめです。また、汚れやすいフィルターや抽出部分が洗いやすいかどうかも重要です。フィルターが外しにくかったり手を入れにくい形状のものは水垢やタンニンの汚れが溜まりやすいので要注意です。ミル搭載の商品の場合は、ミルの洗浄しやすさも確認しましょう。古いコーヒー粉がついたままだと、挽きたての香りを邪魔してしまいます。<ドルチェグスト/ネスカフェ>のようにカプセル式のマシンならフィルターを洗う必要もなくお手入れが非常に簡単でおすすめです。
●おすすめのコーヒーメーカー
ドリップ式(ミル付き)
<コーヒーメーカー NC-R400/パナソニック>
ミル付きのドリップタイプでおすすめなのは<コーヒーメーカー NC-R400/パナソニック>です。ミルは細挽き・中挽きの2種類が選ぶことができ、コーヒーの抽出にはマイルド・リッチ・アイスの3種類が選べ、好みの味にすることができます。ドーム部分にためた熱湯で一気に抽出しお湯がシャワー状に注がれることで、粉全体に熱湯がまわり、再びお湯をためるインターバルで粉を蒸らします。そうすることで手淹れしたような味わいを再現しています。黒とオフホワイトの色の組み合わせもかわいい、おすすめ商品です。
出典: パナソニック
ドリップ式(ミルなし)
<真空断熱ポット コーヒーメーカーECJ-700/サーモス>
ミルなしのドリップタイプでおすすめなのはこちらの<真空断熱ポット コーヒーメーカーECJ-700/サーモス>です。「マイコン蒸らし機能」でおいしくコーヒーを抽出。断熱ポットで有名なサーモスならでは保温力の高いポットなので、電源なしで保温ができポットを持ち運ぶことも可能です。手軽なサイズなのに0.63L/5カップ分の容量が保温可能。幅も15.5cmとスリム設計で、キッチンでもテーブル上でもスペースを気にせずに設置できます。中せんの構造はシンプルなので、外して簡単に洗うこともできます。シンプルでおしゃれなキッチンにも馴染みやすいデザインのおすすめ商品です。
出典:サーモス
全自動
<マグニフィカ ESAM03110B/デロンギ>
全自動式なら<マグニフィカ ESAM03110B/デロンギ>がおすすめです。<マグニフィカ> シリーズは、ボタン1つで豆から挽きたての香り高い本格コーヒーが楽しめる、デロンギの全自動コーヒーマシンのエントリーモデルです。価格.comの「コーヒーメーカー売れ筋ランキング」でも上位にくる人気商品で、ボタンを押すだけで本格的なエスプレッソやレギュラーコーヒー、カフェラテ、カプチーノなどの豊富なメニューバリエーションが楽しめます。コントロールパネルのつまみを回すだけで、抽出量や粉量(濃さ)を調整可能。また、抽出温度が4段階で設定でき、より自分好みの味にカスタマイズしたい人におすすめです。さらに「自動内部洗浄機能」により、使用前と使用後に水・コーヒーの経路を自動でクリーニングすることで、常にフレッシュなコーヒーを淹れられます。二重構造高性能ミルクフロッサーを使いスチームでミルクを泡立てれば、カフェで飲むようなふわふわミルクも簡単。エスプレッソの豆を挽くのに最適なコーン式グラインダーを採用し低速回転で豆を挽くため、摩擦熱が発生しにくく、アロマを逃さないというこだわりの商品です。
出典:デロンギ
エスプレッソ式
<エスプレッソ・カプチーノメーカーEC680M/デロンギ>
エスプレッソ式ならこちらの<エスプレッソ・カプチーノメーカーEC680M/デロンギ>がおすすめです。スタイリッシュでデザイン性の高いポンプ式エスプレッソマシンでミルクの泡立ても簡単。カプチーノやカフェラテなどの本格カフェメニューも、きめ細かいミルク泡立て機能により手軽に楽しめます。業務用マシンと同様のポンプ式で美味しいエスプレッソの抽出に最適な圧力を実現しています。15cmのスリムな横幅は置き場所を選ばないので、大きくなりがちなエスプレッソマシンのなかでもスリムでおしゃれなおすすめタイプです。
出典:デロンギ