インテリアコーディネートにおいて、カーテンの果たす役割は少なくありません。おしゃれなインテリアにしたいけれど、無数に種類があるカーテンの中からどうやって選べば良いのか分からない、という人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、インテリア実例をみながら、カーテン選びのポイントやコーディネートのコツなどをご紹介します。
カーテンの役目とおしゃれな部屋にするための選び方
ここではカーテン選びの基本についておさらいします。
・カーテンの生地は目的に合わせた機能性で選ぶ
カーテンにはインテリアのイメージを左右するだけでなく、防音、遮光、防炎、断熱など室内を快適にするための役割があります。たとえば、寝室に遮光、防音性能のあるカーテンを選ぶことで睡眠の質を向上することができるでしょう。
また、日中冷暖房を使うことが多いリビングに断熱性能があるカーテンをつければ、電気代の節約にも期待できます。ほかにも、西日が強く入る部屋には遮光カーテン、キッチンのコンロ横には防炎カーテンなど、つける場所に適した機能を選ぶと良いでしょう。
・おしゃれな部屋にするためのカーテンの選び方
カーテンを使っておしゃれな部屋にするためには、まず部屋の壁や床に使われているカラーや素材をチェックしましょう。壁や床をベースカラーとし、それに馴染むカーテンを選ぶことでインテリアに統一感が生まれます。
部屋を囲む壁、床、窓辺に統一感があれば、室内は落ち着いた居心地の良い空間になり、その後に配置する家具をぐっとおしゃれに見せてくれますよ。
おしゃれなカーテンインテリア実例~リビング編~
お客様を通すこともあるリビングのカーテンは妥協せずに選びましょう。
・リビングのカーテンインテリア実例①「日の光をたっぷり取り込む非遮光カーテン」
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おひさまをたっぷり取り入れるなら、非遮光タイプのカーテンを選びましょう。
目が覚めた後に朝日を浴びると体内時計が整うため、すっきりとした気持ちで一日を始めることができます。
フローリングのナチュラルなブラウンに、青みがかったイエローのカーテンはバランス◎。
主張し過ぎずおしゃれなインテリアにまとめてくれます。
・リビングのカーテンインテリア実例②「人気のボタニカルモチーフのカーテンでモダンに」
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濃いブラウンがベースカラーのリビングには、ボタニカルなテキスタイルをあしらったグリーンのカーテンがマッチ。植物をモチーフにしたテキスタイルは、北欧インテリアでも人気がありますね。
奥行きを感じさせる上質なカーテンは、室内にメリハリや立体感を演出してくれます。
・リビングのカーテンインテリア実例③「シンプルにまとめてカーテン周りに目線を集める」
家具が多い場合は、壁と窓の境目をカーテンで曖昧にして、空間を広く見せましょう。カーテンの主張が少ないぶん圧迫感がなく、カーテン周りのインテリアアイテムに目線を集中させることができます。
・リビングのカーテンインテリア実例④「深いブルーでメリハリのあるインテリア」
ブラックを効果的に使っているリビングなら、ダークなブルーのカーテンをアクセントにし、シックにまとめるのも素敵です。
広い面積で淡いカラーが連続すると、部屋全体がぼんやりした印象に陥りがち。カーテンに引き締めカラーを取り入れて、広い室内にメリハリをつけましょう。
・リビングのカーテンインテリア実例⑤「レースを手前につけて奥行きを楽しむ」
レースカーテンは外側、という固定概念を取り払えば、カーテンコーディネートの幅はもっと広がります。
ニトリのカーテンを外側にして内側にレースを取りつけたインテリアは、レースから透けるカーテンのカラーが優しく、全体的にあたたかみを感じさせてくれます。
購入したカーテンに飽きてきたらこのアイデアでインテリアをリフレッシュしてみるのもおすすめです。
おしゃれなカーテンインテリア実例~寝室編~
カーテンインテリアを工夫し、落ち着きのある寝室を演出できますよ。早速、見ていきましょう。
・寝室のカーテンインテリア実例①「淡いグレーで雰囲気のある寝室に」
寝室はベッドや衣類など、物が多いと言う人も多いのではないでしょうか?物が多い部屋には、壁とカーテンのカラーを合わせるのがおすすめです。
壁と窓をつなぐカラーの無地カーテンにすることで、全体的に調和のとれた空間ができ上がります。
・寝室のカーテンインテリア実例②「レースカーテンの柄を引き立てるマットな質感」
寝室に観葉植物をコーディネートしている場合は、グリーン寄りのカーテンもおすすめです。マットな質感のシンプルカーテンなら、レースカーテンの柄をより一層引き立ててくれますよ。
・寝室のカーテンインテリア実例③「非日常を演出するこだわりホワイトカーテン」
無難な印象のホワイトカーテンも、生地の質感やドレープ、丈にこだわることでこんなにおしゃれな印象になります。
平凡な部屋におさまりたくないなら、細部までこだわってカーテンを選び抜きましょう。
・寝室のカーテンインテリア実例④「明るいカラーで室内のトーンアップ」
壁や床などのベースカラーが暗いトーンの場合は、カーテンで室内の雰囲気を明るくするのがおすすめです。
室内に家具が多くない場合は、マスタードイエローやターコイズブルーなどハッキリしたカラーでメリハリをつけるのも効果的。
・寝室のカーテンインテリア実例⑤「テキスタイルはインテリアのアクセントに」
シンプルなおしゃれに仕上げるなら、モノトーンのテキスタイルがおすすめです。モノトーンなら大人っぽくインテリアを引き締めてくれます。
自分の好きなモチーフなど、思い切り趣味に走るのも楽しいですよ。
おしゃれなカーテンインテリア実例~そのほか編~
そのほかのカーテンインテリアもご紹介します。
・楽しい雰囲気が作れる子ども部屋のカーテンインテリアデザイン
子ども部屋のカーテンには、ポップで鮮やかなものが似合います。
何気ない日常風景を撮影しても、可愛いカーテンが映り込むだけでおしゃれな写真に仕上がるでしょう。
・パントリーのカーテンインテリアデザイン
パントリーの入口には、おしゃれな北欧デザインのカーテンをチョイス。マリメッコなどの特徴的な大きな柄はドレープを少なくして、平面的に見せるのがおすすめです。
柄をそのまま楽しめて、まるでマリメッコのドアがついているようですね。
・ワークスペースもカーテンでイメージチェンジ
ワークスペースやスタディスペースの小窓は、疲れた時に気分転換になるようなモチーフのカーテンを選ぶのがおすすめです。お気に入りのカーテンがあるだけでやる気が出そうですね。
・階段にカーテンをつけて省エネ対策にも
階段入口にカーテンをつければ、エアコンの省エネにもつながります。また、光を取り込むための階段窓にどうしてもカーテンをつけたい場合はミラー効果のあるレースカーテンをつけると良いでしょう。
ミラー効果のあるレースカーテンは、外からは室内が見えませんが、室内からは外の様子がレース越しに眺められるのでおすすめです。開放感を損なわずに外からの目線をシャットアウトすることができます。
・あえて柄を統一しない上級者テクニック
ひとつの部屋の中に違った柄のカーテンを使うのも、上級者として覚えておきたいテクニックです。イメージを統一し、カラーに共通点を持たせることで柄が違っても不思議とまとまりのあるおしゃれな雰囲気が演出できます。
おしゃれなカーテンでインテリアをおしゃれにチェンジ
カーテンインテリアデザインについてご紹介しました。今ある家具のままでもカーテンを変えるだけで、インテリアは大幅にイメージチェンジが可能です。
おうち時間が増えた今、より快適に過ごすためのカーテンに一新してみませんか?