素早く簡単・安全にお湯が沸かせて、お家や職場で重宝する電気ケトル。毎日使う家電だからこそ、こだわって選びたいですよね。店頭ではラインナップが非常に多く、どれがおすすめなのか、悩んだことのある人も多いはずです。電気ケトルはシンプル機能の商品が多いですが、選ぶ際には容量や洗いやすさなど注意すべきポイントがいくつかあります。そこで今回は電気ケトルの選び方やおすすめ商品についてご紹介します。
●電気ケトルの選び方
ここでは、電気ケトルを選ぶ際に注意すべきポイントをご紹介します。
洗いやすさ
お湯を沸かすだけとはいえ、毎日使用していればケトルの内側に水垢やカルキ(白い汚れ)が付いてきます。購入の際は、メンテナンス性も確認しておきましょう。内容器がフッ素加工されていて汚れが付きにくいものやフタが完全に外せて洗いやすいものなど、汚れにくく掃除がしやすい商品があります。衛生面が気になる人は、洗いやすさに注目して選ぶのがおすすめです。
温度調節・保温
電気ケトルは基本的には沸かしてすぐ使う用途のため、通常は保温機能や温度調整機能がありません。しかしメーカーによっては多機能つきの電気ケトルもあります。熱いお茶を続けて沢山飲みたい人は、保温機能付きのモデルを選びましょう。また、赤ちゃんのミルク作りや、茶葉の種類によって温度を変えたい人は、温度調節機能付きがおすすめです。
容量
市販されている電気ケトルの容量は600ml~1,200mlのものがほとんどです。その中でも800ml~1,000mlの電気ケトルは売れ筋です。たとえば800mlの電気ケトルであれば、お茶5杯(1杯:150ml)カップラーメン2杯(1杯:300~400ml)に対応できます。2〜3人の家族の日常使いとしては十分でしょう。一人暮らしで小容量でもよいという人なら、500 ml前後の商品もおすすめです。
素材
電気ケトルには大きく分けてステンレス・プラスチックの2種類の素材があります。プラスチックの電気ケトルは、ステンレス製に比べて軽く、リーズナブルな商品が多いのが特長です。ステンレス電気ケトルは比較的重たいですが、傷が付きにくく長期間使用しても見た目が美しいままでおしゃれなデザインの製品も多くあります。長く使いたいならステンレス製がおすすめですが、用途に合わせて選んでみてください。
電気代
ヒーターを搭載した電気ケトルは、ガスや電気ポットよりも短時間・低コストでお湯を沸かせます。機種によって差はありますが、朝晩1リットルずつを電気ケトルで沸かす程度で、在宅時間が長く一日に何度も沸かしたり常にお湯を用意しておくのでなければ、電気ポットよりも電気ケトルの方が電気代は安くすむのでおすすめです。
安全性
電気ケトルはガスよりも安全にお湯を沸かせるとはいえ、ものによっては使用中に熱い蒸気が出たり、本体が熱くなったりと、やけどに注意して使用しなければならない場合もあります。小さい子どもがいる家庭などでは、以下のような安全機能が付いている商品がおすすめです。
- 空焚き防止:容器に水が入っていない時は加熱されない
- 自動電源オフ:沸騰後に自動で電源が切れる
- 転倒ロック:ロックを解除するとお湯を注げる機能で、転倒しても中のお湯がこぼれにくい。
- 蒸気レス:熱い蒸気に触れてやけどをする心配が少ない
- 本体二重構造:本体が熱くなりにくいのでやけどの心配が少ない。保温性が高く中のお湯が冷めにくいというメリットも。
- 沸騰お知らせ音:沸騰後に放置しにくい。
- その他の注意点としては、子供の手の届かない場所で使用することや、満水目盛り以上に水を入れて沸騰時に湯が吹き出すような事故も起きているので、お湯の入れすぎに注意しましょう。
メーカー
電気ケトルのメーカーは沢山ありますが、最もポピュラーなのはティファールの電気ケトルです。店頭でも容量や機能別にラインナップが多く取り揃えられています。その他にタイガー魔法瓶、象印なども人気です。デザインを重視したいなら、デロンギやバルミューダ、ラッセルホブス、レコルトなどもおすすめです。
●おすすめの電気ケトル
大容量タイプ
<パフォーマ/ティファール>
電気ケトルのメーカー別販売シェアで13年連続No.1のティファール。そのティファールからWeb限定販売の「パフォーマ」をご紹介します。容量はたっぷり1.5Lでカップ10杯分のお湯がすぐに沸かせるので、ご家族の忙しい朝にもぴったり。いつでもすぐに使えるように、無駄を一切省いた軽さとシンプルな機能、スタイリッシュなデザインが魅力です。色がブラック/レッド・ホワイトの3色から選べるのも嬉しいですね。沸騰後の自動電源OFFや湯こぼれ防止機能がついた安心設計で、お子様のいるご家庭にもおすすめです。一杯分のお湯ならたった62秒で沸騰するパワフルさで、ほっとひと息つきたい時もコーヒ一杯分のお湯がたった1分で完成です。
出典:楽天
<PO-144WT/ドリテック>
こちらは1.7Lの大容量で、4人家族以上のご家庭だけでなくオフィス使いにもおすすめのドリテックの電気ケトルです。ワンタッチでフタが大きく開くので、水を入れるときやお手入れ時に便利です。取り出しができるフィルター付きで、注ぎ口からほこりが入りにくくフィルターは洗うことができます。水量を確認できる目盛り付窓があり水の入れすぎも安心ですし、湯沸かし中は青いランプが店頭しお湯が沸くと自動で電源が切れ、空焚き防止機能もついています。
出典:Amazon
洗いやすい電気ケトル
<蒸気レス電気ケトル わく子 PCK-A080/タイガー魔法瓶>
タイガー魔法瓶の「わく子PCK-A080」は蒸気を外に出さない「蒸気レス」機能を採用しており、高温の蒸気にふれることなく安心・安全に使用できる電気ケトルです。業界最速(2019年6月5日現在)となる約45秒でカップ1杯(約140mL)を沸とうさせる機能性を備えており、すぐに沸かしたいひとにもおすすめ。また、本体が熱くなりにくく、保温効果も高い「本体二重構造」を採用しているので、小さな子どもやお年寄りがいる家庭でも安心して使用できます。ワンタッチで簡単にはずせるフタは、本体直径と同じサイズなので、手を入れて内側をスポンジで洗うのも簡単です。洗いやすさはもちろん、スピード安全性も気になる人におすすめの商品です。
出典:タイガー魔法瓶
<ウォッシャブル/ティファール>
ティファールの「ウォッシャブル」は、その名の通り業界初の丸洗いできる電気ケトルです。広口で内側のスポンジ洗いがしやすいのはもちろん、家電なのにまるごと水につけてもOK。内側も外側も衛生的に保てます。さらにAg+配合の抗菌素材「マイクロバン(R)」を使用しており、プラスチック表面を清潔に保つ効果があります。その他にも充実の使いやすい機能が満載。お湯が沸くと自動的に電源オフして音と光でお知らせしてくれる空焚き防止機能や、ほこりが入るのを防ぐ注ぎ口カバー、取り外しができ簡単に洗えるフィルター、ひと目で容量を確認できる窓など、ティファールならではのこだわりに溢れた商品です。内側だけでなく外側の清潔さも気になる人におすすめです。
出典:ティファール
おすすめのおしゃれな電気ケトル
<カフェケトル/ラッセルホブス>
ラッセルホブスの「カフェケトル」はステンレスの鏡面仕上げが美しく、メタリックの電気ケトルで定番の商品です。10年以上前に生まれてからほとんど変わらぬデザインで完成された美しさと機能性があります。コーヒーポットのような細長い注ぎ口が特徴的で、注ぐ湯量を調節しやすく、普段使いはもちろん、コーヒーをドリップしたい時にも便利です。0.8、1.0、1.2Lの3種類の容量があるので、用途に合わせて選んでください。
ジャーポットのような保温機能はありませんが、ステンレス製の密閉に近い構造なので、自然保温力が高く、沸騰してから1時間後でも約70度までしか下がりません。もちろん空焚き防止機能付きで、沸騰してから約30秒後に自動的に電源が切れる安全設計です。シンプルで長く使えるデザインをお探しの人におすすめの商品です。
出典:ラッセルホブス
<アイコナ 電気カフェケトル/デロンギ>
デロンギの「アイコナ」はおしゃれな見た目だけでなく機能も充実。お好みの温度ボタンを押すだけで最適な温度で淹れるからよりお茶やコーヒーのおいしさを引き出します。設定された温度をヒーターの入り切りをしながら20分間保つため、慌てず落ち着いて茶器の準備ができます。(100℃設定時は除く)コンパクトながら容量1.0Lと家族にちょうど良いサイズで最小200mlなので、欲しいときに欲しいだけ沸かすことができます。本体にはステンレスを使用し高級感と耐久性を兼ね備えたメタルボディで、独特の凹凸感のある表面加工で存在感のあるデザインです。取手側には目盛のついた水量計があり、注水量が一目で確認できます。自動電源オフ、空だき防止機能もついて安心です。機能もデザインもこだわりたい人におすすめの商品です。
出典:デロンギ