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Tag:

アールデコ

インテリアデザインアールヌーボー

アールヌーボーとアールデコの違いとは?身近な例で紹介!

by twistdesign 2021年5月6日

フランス語で「新しい芸術」という意味を持つアールヌーボーと、「装飾的な芸術」という意味を持つアールデコ、名前は似ていますが、それぞれが違う芸術のジャンルです。普通に過ごしていると気づきにくいアールヌーボーとアールデコの違いを、分かりやすく身近な例でご紹介していきます。

■アールヌーボーとは?

アールヌーボー誕生の歴史とその特徴についてご紹介します。

・アールヌーボーの誕生

アールヌーボーは、19世紀末のヨーロッパ各地で広がった芸術運動です。産業革命以降、急速に成長した工業化により、全ての日用品が機械で大量生産されました。それにより機械で作れる簡素なデザインの、安価な粗悪品が庶民の生活を侵食していきます。そんな工業化の流れに抵抗する形で、機械には作れない装飾的なデザインを特徴とするアールヌーボーがヨーロッパ各地で大流行したのです。

・アールヌーボーの特徴

機械には作れない繊細な曲線を用いたデザインが特徴のアールヌーボー。有機物である花や植物などをデザインに多用しています。ミュシャや、ロートレックなどが代表的なアールヌーボーの芸術家です。他にもガラス職人であるガレなど多くの有名な作家がアールヌーボーの全盛期に生まれています。

■アールデコとは?

アールデコ誕生の歴史とその特徴についてご紹介します。

・アールヌーボーの誕生

アールヌーボーで職人の手作りの日用品などが溢れますが、美しい装飾の多い手作りの製品は一般庶民には高価でなかなか手に入れられませんでした。コストを抑えた日用品を庶民に届けるために、再度機械による量産スタイルが見直されることとなります。そこで機械が再現できるシンプルなデザインのアールデコというスタイルが誕生。アールヌーボーで装飾過多となった日用品から無駄な装飾を省き、シンプルな美しさ追求したのがアールデコです。

・アールデコの特徴

曲線と装飾を多用したアールヌーボーとは違い、アールデコは直線的で現実的なデザインが多く見られます。飾り気のないシンプルなデザインや、直線や形で作られる幾何学模様、原色の対比などが大きな特徴です。代表的なアールデコの建築作品はありますが、絵画において有名な芸術家は少なく、少しマニアックな存在になります。絵画方面には、機械的な装飾であるアールデコが浸透しなかったようです。

■わかりやすい!アールヌーボーの代表的な例

アールヌーボーを代表する様々なジャンルの例をご紹介します。

・装飾が絶対!の画期的なファッション

出典:楽天市場

アールヌーボーのファッションはひとことで言うと「装飾が命」。スタンドカラー、コルセットで締め付けた細いウエスト、膨らんだ袖に、フリルやリボン、柄など全ての装飾のカテゴリーを盛り込んだようなデザインがアールヌーボーファッションです。着ている本人は動きにくく苦しいかもしれませんが、見た目には豪華で美しく、うっとりするようなデザインが多く見られます。また、女性のファッションのあらゆる様式は、一定の周期を描いて再登場する慣わしですが、アールヌーボーのファッションだけはその周期の外側に存在する唯一無二の存在だったようです。

・自由曲線で描かれた有機物が美しい柄

出典:楽天市場

アールヌーボーの代表的な柄は曲線を多用した有機物(花や植物)を描いたものです。装飾に装飾を重ねた奥行きのある柄は、美しい色も特徴的。アールヌーボーの図案に見られる自由曲線は、当時は画期的でまさに新しい芸術そのものでした。

・生活に美を取り入れる美しい装飾の家具

出典:楽天市場

アールヌーボー全盛期は、それ以前の安価な粗悪品の家具からの脱却を果たし、芸術的な価値の高い家具が多く生み出されました。職人が手作業で仕上げた美しいデザインは緻密で精巧。機械では決して作れない美しさがアールヌーボー家具の魅力です。上質な素材で丁寧に作られた家具は世代を超えて受け継がれ、今でもアンティーク家具として人気があります。

・曲線と装飾に特化した絵画

出典:楽天市場

アールヌーボー芸術の巨匠ミュシャの作品は、曲線と有機物と装飾というアールヌーボーの特徴がふんだんに盛り込まれています。まるで機械化で失われた有機物の自然な美しさを絵画で表現しているようです。繊細で緻密なディテールと大胆な構図と配色は、当時パリ万博に来ていた日本の芸術家にも多くの影響を与えました。

・装飾と実用性を兼ね備えたアールヌーボー建築

アールヌーボー建築には過剰な装飾だけでなく実用性も高く評価されており、ヨーロッパだけでなく日本でもその技術が取り入れられています。

【東京駅】

日本にもアールヌーボー様式の建築が多く現存します。中でも東京駅は最も有名なアールヌーボー建築と言えるでしょう。東京駅は赤レンガと白い窓枠や柱のコントラストが美しく、芸術的にも価値がある建物です。駅舎内のレリーフや、天井の装飾など、アールヌーボーの様式美が随所に見られます。

【旧松本邸(西日本工業倶楽部)】

出典:旧松本邸公式HP

国指定重要文化財にも指定されている旧松本邸は、辰野金吾による設計です。辰野金吾は東京駅の設計も手掛けた有名な建築家で、この旧松本邸は日本でアールヌーボーを導入した早い例でもあります。

■わかりやすい!アールデコの代表的な例

アールヌーボーより目立った特徴が少ないアールデコですが、建築や柄などで私たちの身近に存在しています。

・シンプルで調和のとれた建築

アールデコ建築は、装飾至上主義のアールヌーボーよりも現実的で実用性の高いデザインです。シンプルで合理的な建物ですが、アールヌーボーの名残である曲線を上手に取り入れて芸術性においても高く評価されています。

【東京都庭園美術館】

 

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1983年に開館した東京都庭園美術館は、日本でも有数のアールデコ様式の美術館です。朝香宮夫妻の個人邸宅として使用されていたもので、玄関、書斎、食堂などの内装が、アールデコの本場フランスの美術家のルネ・ラリックや、アンリ・ラパンが手掛けています。

【エンパイアステートビル】

アメリカにあるエンパイアステートビルは、世界一有名なアールデコ建築物です。ニューヨークのシンボル的な存在のこのビルは1930年に建築されました。直線的でシンメトリーを意識したデザインは、アールデコ建築の典型とも言われています。エントランスやエレベーターの扉にいたるまで、直線的な幾何学模様がほどこされ、目立たない場所にもアールデコ装飾がされているのが特徴です。

・シンプルでモダンな柄

出典:楽天市場

アールデコの柄は現代の生活にもおしゃれに取り入れられるモダンなものが多くあります。直線的で幾何学的な模様ですが、レトロな可愛さも感じられるのが特徴です。その時代特有の大ブームであったアールヌーボーよりも、実生活において使いやすいのがアールデコの良さと言えます。

・今でも根強いファンをもつアールデコファッション

出典:楽天市場

アールデコの時代にはコルセットで締め付けて曲線美を強調したアールヌーボーとは真逆の、コルセットを外したローウエストの直線的なドレスが流行。その平坦なシルエットは、日本の着物の裁断方法が大きく影響したといわれています。また、リボンやフリル、レースなどの過度な装飾を全て取り除き、機能的でシンプルなデザインが好まれました。その後ダンスが流行する時代に入ると、シンプルで動きやすいドレスにスパンコールやビーズなどがあしらわれるようになります。その後も時代に合わせた進化を続け、今日に至るまでアールデコファッションに刺激を受けた多くのデザイナーが、当時を彷彿とさせるデザインのドレスを発表しています。

■アールデコはアールヌーボーによって生み出された

アールヌーボーとアールデコの違いについてご紹介しました。産業革命、芸術運動からブームとなったアールヌーボーなくして、現在に至るシンプルで合理的なデザインはありません。今私たちの身近にあるデザインが生まれた背景に目を向けると思わぬ歴史が隠れているかもしれませんよ。

2021年5月6日
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アールヌーボー

アールヌーボーとアールデコの違いを徹底解説!意外とわからないその特徴や定義とは?

by twistdesign 2021年1月13日

「アールヌーボー」と「アールデコ」という言葉を聞いたことがありますか?アートや建築、グラフィック、インテリア、家具、テキスタイルなどの様式をあらわすにおけるデザイン様式を表す言葉です。「アールヌーボー」と「アールデコ」は、言葉は似ていても全く異なるデザイン様式です。今回はそれらの違いについても見ていきましょう。

今回は、「アールヌーボー」と「アールデコ」の意味や歴史、そして、違いを徹底的に解説させていただきます。

●「アールヌーボー」と「アールデコ」の違い

まずは簡単に「アールヌーボー」と「アールデコ」の違いを説明させていただきます。

<アールヌーボー>

時期:19世紀末~20世紀初頭
場所:ベルギーやフランスを中心にヨーロッパで流行
デザイン:自由曲線
モチーフ:花や植物など有機的
雰囲気:装飾的で華やか
分野:建築、家具、工芸、絵画、グラフィックデザインなど多岐にわたる
意味:新しい芸術

<アールデコ>

時期:1910年代半ば~1930年代
場所:ヨーロッパおよびアメリカ合衆国(ニューヨーク)を中心に流行
デザイン:直線的
モチーフ:幾何学図形
雰囲気:機能的で実用的
分野:建築、家具、絵画、ポスター、工芸、ファッションなど多岐にわたる
意味:装飾美術

<アールヌーボーの由来>

「アールヌーボー」という言葉は、フランスの日本美術商サミュエル・ビングがパリに開いた画廊「メゾン・ドゥ・ラール・ヌーボー」に由来します。

<アールデコの由来>

1925年に開催されたパリ万国装飾美術博覧会の正式名称は「現代装飾美術・産業美術国際博覧会」(Exposition Internationale des Arts Décoratifs et Industriels modernes)で、その一部「Arts Décoratifs」から、「アールデコ博」と略称されていたことにちなみ、「アールデコ」と呼ばれるようになりました。

<アールヌーボーの概要と歴史>

アールヌーボーとは、フランス語で「新しい芸術」を意味し、19世紀末から20世紀初めにかけて、ヨーロッパを中心に広まり流行した芸術運動です。アールヌーボーは、その状況に対して、鉄やガラス中心とした新しい素材を使いながら社会や生活に芸術性を取り戻そうという動きでした。建築、家具、ファッション、工芸品、グラフィックデザイン、書籍、絵画、宝飾品、舞台にいたるまで、広範囲な装飾芸術として発展しました。

アールヌーボーの理論に影響を与えたのは、19世紀後半のイギリスに起こったアーツ・アンド・クラフツ運動でした。当時、産業革命によって大量生産の安価で質の低い製品が出回っていました。この運動はウィリアム・モリスが中心となって進め、産業革命による工業化を批判し、職人の技や中世の芸術を通じて生活の美化を推進しました。民衆の生活に溶け込むアーツ・アンド・クラフツ運動の思想が、ベルギーやフランスで、鉄やガラス中心とした新しい素材を使いながら社会や生活に芸術性を取り戻そうという動きにつながり、アールヌーボーに結実したのです。

アールヌーボーはその時代を象徴する装飾美術様式として認知され、1900年のパリ万博は「アールヌーボー展」とも呼ばれるほど、流行の頂点となりました。ヨーロッパ各地にも広まっていき、各国呼び方もさまざまで、イギリスでは「モダン・スタイル」ドイツ語では「ユーゲントシュティール」、イタリアでは「スティレ・リベルティ」、スペインでは「モデルニスモ」など、主な名称だけでも二十を超える数があると言われています。

アールヌーボーの特徴は、自然な曲線や曲面を用いることで装飾的に表現されていることです。また、花、草、蔦、昆虫など、有機物をモチーフにしていることが多く、階段の手すりや木製家具の形態としてそうしたモチーフが取り入れられたり、さらには壁に描かれることもありました。そのようなモチーフは、さらに抽象的な形態に簡略化され、自然を想起させるような自由な曲線によるデザインになることもありました。

また、美しい装飾的な表現が、当時流行していたジャポニズムの影響を強く受けていると言われています。アールヌーボーの絵画、建築、家具、ジュエリーなどのあらゆるデザインは、浮世絵に見られるようなアシンメトリーのレイアウト、花や植物、昆虫など自然をモチーフにしたゆるやかで曲線的な形状や構造など、華やかさが特徴です。

第一次大戦勃発による、社会の変化により、装飾性が高く大量生産に向かないアールヌーボーは時代遅れとなり、約20年で幕を閉じてしまいました。その後、流行は近代的な装飾様式のアールデコへと移行していくのです。

一度衰退したアールヌーボーですが、アメリカで1960年代にてアールヌーボー様式の建築の再評価がされ、その後、ヨーロッパ各地に眠っていたアールヌーボー建築が次々に発見されました。現代においても、アントニ・ガウディの建築物やアルフレッド・ミュシャの絵をはじめとするアールヌーヴオーの作品などが世界中人々を魅了しています。

<アールデコの概要と歴史>

アールデコという名称は、フランス語で「装飾美術」を意味し、アールヌーボーに代わり、1910年代半ばから1930年代にかけて流行したムーブメントです。アールデコは、シンプルで合理的な、幾何学図形をモチーフにした直線的で記号的な表現が特徴の装飾美術です。

1925年のパリ万国博覧会にて、アールヌーボーに次ぐ現代の様式(スティル・モデルヌ)を打ち立てることを目指し、建築、室内装色、ファッション、ポスター、映画など、幅広いジャンルのアールデコ作品が紹介されました。

実は当時、パリではアールデコはそれほど盛んになりませんでした。しかし、アメリカで第一次世界大戦の戦勝国アメリカで大々的に花開きます。1920年代のアメリカは「狂騒の20年代」と呼ばれ、高層ビルが次々と建てられ、自動車、映画、ジャズなど芸術や文化の面でも世界の中心となりました。アールデコ様式は、それらと結びついて流行し、インテリアやファッションなど都市生活者の生活スタイルを象徴するものとなりました。

ニューヨーク・マンハッタンで、アールデコ様式の代表的な建築物は、エンパイア・ステート・ビル、クライスラー・ビル、ロックフェラーセンターです。特にクライスラー・ビルはマンハッタンのシンボル的存在であり、アールデコ建築の最高傑作とも言われています。

アールデコと一言で言ってもスタイルは様々で、キュビズムの線と形、バウハウスのシンプルで合理的なデザイン、古代エジプトの装飾模様、アステカ文化の装飾、日本や中国などの東洋美術などの引用や影響が見られます。シンプルな中にも、クールで目を引くデザインが多いのが特徴です。色彩としては、金と銀や、赤と黒が多く使われましたが、金と銀の使い方は控えめで、金属は光沢のあるジュラルミンやアルミニウム、さらにコンクリートを覆う陶器製のタイルも重宝されていました。

アールデコは商業主義と切り離せないため、商業主義と芸術の結びつきを否定する美術界や建築界から軽視されるようになり、第二次世界大戦の勃発と、都市文化の衰退とともに、アールデコブームは終焉を迎え、流行が去ると過去の悪趣味な装飾と捉えられました。

従来の美術史、デザイン史では全く評価されることがなかったアールデコでしたが、1966年にパリで開催された「25年代展」以降、モダンデザイン批判やポスト・モダニズムの流れの中で再評価がされ始めました。特にファッション業界が世界的なリバイバルのブームを先導。その後、中東紛争によるオイルショックと経済混乱によって、アールデコは再度衰退。そして1980年代初頭にはポスト・モダンの建築家マイケル・グレイヴスやハンス・ホライン、そしてミラノのデザイナー集団メンフィスなどがアールデコを引用し注目されました。しかし、1990年代にミニマルリズムが流行することで失速。アールデコは20年周期で衰退と復活を繰り返しているのです。

<アールヌーボーのグラフィック・アート>


出典:Amazon
アルフォンス・ミュシャ[ジスモンダ]
本の表紙、雑誌の挿絵、宣伝ポスター、装飾パネル、新聞のタイポグラフィ、絵はがきなど、多くのグラフィック・アートにアールヌーボーは使われました。そのアーティストの中でも最も影響力があったのは、チェコのアルフォンス・ミュシャです。今では、日本で一番人気があるのではないかと思われるほど、展覧会が繰り返されています。

パリの街頭に貼り出されたヴィクトリアン・サルドゥの演劇「ジスモンダ」のミュシャ作のポスターは一夜にしてセンセーションを巻き起こしました。

その他、次のような著名なグラフィックアーティストが挙げられます。


出典:Amazon
・オーブリー・ビアズリー[The Climax]
イギリスのイラストレーター、詩人、小説家。最も独創的なアールヌーボーの芸術家の1人。挿画の対象に選んだ主題が不遜なもので論争を引き起こしたが、同時に称賛も浴びていた。

 


出典:楽天市場
・テオフィル・アレクサンドル・スタンラン[黒猫 Tournee du Chat Noir]
フランスのアールヌーボーの画家、版画家。スタンランの作品は現在、ロシアのエルミタージュ美術館やアメリカのワシントンDC州にあるナショナル美術館など世界中の多くの美術館に所蔵されています。

また、アーツ・アンド・クラフツ運動の一員であったチャールズ・レニー・マッキントッシュ、「ベルギーのミュシャ」と目されたアンリ・プリヴァ=リヴモン、クリムトが設立したウィーン分離派の一人コロマン・モーザー、生活や機能と結びついた新しい造形芸術の創造をめざしたドイツの分離派の創始者の一人フランツ・フォン・シュトゥックなどが挙げられます。

<アールデコのグラフィック・アート>

アドルフ・ムーロン・カッサンドル、シャルル・ルーポ、ジャン・カルリュは、アールデコ期ポスターの「三銃士」と呼ばれ、フランス広告界の支配者的存在でした。

 


出典:楽天市場
・アドルフ・ムーロン・カッサンドル[ノルマンディー号]

 

 

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・シャルル・ルーポ[Saint Raphaël]

 

 

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・ジャン・カルリュ[Peace for All]

 

<アールヌーボーの建築>

アールヌーボー運動の中心地であったフランスのナンシーとベルギーの首都ブリュッセルには数多くのアールヌーボー建築が残っています。また、ラトビアのリガにはヨーロッパ最大規模のアールヌーボー建築群があります。

 

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・アンリ・ソヴァージュ[マジョレル邸]@フランス・ナンシー

 

 

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・ヴィクトル・オルタ[オルタ邸]@ベルギー・ブリュッセル

 


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・ミハイル・エイゼンシュテイン[ユーゲントシュティール建築群]@ベラトビア・リガ

<アールデコの建築>

1930年頃のニューヨークの摩天楼(クライスラー・ビルディング、エンパイア・ステート・ビルディング、ロックフェラーセンターなど)が有名であり、一世を風靡しました。

 

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出典:Instagram
・ウィリアム・ヴァン・アレン[クライスラー・ビルディング]@アメリカ・ニューヨーク

<アールヌーボーと日本の関係>

アールヌーボーの芸術家たちは、日本の浮世絵から大きな影響を受け、それを作品に反映させていたと言われています。逆に日本では、アールヌーボーに触発され、橋本五葉や藤島武二ら日本の芸術家たちが創作活動をおこなっていました。

<アールデコと日本の関係>

アールデコはヨーロッパやアメリカで流行するとともに、日本にも伝わりました。アールヌーボー建築と違い、高い技術と費用を必要としないため、日本でもアールデコ様式の建築物がいくつか作られました。旧帝国ホテルはアメリカの建築家フランク・ロイド・ライトによる設計でした。現在は愛知県犬山市の明治村に中央玄関部分だけ移築されて残っています。

●おわりに

アールヌーボーとアールデコの違いについて紹介させていただきました。簡単にまとめると「アールヌーボー様式は曲線的・アールデコ様式は直線的」というのが一番でしょうか。共通する点は、どちらも短い期間に大流行し、一気に廃れたことです。そして、どちらもリバイバルによって再度注目を浴びました。

興味を持たれた方は、是非、本などでアールヌーボーとアールデコのより詳しい内容を勉強していただければと思います。

2021年1月13日
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