ペットを飼っていると、可愛い反面、臭いが気になることがあります。特に室内飼いの場合、ペットのニオイが家中に充満してしまうことがあり、自分自身や訪問者にも不快感を与えてしまいます。ニオイを取り除くために消臭剤を使うこともできますが、市販のものには化学物質が含まれている場合があるため、ペットや家族の健康を損なう可能性があります。
そこで、この記事ではペットのニオイを消すためにおすすめ消臭術を紹介します。家にある身近なものでできるものから、専用の消臭グッズを使うものまで、さまざまな方法があります。これらの方法を活用することで、ペットのニオイを取り除き、快適な生活を送ることができます。ただし、ペットの健康を害することのないよう、使用方法や注意点をしっかりと理解してから行うようにしましょう。
1. サンスター QAIS-air-04A1J
出典:amazon.co.jp
ペットのニオイ消しとして、まず初めにお勧めしたいのが「サンスター QAIS-air-04A1J」。
この除菌脱臭機は、ペットのトイレ臭に着目した新しい光触媒技術を採用しています。アンモニア(トイレ臭)は、空気よりも軽く上昇する性質がありますが、この除菌脱臭機はペット用トイレなどニオイが気になる場所の上に設置することで、すばやくニオイをキャッチし脱臭することができます。壁に掛けることで、ペットの生活導線を邪魔せず、毛も絡みにくいため、ペットが誤作動を起こしにくいです。
また、この除菌脱臭機は、UV光と光触媒技術を使用しているため、オゾンや薬剤を放出せず、菌・ウイルス・ニオイの原因物質を抑制することができます。さらに、来客時やニオイが気になる時には、「MAXモード」機能を使ってパワフルな脱臭を行うことができます。
フィルター交換が不要でお手入れが簡単なので、ランニングコストも抑えることができます。以上のようなメリットがあるため、「サンスター QAIS-air-04A1J」はペットのニオイ消しおすすめ消臭術の1つとして人気があります。
2. 炭を使った消臭
「炭を使った消臭」とは、天然炭を主成分とした消臭剤を使う方法です。炭は、微細な穴が多く含まれており、これらの穴にニオイの原因となる成分を吸着することができます。ペットのニオイ消しに最適なのは、竹炭です。竹炭は、細かい穴が多いため、強い吸着力を持っています。
竹炭を使った消臭方法は、比較的手軽に行うことができます。炭を適量用意して、ペットがいる部屋に置くだけでOKです。また、竹炭を袋に入れて、クローゼットや靴箱などに入れる方法もあります。この方法は、空気中に浮遊しているニオイだけでなく、衣服や靴などに付着したニオイも吸着してくれます。
竹炭は、一度使い終わったら、太陽の光を浴びるか、電子レンジで加熱することで、再利用することができます。また、竹炭自体が自然由来のもので、無害であるため、ペットや人間にも安心して使用できます。ただし、吸着力は長期間使用すると落ちるため、定期的に入れ替える必要があります。
炭を使った消臭方法は、手軽で経済的なのが特徴です。また、炭の自然な素材感がインテリアにもマッチし、無臭であるため、他の消臭剤とは異なる魅力があります。ただし、吸着力が限られているため、特に強いニオイには効果が限定的かもしれません。
3. アルコールスプレー
「アルコールスプレー」とは、消臭・除菌目的でアルコール成分が含まれたスプレーのことです。アルコールの消臭効果は高く、ニオイの元となるバクテリアやカビ、ウイルスなどを殺菌するため、室内のニオイ対策に効果的です。一般的なスプレータイプの他、スプレー缶タイプや消臭力が強化されたペット用の商品も販売されています。
ただし、アルコール成分が多く含まれるため、使用時には換気を十分に行い、ペットが近くにいない状態で使用することが重要です。また、アルコールの刺激が強く、敏感なペットには刺激が強すぎる場合がありますので、使用量や頻度には注意が必要です。
4. レモンやライムの皮
「レモンやライムの皮」は、天然の消臭剤として効果的です。柑橘類の皮には、ペットのニオイを中和する働きがある成分が含まれています。また、レモンやライムの爽やかな香りは、リラックス効果もあり、空気を清新にしてくれます。
使い方はとても簡単です。レモンやライムを食べた後に残った皮を、ペットのいる部屋に置いておくだけでOKです。あるいは、皮を細かく切ってボウルに入れ、水を加えて加湿器の中に入れることで、さらに効果的な消臭効果が得られます。
また、レモンやライムの皮は、自然素材であるため、ペットや人に優しいというメリットもあります。人工的な化学物質が含まれていないので、安心して使用することができます。
注意点としては、ペットが皮を食べてしまうと危険な場合があることや、長時間放置するとカビが生える可能性があることです。また、皮を使う場合でも、定期的に掃除を行い、部屋を換気することが重要です。
以上のように、レモンやライムの皮は、天然の消臭剤として、手軽かつ効果的にペットのニオイを消すことができる方法の1つです。
5. クエン酸
「クエン酸」は、果物や野菜などに含まれる有機酸の一種で、強い酸味を持ちます。また、強い殺菌作用や抗菌作用があり、消臭効果もあるため、ペットのニオイ消しに効果的な成分として知られています。
クエン酸は、市販の消臭スプレーや洗剤にも含まれており、ペットのニオイ消しにもよく使われます。具体的な使い方としては、クエン酸を水に溶かしてスプレーに入れ、ペットの寝床やトイレ周り、ペットがよくいる部屋などに噴霧する方法があります。また、洗濯時に洗剤と一緒にクエン酸を入れることで、ペットの衣類やベッドカバーなどの臭いを取り除くこともできます。
ただし、クエン酸には強い酸性があるため、使用量や濃度には注意が必要です。また、ペットが直接舐めたり食べたりしないよう、使用後はよく水で洗い流すことが大切です。
6. フロアクリーナー
「フロアクリーナー」は、床やカーペットなどの清掃に使用される洗剤で、ペットのニオイ消しにも効果的なアイテムです。一般的なフロアクリーナーには、消臭成分が含まれているものもあります。
フロアクリーナーの使い方としては、床やカーペットに直接スプレーし、ブラシやモップなどでこすり洗いする方法があります。また、スチームクリーナーと併用することで、より効果的にニオイを消すことができます。スチームクリーナーは高温の蒸気を出し、汚れを浮かせることで、ニオイや菌などを除去する効果があります。
まず、床面やカーペットを掃き出し、フロアクリーナーをスプレーして、均等に広げます。フロアクリーナーは、製品によっては濃度が異なるため、使用前には必ず取扱説明書を確認し、正しい使用量を確認してください。
その後、ブラシやモップを使って、床面やカーペットをこすり洗いします。このとき、力を入れすぎず、やさしくこするように心がけましょう。スチームクリーナーを使用する場合は、フロアクリーナーを塗布した後、スチームクリーナーで蒸気を出しながら床面やカーペットを拭き上げます。
洗い終わったら、床面やカーペットを十分に乾かします。特にカーペットの場合は、完全に乾かすために時間がかかるため、換気扇を回すなどして乾燥を早めると良いでしょう。
7. アップルサイダービネガー
「アップルサイダービネガー」は、酢酸とリンゴ酸を含む、リンゴの果汁から作られた酢です。ペットの体臭やオシッコのニオイを消臭する効果があり、ペットのニオイ消しに効果的な自然な消臭剤として知られています。
アップルサイダービネガーを使ったペットのニオイ消し方法は、スプレーと洗濯の2つの方法があります。
スプレーの場合は、アップルサイダービネガーと水を半々に混ぜたものをスプレーボトルに入れて、ニオイの気になる部分にスプレーしてから乾いた布で拭き取ります。
洗濯の場合は、普段使っている洗剤と一緒にアップルサイダービネガーを入れて洗濯機で洗濯します。ペットの寝具やタオル、カーペットなどを洗えば、ニオイを取り除くことができます。
ただし、ペットが傷ついている場合は使用しないように注意してください。
8. エッセンシャルオイル
「エッセンシャルオイル」を使ったペットのニオイ消し方法は、ディフューザーやスプレーなど、いくつかの方法があります。ただし、ペットに直接使う場合は、安全性に十分注意する必要があります。
エッセンシャルオイルには、ティーツリーやレモングラス、ラベンダーなどのオイルがあり、これらはペットの体臭やオシッコのニオイを消臭する効果があります。
ディフューザーを使う場合は、適量のエッセンシャルオイルをディフューザーに入れ、ペットのいる部屋に設置します。スプレーの場合は、適量のエッセンシャルオイルを水に混ぜ、スプレーボトルに入れて、ニオイの気になる部分にスプレーします。ただし、ペットが傷ついている場合や、ペットが舐めることができる場所には使わないように注意してください。
また、ペットに使う場合は、必ず専用のペット用エッセンシャルオイルを使用し、適量を守るようにしてください。過剰に使うと、ペットの健康に悪影響を与える場合があるため、注意が必要です。
9. 一方次亜塩素酸水(酸性電解水)
一方次亜塩素酸水、または酸性電解水は、ペットのニオイ消しに効果があると言われています。この水は、水と塩を電気分解することで作られるもので、安全で環境にやさしいため、ペットのいる家庭でも利用されています。
一方次亜塩素酸水には、強力な酸化力があり、菌やウイルス、カビなどの微生物を殺菌・消毒する効果があります。このため、ペットの体臭やオシッコのニオイを消すことができます。
使い方は、市販の一方次亜塩素酸水をスプレーボトルに入れ、ニオイの気になる部分にスプレーします。また、ペットの寝具やタオル、カーペットなども同様にスプレーして使用することができます。
一方次亜塩素酸水は、安全で環境にやさしいため、ペットが舐めてしまっても健康に影響を与えることはありません。ただし、高濃度のものを直接舐めると、ペットの口や消化器官に刺激を与える可能性があるため、使用する際には市販のものを選び、使用上の注意を守るようにしてください。
10. 濡れタオルを振り回す
ペットのニオイが壁や天井に染み込んでいる場合、通常の換気だけでは完全に消すことができません。このような場合、濡れタオルを使って壁や天井に向かって振り回すことで、ニオイの原因となる汚れを吸い取ることができます。この方法は、ペットが放つニオイだけでなく、タバコの煙や料理の臭いなどにも効果があります。1~5分程度で十分な効果が得られます。
濡れタオルにアロマオイルを含ませることで、より効果的にニオイを取り除くことができます。ただし、アロマオイルはペットに有害な場合があるため、ペットが舐めたり飲んだりしないように注意が必要です。また、タオルを振り回すときに力を入れすぎると、壁や天井を傷つけることがあるため、優しく行うようにしてください。
おわりに
ペットのニオイを消すためにおすすめの消臭術10選を紹介させていただきました。
市販の消臭スプレーや芳香剤に頼らず、手軽に実践できる方法も多く含まれています。しかも、多くは天然成分を使っているので、ペットが舐めても安心です。また、家庭にあるものを使っている場合、低コストですみます。
ペットのニオイに悩む飼い主の方は、是非この記事を参考にして、犬・愛猫との暮らしを快適にするために、消臭効果抜群の方法を実践してみてください。